神宮外苑前、闇に浮かぶ絵画館を撮る
カメラを持って明治神宮外苑へ行ってきました。JR信濃町駅から徒歩で5分ほどの場所にある「聖徳記念絵画館」を中心として国立競技場、神宮球場などが建設され、明治神宮に奉献されたことで「明治神宮外苑」と呼ばれています。
まずは明治神宮外苑のシンボル「聖徳記念絵画館」の夜景から。万成花崗岩の使われた外装がライトアップで浮かび上がります。左右対称、そして手前の堀に鏡のように写る、シンメトリーの美しい姿。広角レンズで堀の手前から狙いました。植え込みがあるので三脚のエレベーターを伸ばして絵画館が水面に鏡のように写るポイントを収めています。
堀の手前に植え込みがあるので、水面に写る絵画館に植え込みのシルエットが重ならないようにするのがなかなか一苦労。こちらのアングルは絵画館のドーム部分が植え込みにかかってしまいました。
それにしても美しい建築物。さすが国の重要文化財。昼間に見る絵画館もステキですが、夜の闇の中、ライトアップで浮き上がった絵画館はより一層雰囲気があります。
絵画館の向かい側、もう一つのシンメトリー
絵画館を背にして、反対側には国旗掲揚台と一対の麒麟の像。これまた見事なシンメトリー。シンメトリーは写真の構図として撮りやすく、被写体の美しさが引き出されるような気がします。構図を探していてシンメトリーを見つけるとちょっと嬉しい。
紫がかった夜の空と立ち込める雲をバックに立つ一対の麒麟。うん、カッコイイ。あとはもう少しカッコよく撮ってあげたかった・・・!
広場になった国立競技場
東京オリンピックに向けて新たに建築されることになった国立競技場。元々国立競技場のあった場所はパネルで囲われているのですが、一部透明のパネルになっている部分があり中を見ることができました。あの広い国立競技場が跡形もなく消え、新宿の高層ビルが見えていました。今しか見られない風景ですね。
静かなイチョウ並木
ぷらぷらと外苑エリアを歩いて、イチョウ並木へとやってきました。紅葉のシーズンには朝から晩まで多くの人で賑わう外苑前のイチョウ並木ですが、葉が落ちた冬の夜にはほとんど人がいません。道を挟んだ反対側、新たにオープンしたハンバーガーレストラン「シェイクシャック」には数十人の行列ができていましたが。美味しいお店に季節や時間は関係ないのです。
今は葉が落ちたイチョウの木が、今年の秋にまた黄色く美しい姿を見せてくれるのでしょう。またその美しい黄色の葉を撮らせてくださいね。
季節や時間帯によって表情を変える神宮外苑
黄葉の見頃を迎えた秋、夜明け前の神宮外苑の写真です。人が少なく写真が撮りやすい時間帯。
初夏のイチョウ並木でポートレート撮影会。歩行者天国になった車道のど真ん中で写真を撮ってもOKでした。
いちょう祭りの時期の外苑前はものすごい人出!それだけ美しいイチョウが楽しめるのですが・・・