ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

ネコと夜景とビール

静寂に包まれた夜の高山の街並みを撮影する

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夜の高山の街並みを撮る

 

夏休みに飛騨高山へと行ってきました。昼間の賑やかな街並みとはひと味違う、静かな夜の街並みを写真に撮ってみたく、カメラと三脚を持ち出して、夜の高山へと繰り出してみました。

 

これまで旅行に行った際に何度か古い街並みの夜景を撮ったのですが、どの街も昼間とは違う静かさと妖艶さを醸し出す、独特の雰囲気が好きで、今回も高山の街並みの夜景を撮るのは旅の楽しみの一つでした。

 

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高山の代表的な古い街並みである「さんまち通り」へとやってきました。夕方にはまだまだたくさんの観光客が歩いていた観光スポットですが、夜8時を過ぎると人通りはほとんどありません。静か。三脚を立てて写真を撮りますが、シャッターの音が響くばかり。 静寂に包まれるとはこのことをいうのでしょう。

 

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静かな古い街並みを浮遊する火の玉・・・みたいに見えますかね?撮影している脇を原付バイクが走り抜けていったときのテールランプが美しく写真に残りました。この街並みで光跡のある写真が撮れてラッキーでしたね。原付きで走り抜けてくれた方に感謝です。

 

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色とりどりの日本酒の瓶をディスプレイしたお店が美しく、思わず写真に撮ってしまいました。「味の与平」という創業200年を超える蔵元が直営で営業している飛騨牛のレストランだそうです。このお店もディナーの営業時間は夜8時まで。すでにこの時点ではお店の営業は終了していました。高山の夜は早い。

 

明るく撮りたいときはバルブ撮影が良さそう

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私は夜景を撮影するときは基本的にマニュアル設定(ISO100、F13、シャッタースピードはその時に応じて調整するけどだいたい15秒前後)か、絞り優先オートで撮影しています。今回の高山の街並みも基本的には上記の設定で撮影していますが、設定できるシャッタースピードで最も遅い30秒でも若干暗いかな、という感じでした。それくらい高山の街並みは静かで暗いのです。上の写真もシャッタースピード30秒で撮影していますが、撮影したままだとやや暗く、現像時に少し明るくしています。

 

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カメラの設定上は30秒が最も遅いシャッタースピードですが、バルブ撮影にすれば、シャッターを押している間(今回の撮影ではレリーズを使っているので、レリーズのボタンを押している間)シャッターを開き続けることができます。明るく撮りたいときはバルブ撮影が便利でした。上の写真はシャッターを100秒開いた写真です。通りが少し明るく撮れました。

 

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こちらの写真は90秒シャッターを開いていました。車の通りもさほど多くないので、光跡を入れるのもタイミング次第ですが、バルブでシャッターを長く開いていると何台か車が通り過ぎてくれたので、こんな感じの写真になりました。

 

見た目に近い写真ならシャッタースピードは30秒で十分ですが、少し明るく撮りたいな、というときはバルブに設定して長秒露光すると良いですね。

 

賑やかな明かりを灯す飲み屋街を歩いて帰る

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一通り街並みの夜景を撮れて満足したので、三脚をしまってホテルへと帰ります。途中、楽しげな赤ちょうちんのお店が並ぶ「味とのれんの一番街」という一角を見つけました。

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いわゆる観光客向けのお店というよりは、地元の方が通うお店という感じでしょうか。飛騨の地酒と焼き鳥、ちょっと惹かれる・・・

 

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さんまちの静寂とはうってかわって賑やかな人の声が聞こえる飲み屋街。こういう高山もまた魅力的。またゆっくり夜の高山を歩いてみたいものです。 

 

 

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