関東平野に広がる夜景を一望できる都庁展望室
東京都庁の夜景を撮ったあと、まだ時間があったので都庁展望室へ上がってみました。高さ200メートルから関東平野を一望できる東京でも指折りの展望台。しかもこれが無料というのがスゴイですね。
都庁は外観の通り高層階は北棟と南棟に分かれており、それぞれに展望室があります。エレベーターが分かれており、展望室の間を行き来することはできません。一度1階まで降りて、再度別のエレベーターで展望室へ、という形になります。
東西の景色はどちらから見てもあまり変わらないですが、南北の景色はそれぞれの展望室が被ってしまうので、北側を見たいときは北展望室、南を見たいときは南展望室、という感じで選ぶといいのかもしれません。日没やマジックアワーはどちらからも同じように楽しめるので、そこまで気にしなくても良さそうですが。
展望室の営業時間は9時30分から23時まで。両方の展望室がオープンしている場合は南展望室は17時30分までとなります。（北展望室が何らかの理由でクローズしている場合は、南展望室が23時までオープンする形になります）結構遅くまでやっているので、仕事終わりや食事の後なんかにも立ち寄れますね。
さっそくエレベーターで展望室へ上がってみます。フロアにはたくさんの観光客がいますが、特に外国から来られている方が多い印象。観光ルートとしてメジャーになっているみたいですね。いろいろな言語が飛び交う都庁展望室。
1枚目の写真は方角的に南西を向いています。新宿パークタワー越しに見えるのは世田谷、川崎、その先は横浜でしょうか。関東平野、さすがに見渡す限りの灯りです。三連のパークタワーの右手に見える高層ビルは初台のオペラシティですかね。高さ222メートル。足元には個人的にお気に入りの西新宿ジャンクションが走っています。
電車で撮りに行けるジャンクションの夜景。個人的に西新宿ジャンクションは好きなスポットです。
こちらは都庁から見て北西を向いています。エリア的には中野ですね。中野サンプラザが見えます。全体的に高い建築物が少ないですが、家屋の明かりが一面に広がっています。
東京タワーとスカイツリーの競演
一番人が多かったのは東京タワーとスカイツリーが両方見られるこの窓。都庁から東を向くと右手に東京タワー、左手にスカイツリーが見えるパノラマの夜景が楽しめるんですね。写真ではスカイツリーは切れてしまっていますが、まばゆい都会の灯りが入ってくるスポットです。
三脚は使えないけど、夜景撮影は十分可能
都庁展望室は夜景撮影に欠かせない三脚を使うことができません。ただ、窓枠にカメラを置いて固定することで、十分三脚代わりになりそうです。今回はレリーズを使用して手ブレを防いでいます。レリーズがなくてもタイマーを使うことで手ブレはかなり防げそうですね。
あとは展望室内の撮影の難しいところと言えば、室内の光が写り込んでしまうところ。これは展望室のガラスにできるだけレンズを近づけて撮影するか、カメラを上着などで覆って光が入らないようにすることで回避することができます。「忍者レフ」なんかもありますが、台に置いての撮影になるので、今回は難しいかもしれません。
ミニならいけるかな？今度試してみようかしら。
とは言え大事なポイントは「展望室には他のお客様がたくさんいること」。1人で窓を占領してしまわないように、周りに配慮しながら撮影したいものですね。
無料で夜景が楽しめる「東京都庁展望室」から夜景を撮影した話でした。
