広角レンズで水族館へ
先日、すみだ水族館へ遊びにいった際に、広角レンズをつけて撮影をしてみました。これまで水族館で写真を撮るときは35mmの単焦点レンズばかりだったのですが、広角レンズで撮影したらどういう絵になるんだろう、という実験的な試みです。
普段はこちらの単焦点レンズ。水族館は暗いので、F値の小さい明るいレンズを使うというセオリー通りのチョイスです。

Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2009/03/06
- メディア: エレクトロニクス
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今回持っていったのは、下のシグマの超広角レンズ。普段は夜景撮影などに使っているレンズですが、今回は水族館で使ってみます。

SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM ニコン用 APS-C専用 201555
- 出版社/メーカー: シグマ
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大水槽をより広く写す
まずはすみだ水族館で最も大きな水槽「東京大水槽」を撮影してみました。普段使用している単焦点レンズは焦点距離は52.5mm。いわゆる標準レンズと呼ばれる焦点距離の範囲ですが、撮影できる絵は広すぎず狭すぎずで、どうしても一匹の魚を追いかけがちです。
広角レンズで撮影してみると、水槽全体の写真を狙えます。東京湾・小笠原の海の生物が集まっている姿や、深く濃い青く透き通った海をイメージさせるような写真が撮れるような気がします。
個別の水槽にも寄ってみる
お次は、今回特別展示されていた、伊勢海老の水槽を撮影してみました。広角レンズで水槽のガラスギリギリまで近づいて撮影しました。水槽の両サイドが鏡面になっていて伊勢海老が3尾いるように見えますね。生き物だけでなく、水槽の様子も写し込める広い画角。なかなか面白いですね。
クラゲ万華鏡トンネルは幻想的に
続いて、すみだ水族館の新たな名物スポット「クラゲ万華鏡トンネル」。水槽と水槽の間は様々な鏡が貼り付けられています。照明が反射したり、水槽を映し出したりして、まさに万華鏡の名の通りの幻想的なエリア。広角レンズは比較的ブレにくい(遅めのシャッタースピードでもブレが目立たない)ので、手持ちでも歩いている人を流してブラしてみたりすることができます。これも面白いですね。
ペンギンプールは全体像を写してみる
ペンギンプールを見下ろしてみると、ペンギンのご飯タイムがはじまりました。全体を俯瞰するように撮影してみます。こうしてみると、ご飯をもらおうと我先にと近づくペンギンもいれば悠々と泳いでいるペンギンもいたりして、ペンギンそれぞれの様子が1枚に写せるので、ペンギンプールの賑やかさが撮れますね。
ご飯をあげている最中に、チェックしている飼育員さんの足の下をくぐって岩に登るペンギンさん。他のペンギンさんは水面でバシャバシャしながらご飯を待っているのに、自由だ。。。
ペンギンのプールはいつ来ても大盛況。プールの角はペンギンが集まりやすいポジションなので特に人が多いですね。ペンギンプールの賑やかさ、人気の高さが伺える1枚かと思います。ペンギンプールや水槽の前であれば、人をシルエットで切り取って印象的な1枚に仕上げるのも定番の撮影テクニック。広角で広く狙ってみるのもよいですね。
もちろん、水槽に近づけばペンギンをアップに切り取って写すこともできます。広角なので、ペンギンが泳ぐ姿も少し余裕を持って狙えるかな。
普段はあまり使わない水族館×広角レンズの組み合わせ。どんな写真を撮りたいか、イメージを作っておけば印象的な1枚が撮れそうな気がします。