ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

ネコと夜景とビール

川崎の工場夜景をいっぺんに楽しめる!はとバスの「川崎工場夜景ツアー」に参加してきた!

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はとバスで巡る、川崎工場夜景ツアー!

 

 

ここ数年、隠れた夜景スポットとして注目を集めている「工場夜景」。この工場夜景を観光バスでまわりながら楽しむことができるバスツアーがあるのをご存知でしょうか。今回は、はとバスの工場夜景ツアーに参加してきました!

 

普段なかなか目にすることができない工場夜景を見たり撮ったりすることができて大変満足度の高いツアーになりました。とても良いツアーだったので、参加した感想を書きながら、ツアーの内容をご紹介していきますね。

 

 

 

川崎市全面協力の工場夜景ツアー

 

今回参加したのははとバスの「話題の川崎工場夜景スポット」というツアーです。東京駅を出発したはとバスは乗客を一路川崎へと運んでいきます。出発時間が16時20分ということで、なんとツアーには夕食も組み込まれています。

この川崎工場夜景ツアーですが、川崎市・川崎市観光協会全面協力とのこと。そのため、普段は立ち入ることができない場所にも入ることができるんですね。これはすごい・・・

 

まずは川崎・コリアンタウンにて焼き肉で腹ごしらえ!

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ガイドさんの案内を聞きながら、約40分ほどバスに乗って到着したのは川崎の焼肉屋「西の屋」さん。創業50年を超える、川崎きっての老舗焼肉屋さんです。まずは工場夜景の前に腹ごしらえからです。川崎にはコリアンタウンがあり、焼き肉の名店が立ち並び、工場で働いた方々が夜は焼き肉を食べて、また翌日がんばって働いて、という形で繁盛していたのだとか。

 

手配されたテーブルには焼き肉とともにお皿いっぱいのキャベツが。お肉とキャベツをご飯と一緒にがっつり食べるのが川崎スタイル。甘辛いタレにつけたお肉とキャベツの相性は抜群!ご飯にあうに決まってます!お肉はカルビと鶏肉が用意されていて、どちらも絶品。

ちなみに、食事代はツアー料金に含まれていますが、ビールなどのお酒は別料金とのこと。焼肉と言えばビール!なのですが、ここはぐっと我慢。。。この先の工場夜景スポットではトイレのない場所も多いため、控えておくことにしました。

 

最初の夜景スポットは川崎マリエン

 

川崎名物の焼肉を楽しんだあとは、いよいよ工場夜景スポットへと向かいます。バスには「川崎工場夜景ナビゲーター」なる工場夜景の専門ガイドさんが搭乗して、川崎の工場夜景に関する案内をしてくださっています。

 

案内を聞きながら最初に向かったスポットは「川崎マリエン」。川崎市の施設で、市民と川崎港の交流のために作られた施設です。この川崎マリエンには、高さ50メートル、周囲360度が見晴らせる展望室があり、川崎の工場夜景が文字通り一望できる施設なのです。はとバスツアー、しょっぱなからテンション上がるスポットを用意してくれました!

 

www.kawasakiport.or.jp

 

 川崎マリエンの展望室から見渡せる夜景は「日本夜景遺産」にも登録されていて、まさに工場夜景の代表格とも言えるスポットです。

 

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川崎マリエンの展望室から眼前位に広がる川崎の工場です。オレンジと白のライト、高くそびえるクレーンに煙突、これだ・・・これこそが工業地帯だ!

 

工場地帯の煙突から、たまに炎が上がることがあります。これは、工場で出たガスを無害化する際に燃焼させた炎で「フレアスタック」と言うそうです。ガイドさんの話に耳を傾けていると、どこから吹き上がるかわかるときもあるみたいですよ。

 

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方角を変えて、こちらは東京湾方面を見ています。遠くに並ぶ灯りは京葉工業地域のライト。距離はありますがまさかの工業地帯ハシゴ状態。

目前には羽田空港へ着陸する飛行機が次々と飛んでいきます。さらに眼下には船で運ばれるための自動車がミニカーのように並んでいました。こちらは炎も上がらず割と静かな工場夜景ですが、静かな工場というのも非日常感があってなかなかテンションがあがります。普段はなかなか見られないですからね。 

展望室では望遠レンズが便利かも

私は工場夜景を見るだけでなくバシバシ写真に撮っていましたが、展望室内での撮影は三脚も使えず台にカメラを置いて撮影するしかなく、なかなかに苦戦。

今回は広角レンズしか持っていなかったため、工場やフレアスタックにズームして撮ることが出来なかったのは少し心残り。望遠レンズがあると、煙突から吹き上がるフレアスタックを撮ったり、目前を行き来する飛行機を狙い撃ったりと、撮れ高が上がりそう。展望台からは望遠で狙った方が面白い写真が撮れるかもしれません。望遠レンズ・・・欲しい。。

 

 広角から望遠まで一本で対応できるレンズがあると、工場夜景は捗りそう。

 

ツアーでしか入れない、夜の造船所へGo!

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川崎マリエンでの夜景を楽しんだあと、再びバスへ乗り込んで、次の工場夜景スポットへと向かいます。次の目的地は、夜の造船所!しかも、実際に現役で稼働している造船所「有限会社根本造船所」さんの敷地へ入ることができるのです!!

 

公共交通機関での移動の場所としては京急大師線「小島新田」駅から徒歩5分ほどの場所。普段はなかなか行かないし、そもそも立ち入りができない場所なのです。 

 

根本造船所さんは設立は江戸時代末期という歴史ある造船・岸壁修理を生業とされている会社です。そのロケーションを利用したドラマなどの撮影にも利用されていて、「半沢直樹」のロケ地(鳥谷造船)として利用されたそうです。

 

nemotoshipyard.com

 

 

 

 「秘密の場所」から見る工場夜景

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 バスを降りて一行は工場の敷地内へと案内されていきます。敷地内を歩いていくと、船を修理する際に停泊させるドックにたどり着きました。そこから対岸に見えるのは、これぞ工場夜景と言わんばかりの工場群の灯り。旭化成ケミカルズや日本ゼオンという合成ゴムを作っている会社などが並んでいる敷地のようです。闇に浮かぶ要塞の姿を遮るものなく見渡せる、これこそが秘密のスポット!普通ならまず立ち入ることができない場所で、さらにここでしか見られない工場夜景が楽しめるとは・・・これぞ工場夜景ツアーの醍醐味か!

 

根本造船所さんもツアーにとても協力的で「写真を撮る人は高いところから撮るのもいいですよ」と敷地内建物の2階まで上がらせてくれるお気遣いまでいただいてしまいました。

私は広いスペースを見つけて、三脚を立てて工場夜景を撮影してみました。足場が海の上で揺れることもあり、ちょっとブレやすいですね。広角レンズで撮影したものの、望遠で工場のパーツを切り取る撮影も面白そう。しかし夢のようなロケーションです。

 

こんな写真が撮りたいですね。

工場夜景

工場夜景

 

 

工場ディスカバリー

工場ディスカバリー

 

 工場の敷地に入って、工場夜景を撮るという体験

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 川崎の工業地帯の夜景を見られるのももちろん感激ですが、こうやってその一部である工場に直接入れるというのはまた貴重な体験。普段工場に入ることのない人間にとっては非日常を体験できるひととき。こういう場所に来られるのもツアーならでは。

 

これぞ工場夜景!プラントを撮る!

日本触媒プラント夜景

川崎マリエン展望室、根本造船所と回って、この日3ヶ所目の工場夜景スポットは日本触媒プラント工場前。ここは観光地でもなんでもなく、工場関係車両の出入口と貨物専用の線路が敷かれている場所です。眼前に迫る線路の写真は、川崎工場夜景の代名詞と言っても過言ではありません。まさに川崎工場夜景を代表するスポットのひとつです。

 

工場前の道路に観光バスが止まり、バスを降りて工場へと向かいます。有名スポットということもあり、私たちのバス以外にも自動車やバイク等で撮影に来ている人が結構多くてビックリ。

  日本触媒プラント夜景2

バスを降りてみなさん各々の場所でカメラを構えたりスマホで撮ったりじっくり鑑賞したり。自分も邪魔にならないように少し後ろで三脚をセットします。光芒を出したり、煙が流れるような写真を撮るにはスローシャッターが必要になるので、三脚は必須ですね。

  

日本触媒プラント夜景3

出発時間ギリギリまで粘ってもう1枚。怪しげに輝くプラントと流れる煙、これこそ工場夜景!ここでは広角レンズが功を奏した感じです。望遠レンズでパーツを切り取って撮ってみるのもまた良さそう。あとは、ローアングルであおる形で撮っておけばよかったかな。線路が奥へ伸びていく感じが出ますし、広角レンズならではのアングルになりますね。また、この場所は鑑賞時間15分と短めだったので他の場所からの撮影ができなかったのがほんの少しの心残りではありますが・・・このへんはバスツアーなので仕方のないところ。

 

 工場の灯りはすべて安全のために必要なもの

工場夜景を巡る間には、工場夜景ガイドさんがいろいろな説明をしてくれます。その中でも「工場には建物をキレイに見せようという灯りはひとつもなく、全てが工場の稼働のために必要不可欠な灯りなんです」という言葉が心に残りました。この美しい夜景も、すべては工場が安全に稼働するために使われている灯りなんだと思うと、どこか身の引き締まる思いがしますね。

 

 

工場夜景の最後は、工場と飛行機が楽しめる公園

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工場夜景ツアーの最後のスポットは浮島町公園。海を挟んですぐ向こうに羽田空港が見える場所にある公園です。ここは工場夜景と夜間飛行の飛行機が楽しめるスポットでした。

 

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輝く月の下をくぐって滑走路を目指す飛行機。この日の東の空は月に雲がキレイに出ていました。

 

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 最後にやってきた浮島町公園は、フレアスタックや煙の上がる煙突、輝くプラントと工場夜景の醍醐味が一度に楽しめるスポットでした。

google mapで見ると、東燃ゼネラル石油の石油タンクや日本触媒浮島工場が広がっているようですね。あの光は安全のために付いているのだと思うと頭が下がるばかりです。

  

ツアーの最後は首都高川崎線を走って左右に広がる工場夜景を車窓から眺めて、終着点の東京駅へと向かいました。16時20分出発、東京駅到着は21時20分と5時間のバスツアー。大満足でした。

 

ツアーを振り返って

バスで行く工場夜景ツアー、とてもとても満足でした!

 

なんと言ってもバスに乗っていれば次々と夜景の名所に連れて行ってもらえるというのは便利で楽ちん!三脚を持っていましたが移動も苦になりません。自力で工場夜景を見に行くとすると、公共交通機関で行けない場所があったり、夜間に人気の少ないエリアに出向くことになったりでかなり不安な点がありますが、バスツアーであれば問題なし。

 

一カ所あたりの時間は少し短くなりますが、その点は仕方がないところ。写真を撮る場合はいろいろなアングルでたくさん撮っておくのが良いですね。

 

夜景を撮るなら高倍率ズームが良さげ

 

今回は工場夜景の撮影目的でカメラと三脚を持っていきました。撮影しての感想ですが、高倍率ズームレンズを持っていった方が撮影に幅が広がると感じました。1ヶ所あたりの撮影時間も決して長くないので、レンズの交換などに時間をかけるよりかは1本のレンズで広い焦点距離をカバーできた方が良さそうです。

 

私は今回広角レンズで臨みましたが、ツアーで参加するときは広角~望遠とカバーできるレンズで、少ないチャンスでいろいろな焦点距離で撮影できるようにしておいた方が良かったかな、と思いました。望遠があればフレアスタックの炎を大きく写せるし、広角があればプラントの全景を一枚に写すこともできますしね。一眼レフを買ったばかりの方であれば、キットレンズを持って行っておくと広角も望遠も撮れるので良いのではないでしょうか

 

 18mmから300mmまでカバーできるシグマの高倍率レンズ。APS-Cで広角27mm、望遠は450mm!これ一本あれば工場夜景は捗りそうです。望遠で画面いっぱいにプラントの配管などを写しこんだ写真を撮ってみたい!

  

また行きたい!大満足の工場夜景ツアーでした。

 

何はともあれ大満足だった工場夜景ツアー。普通なら入れないような場所にも行けるのはツアーならでは。夜の工業地帯という、独力ではなかなか行きづらいスポットにツアーで行けるというのは非常にありがたいですね。一度工場夜景を見てみたい、撮ってみたいという方にはうってつけのツアーですよ!