「うまい、うますぎる」のフレーズを知っているか
先日の権現堂堤へ出かけた帰り、幸手駅の近くに「十万石」の看板を発見しました。多くの埼玉県民が目にしたであろう、あの「うまい、うますぎる」でおなじみの十万石まんじゅうのお店です!
テレビ埼玉をつけていればかなりの頻度で目にすることのできた十万石まんじゅうのCM。久しぶりに見ました。
ちなみに「うまい、うますぎる」の原点は棟方志功だったんですね。
CMはよく知っていたものの、実は食べたことがなかったので自分用のおみやげとして買って食べてみました。しっかり甘くておいしい!それと、まんじゅうの皮から山芋の香りがするので調べてみると、米粉と山芋のすりおろしたもので皮を作っているそうです。食感ももちもちで、食べごたえを感じます。山芋も国産の「つくね芋」という珍しい品種が使われています。米粉も新潟県産コシヒカリ、小豆も十勝産の高級小豆を使っていて、埼玉銘菓の名にふさわしいこだわり。
小さい頃見ていたCMのお菓子がこれほどこだわって作られていたことにちょっと感激です。
こちらは「十万石もなか」です。これまたあんこがぎっしりで絶品!十・万・石で3つに分かれるところがまたいいですね。十万石の秘伝の餡に小倉餡がミックスされた、こちらも定番の一品。最中種の風味もよくて、日本茶によく合います。
十万石=忍
十万石ってどこのことだろう、と調べてみたら埼玉の行田、旧忍藩のことだと書かれていました。和田竜さんの「のぼうの城」を読んだことがあるので、こんなところで忍の名前が出てきてこれまたびっくり。あの石田三成の水攻めに屈しなかった忍城は10万石だったんですね。
昔からなじみのあった十万石まんじゅうとこんな形で再会するとは思ってもみませんでした。今度は奥さんの実家に帰るときのおみやげにしてみようかと思います。