ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

ネコと夜景とビール

小型で高性能、子育て中の写真撮影にピッタリ。ニコンのミドルクラス一眼レフ「D7500」を購入しました!

2017年に発売された、ニコンの中級モデルのデジタル一眼レフ、D7500を購入しました! 発売前は賛否両論を呼んだスペックの機体ですが、実際に使ってみると使いやすくてとてもいいカメラです!入門機からのステップアップや、D7000番台を使用していた方の買い替え機に向いている機種です。

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ニコンD7500の外箱

D7500がやってきたぞ!

 

ニコンの2017年新型一眼レフ「D7500」を購入しました!先代のD7100を使用して3年半、そろそろ新型への買い替えも検討しようかな、というタイミングで発売が発表されたD7500。ニコンのDXフォーマットのフラッグシップである「D500」の性能を受け継ぎつつ、小型軽量化を実現したという姿に惹かれ、購入とあいなりました。

 

私が撮影する被写体は主に「野良ネコ」「夜景」「ビールやレストランでの食事」「街歩きでのスナップ」そして「家族」。昨年子供が生まれて子どもの写真を撮ることが格段に増えました。

 

ただ、家族で外出するとなると息子くんの食事や着替えなど、荷物が増えてしまいました。出かける際にカメラはもちろん持っていくのですが、もう少し小さくて軽くなるといいなぁ、なんて思うわけです。でも中級機以上の性能はやっぱり欲しい。そんな中、高性能×小型軽量を売りにするD7500は、私の求めるものにピンポイントで合致したのでした。

 

発売後、D7500の売上は好調のようで、買った私としても嬉しい限りなのですが、発売前はD7500のスペックに対してネット上を中心に賛否両論、いや、否の声の方が多かったような状況だったと記憶しています。

 

普段は新商品は少し様子を見てから購入するタイプの私ですが、珍しく発売日と同時にD7500を購入しました。正直「大丈夫かな・・」という不安もなきにしもあらずでしたが、結果購入して大満足しています。

 

この記事をご覧いただいている方の中にもD7500の購入を検討されている方もいらっしゃるかと思います。私なりに購入から使用しての感想を書いてみますので、ご参考になれば幸いです。

 

購入はマップカメラさん。初回予約特典をゲット!

今回は発売日前にマップカメラさんで予約して、購入することにしました。初回の予約特典はなんと128GBのメモリーカード。ありがたやありがたや。

 

ファーストインプレッション:軽い!小さい!持ちやすい!

D7500のボディは小さめで持ちやすい

マップカメラさんから到着したD7500。仕事から帰ってきて開封の儀もすっ飛ばして、持ってみた感想は「軽い、小さい、持ちやすい・・・」。D7100を使っていたときの感覚で持つと、一回りくらい小さく感じます。

 

また、グリップの部分が深めになっていて、しっかりと握れる感覚。奥さんに持ってもらっても「軽い!」と驚いていましたし、カメラの握ったときのフィット感はこれまでのD7100よりも持ちやすいという感想でした。それほど大きくない女性の手にもしっかりフィットしていたので、女性にも使いやすいカメラという印象です。

 

また、小さく軽いということで、子育て中の撮影にも使いやすいというのが育児中男子の感想だったりします。子供を連れて出かけるときに、小さくて高性能なカメラというのは何よりうれしいもの。 

 

持ち歩きにも負担が少なく、スナップカメラとしてもとても有力。それでいてミドルクラスの性能を誇るのですから、思わず最強のスナップカメラ候補、なんて書いてしまった次第です。でも、使ってみてその思いは間違っていないと感じたのも事実です。 

シングル化したカードスロットは、撮影スタイル次第

D7500のシングルスロット

発売前にスペックが発表されて、多くのカメラフリークから相当ブーブー言われていた内のひとつが、カードスロットのシングル化。私が使用していたD7100をはじめ、これまでのニコンの中級機はSDカードを2枚挿すことができるダブルスロットでした。

 

ただ、ここは撮影の方法やスタイルによると考えています。私はrawデータのみで記録していたのと、1回の撮影でせいぜい500枚程度の撮影なので、32GBのSDカードが1枚あれば足りてしまうんですよね。しかも今回はマップカメラさんの予約特典で128GBのSDカードがついてきました。128GBあれば、rawデータでも2000枚はゆうに記録できるサイズなので、シングルスロットでも十分すぎるほど。

 

他にもバッテリーグリップに非対応など、小型軽量化を実現するために思い切っていろいろな部分をカットしています。個人的にはDXフォーマットのD500との差別化をして、かつDXフォーマットの絶対的なフラッグシップはD500なのだ、というニコンの姿勢が感じられるので、好感です。D7500が気に食わなかったらD500にすればいいのですから。

 

まぁ、そのあたりは撮影スタイル次第。長期で撮影旅行に出たり、1回の撮影で連写に次ぐ連写でメモリーカードがすぐにいっぱいになってしまうような撮影スタイルでないかぎりは、シングルスロットでもバッテリーグリップ非対応でも問題ないかな、というのが個人的な感想です。

 

ここからは、実際にD7500を持ち出して撮影してみた感想をいくつか書いていきたいと思います。

 

 

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実際にD7500で写真を撮ってレビューしてみました

1.カメラの小型化、握りやすさはいい感じ

D7500で撮影した日比谷公園

まずはD7500で最初に撮影した感想から。カメラを会社に持っていって、昼休みに日比谷公園で何枚か撮影してみましたが、葉っぱ一枚一枚がしっかり解像されている印象。完全に撮って出しですが、カメラの実力が伺えます。これはいい。

 

D7500を購入した大きな理由の一つである「小型軽量化」ですが、実際に手に持って歩いてもカメラの大きさ、重さは感じません。D7100から比べるとかなり持ちやすくなったなという感想です。持ち歩きの負担が少なくなりました

 

持ち歩きに負担が少ないということは、いつでも持ち出して写真が撮れるということ。そして、撮った写真がキレイであること。D7500はスナップカメラとして相当高い実力を秘めていると感じています。50mmくらいの焦点距離の単焦点レンズをつけて持ち出せば、ひとしきりなんでも撮れる万能機。 

 

一方、小型軽量化を目指した結果、ボディの素材や握った時の感触など、これまでの中級機らしい重厚さがなくなったため、言い方を選ばずに言えばチープに感じる方もいらっしゃるようです。機体の高級感、というやつでしょうか。こればっかりは見る方・持つ方の感性によるので、なんとも言えませんが、私としては全く問題なしです。 

 

2.高感度の強さは折り紙付き

真っ暗な部屋で撮影した写真。高感度に強いD7500

D7500は最新のセンサーを搭載して高感度性能に優れるというレビューを読んでいたので、カメラが届いたその日、真っ暗な寝室で寝る息子くんを試し撮りしてみました。本当に僅かな隙間から光が入るだけというシチュエーション。ISO感度は25600まで上がりましたが、撮れています。ノイズはあるといえばありますが、十分見られるもの。

 

D7100のときはISO5000を超えるとノイズだらけだったんですよね。画像エンジンが2世代違うと出てくる画が全く違いますね。

 

D7500で撮影した東山動物園のコアラ

こちらは夕暮れ迫る動物園のコアラ舎で撮影したコアラの写真。ISO16000まであがりましたが、十分見られる画質ではないでしょうか。ISO感度はカメラに任せておいても全然問題ないくらい、高感度に強いカメラです。このあたりはD7100やD7200とくらべても明確に強くなったポイントと言えます。 

 

3.使ってみるとかなり便利なチルトモニター&タッチパネル

D7500で下から見上げたアジサイ

先代のD7100になく、D7500に搭載された機能として「チルトモニター」と「タッチパネル」があります。ライブビュー撮影の時にモニターの角度が変えられて、しかもモニターにタッチすれば撮影が可能というやつです。

 

私も最初は「いやいやライブビューなんてそんな頻繁に使わないし、タッチパネルだってなくてもよかったんじゃない?」なんて思っていたクチなのですが、使ってみるとこれが便利なこと。

 

アジサイの写真は地面スレスレからアジサイの裏側を狙って撮影したものです。チルトモニターじゃなければ地面に這いつくばって撮らないと撮れない1枚ですよね。これがしゃがんでモニターの角度を変えて、構図が決まればモニターをタッチすれば撮れてしまうのですから、いやー便利。屋根の上にいるようなネコさんを狙うときなんかにも重宝しています。あると便利なチルトモニターとタッチパネル。

 

4.D500譲りの動体への強さ

D7500で走る電車を撮影する

鉄道写真家・中井精也さんでおなじみの撮影スポットで電車を撮影してみました。動く被写体に対してのAFの性能を試してみました。構図を決めて、AFはカメラ任せにして20枚ほどシャッターを切りましたが、しっかりと動く電車を追いかけて撮影することができています。これから先、走り回る息子くんを撮影するときにも使えそう。運動会で走る姿、撮りたいなぁ。

 

5.連射機能は・・・あればあるに越したことはない?

D7500はD500譲りの性能ということで、1秒間に8コマ撮影の連写機能が搭載されています。D7100のときは1秒間に3~5コマ、という連写性能でしたから、格段の進歩!・・・なのですが、私の撮影スタイルではそうそう連写する機会がありませんでした。あればあるに越したことはないかな?

 

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現状で困ったことその1:Lightroomでrawデータが使えない→Lightroomのバージョンアップで対応しました!

いいところばかり挙げているD7500ですが、現状でネガティブなポイントを挙げるとすると、rawデータで現像する際にAdobeのLightroomがまだD7500のrawデータを認識してくれないというところでしょうか(2017年8月1日現在)→これが2017年10月のバージョンアップでD7500のrawデータにも対応しました!これで困ったことはひとつ解消されたのでした。

 

現状で困ったことその2:バッテリーは意外と食う

もうひとつ使ってみてややネガティブに感じたことは、バッテリーを意外と食うところ。これは、ライブビューでのタッチパネルや、撮影した写真をスマホに転送するアプリ「snapbridge」を使ったりすることが理由だと考えています。

 

使う機能が増えたせいか、D7100のときよりバッテリーの消費が気持ち早いと感じますね。旅行に行くときは予備のバッテリーや充電器は必須、日帰りでも電池がしっかり残っているかは確認してから持ち出さないと、ちょっと心配かもしれません。

 

ただ、snapbridgeを使用した際のバッテリーの減り具合も、アプリのアップデートで解消されてきている印象です。アプリ自体の動作もサクサクで、転送も簡単になりました。あれ、ネガティブ要素消えた・・・?

 

使ってみてネガティブなことを挙げてみたものの2つだけで、どちらも解消してしまいました。うん、よくできたカメラだなぁ。 

 

総じて満足。買って良かったD7500。

ここまでD7500を使ってきた感想などをつらつらと書いてきました。自分が買って満足しているから言えることかもしれませんが、D7500、いいカメラですよ!買って大満足しています。

 

小型になったことと、最新のセンサーで高感度に強いので、撮影できるシチュエーションが増えたことが嬉しい。ISO感度が高くなることを気にしすぎなくても良くなりました。

 

同じ中級機のD7200やフラッグシップのD500、エントリー機のD5000番台のカメラなどと比較しながら、一度店頭で手に取って試してみることをオススメします。ボディを持った感じ、握った感じ、シャッター音やシャッターを切る感覚。フィーリングがあえば、最高の相棒になってくれるカメラです。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D7500 ボディ

Nikon デジタル一眼レフカメラ D7500 ボディ

 

 

憧れのDXフラッグシップ、D500。やっぱりいいよなぁ・・・

Nikon デジタル一眼レフカメラ D500 ボディ

Nikon デジタル一眼レフカメラ D500 ボディ

 

 

 

D7500の機能を試しながら撮影した記事はコチラ

 

高感度性能が上がったということで、夜のスナップ撮影に繰り出しました。

daiki-photo.hatenablog.jp

 

 何気に便利なチルトモニター。

daiki-photo.hatenablog.jp

 

DXのフラッグシップ、D500譲りのAF性能。横に動く電車の写真と前後に動くネコさんのピントをカメラに任せてみました。

daiki-photo.hatenablog.jp

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