最高のご飯炊き用土鍋「かまどさん」がやってきた
ご飯を炊く用の炊飯土鍋「かまどさん」をご存知ですか?
我が家は炊飯器ではなく鍋でご飯を炊いているのですが、これまで使っていた鍋がいよいよ古くなり、水が漏れ出したりしていたので新しいご飯炊き用の鍋を購入することにしました。いろいろ店を回ったりして見つけたのが「かまどさん」です。
かまどさんは、伊賀焼の土鍋で三重県の「長谷園」さんが製造しています。「下準備をして火にかけたら、火加減いらずで美味しいご飯が炊ける!」という触れ込みに一目惚れして買ってしまったというわけです。
土鍋でご飯を炊くって、なんだか難しそうな印象がありますよね。火加減が・・・とか、蒸らしが難しい・・・とか。それが、かまどさんではさくっとカンタンに炊けてしまうのです。普段、ほとんど料理をしない私でも炊ける手軽さ。なのに土鍋で炊いた美味しいご飯が味わえる。そう、最高なのです。
- 最高のご飯炊き用土鍋「かまどさん」がやってきた
- さぁ炊くぞ!その前に・・・初めて使うときは「目止め」をします
- 炊き方:中強火で10分くらい
- 最高に美味しい!かまどさんで炊いたご飯を食べる!
- 使用後はささっと洗って乾燥させましょう
- 強いてデメリットを上げるなら・・・
- 便利さを取るか、ご飯の美味しさを取るか、それとも両方持つ?
かまどさんで炊くごはんはなぜ美味しい?
かまどさんの紹介文を見てみると、かまどさんで炊いたごはんがなぜ美味しいのかという理由が書かれていました。
- 遠赤外線効果の高い釉薬(うわぐすり)を使うことで、お米の芯まで熱が通る
- 伊賀の粗土で焼いた土鍋は木のおひつと同じように「呼吸」するのでご飯がべとつかない
- 肉厚に作っているので熱を蓄え、保温もばっちり
- 二重ふたにしているので、圧力をかけて吹きこぼれもない
なるほど、焼き物ならではの土の性質や土鍋の構造が美味しく炊ける秘訣になっているんですね。なにより「火加減いらずで、かまど炊きのようなふっくら美味しいご飯が炊き上がります。」という紹介文に胸が躍ります。
さぁ炊くぞ!その前に・・・初めて使うときは「目止め」をします
かまどさんを購入して、初めて使う前に「目止め」という作業を行う必要があります。これは、土鍋でおかゆを一度炊いて、お米のでんぷん質で土鍋の細かい気孔を埋め、水漏れしないようにするためです。
茶碗一杯分の冷ご飯でおかゆを作ったあと、1時間ほど置いておかゆを水で洗い流すことで目止めが完了します。「かまどさん」が自宅に届いてすぐにご飯を炊きたい!という気持ちをぐっと抑えて、初日は粛々と目止めの作業を行いましょう。ご飯を美味しく炊くための儀式なのですね・・・
炊き方:中強火で10分くらい
ということで、目止めが完了したら、いよいよかまどさんでご飯を炊きます!炊き方の流れを簡単にまとめてみました。
- お米を研ぐ
- 5分ほど水切りをする
- 米の量に従って必要な量の水を入れ、20分浸水する
- かまどさんをコンロに置き、中強火でGo!
- 火を止めたら20分蒸らす
- 炊けました!
手を動かす時間はお米を研ぐときと水を入れるとき、かまどさんに火をかけるときくらいで、意外と楽ちんで、普段家事をしない私でもできました。
1.お米を研ぐ
電気炊飯器で炊くときと同じように、お米を研ぎます。ここは特に変わったところはありません。思いのままに研ぎましょう!
2.5分ほど水切りをする
米の量に応じて必要な水の量が決まっているのですが、正確な量にするため、お米を研いだときに米に残っている水分を取り除く「水切り」をします。ザルにあげて5分ほどおいておきます。
3.米の量に従って必要な量の水を入れ、20分浸水する
米の量に応じて、水の量が決まっているので、ここは計量カップではかって入れています。1合だとお水が200cc。2合ならその2倍で400cc、3合なら3倍なので600ccとなります。お米に水を入れたら、そのまま20分浸したままにします。
かまどさんに直接入れてしまってもいいようなのですが、あまり長時間かまどさんの中で浸水しているとお鍋によくないようなので、我が家ではボールで浸水しています。
4.かまどさんをコンロに置き、中強火でGo!
水に浸けて20分経ったら、いよいよかまどさんでご飯を炊きます!コンロに置いて点火!火加減は中強火のままでOK。大体10~12分ほどすると外蓋の穴から蒸気が勢いよく吹き出してきます。それを確認したら、1~2分後に火を消します。
5.火を止めたら20分蒸らす
火を止めて20分じっくり蒸らします。ただただ放置。
6.炊けました!
これで炊き上がり!
最高に美味しい!かまどさんで炊いたご飯を食べる!
そして炊き上がったご飯がこちら!!
一口食べてみると笑っちゃうくらい美味しい!我が家はこれまでも鍋でご飯を炊いていたので、炊飯器より美味しいんじゃないかな?なんて思っていたのですが、これまで鍋で炊いてきたご飯より美味しく炊けています。
美味しいご飯について「お米が立っている」という表現を使いますが、まさにこれが「お米が立っている」状態なんだなと思いました。固すぎずやわらかすぎず、水気もちょうどいい具合。これまでの鍋で炊いていたご飯とはまるで違いました。あまりに感動しておかずなしでご飯が進んでしまう。ご飯でご飯が進むってなにごと?
結構アバウトにやっても炊けちゃうのも強みかも
ちなみに、我が家ほぼ毎日かまどさんでご飯を炊きますが、火を止める時間は毎回まちまちというか「だいたいこれくらいかな?」という感覚でやってます。それでも基本的には失敗していません。結構アバウトですが大丈夫。私は料理はほとんどやりませんがかまどさんでご飯を炊くことはできます。普段料理をしない人間でもできるくらい、簡単に炊けるんです。
使用後はささっと洗って乾燥させましょう
ご飯を炊いた後は普通に水洗いでOK。ただ、土鍋なので長時間のつけ置きはNGです。釉薬のおかげかお米もこびりつかずにさらっと洗えます。洗った後はよく拭いて、鍋底を上にしてよく乾かしましょう。普通の洗い物と大きく異なる点はないですね。
炊飯用の土鍋ということで、ちょっと構えていた部分もありましたが、使ってみると案外カンタンにご飯が炊けちゃいます。しかも美味しい。
強いてデメリットを上げるなら・・・
ここまでいいことばかり書いてきたので、デメリットになると思う部分を上げてみます。
- 重い、大きい
- 当然ですがタイマー機能がないので出掛ける前にご飯を炊く予約はできない
- ご飯を炊いている間はコンロが一口占拠されてしまう
というところでしょうか。
3合の土鍋なので重さは3.5キロ。サイズも直径25センチ、高さ18センチとなかなか存在感のある大きさ。女性だと重さが気になる、という方もいらっしゃるかもしれません。あとは土鍋で大きさもあるので、収納する場所もスペースを取ってしまいます。
また、火加減不要とはいうものの、10分以上コンロで火にかけないといけません。普段から炊飯器のタイマー機能を使われている方には不便に感じる点かも。
火を止めるタイミングも結構アバウトなので「いつ止めたらいいんだ!」と気になる人は気になりますかね。火を止めるのを忘れたら焦げるし(何度か火を消し忘れて焦げ焦げご飯にしてしまいました・・・)。
電気炊飯器の便利さ・効率さには勝てない部分です。この辺の電気炊飯器の便利さを重宝している方は、かまどさんを使うことに不便さを感じると思います。
不便なところは不便なのですが、使ってみると案外慣れてしまうもので、今ではまったく違和感や不便な感じなく、かまどさんでご飯を炊いています。
便利さを取るか、ご飯の美味しさを取るか、それとも両方持つ?
我が家は元々鍋でご飯を炊いていたので、かまどさんの導入もスムーズに行うことができました。電気炊飯器を使っていた方が土鍋に切り替えるのは、なかなかハードルが高いかもしれないです。忙しい日などは電気炊飯器、時間に余裕があるときはかまどさんで炊く、なんていう使い分けをするのがいいのかなー、と個人的には思います。両方使ってみて、かまどさんでご飯を炊くのがご自身の生活スタイルに合うかどうか見てみるのも一つかと。
我が家はかまどさんにして一段と美味しいご飯が食べられるようになって満足してます!ご飯が美味しいとうれしいですね!
最近は全自動炊飯のかまどさんも登場しているんですよね・・・未来か!