鮮やかなピンクの「陽光桜」
関東地方もいよいよ桜が開花して、春らしくなってきました。一般的に桜の開花といえばソメイヨシノの開花を指すことが多いですが、ソメイヨシノが満開になるのは4月頭くらいになりそうとのこと。ただ、桜はソメイヨシノだけじゃないよ、と言わんばかりに「陽光桜」がキレイに咲いているよ、という話を聞いて、写真に撮ってきました。
その陽光桜の名所は、荒川区南千住の隅田川沿いにある「汐入公園」です。東京メトロ・JR・つくばエクスプレスの通る「南千住」駅から歩いておよそ15分の場所にある都立公園です。もしくは東武スカイツリーラインの「牛田」駅・京成線「関屋」駅からも10分ほどで歩いてアクセスすることができます。
スカイツリーと桜の競演
東武線の牛田駅から隅田川を渡って、歩いていくと汐入公園へと到着しました。南千住のあたりは新しいマンションが多くて、新しい街が生まれたような感じを受けますね。
汐入公園は隅田川に沿った形に作られた公園で、子ども用の遊具やランニングコースなどが整備されていて、休日は家族連れでにぎわっています。隅田川沿いということで、南を向くとスカイツリーがすぐ目の前。咲き誇る桜とスカイツリーの競演がバッチリ写真に撮れるスポットです。隅田川沿いには首都高速も走りウォーターフロントの夜景もキレイそうなので、こちらはまたいずれ撮りに行きたいスポットですね。
陽光桜とは?
汐入公園にはおよそ30種類・260本の桜が植えられているそうですが、ソメイヨシノの開花前に一番咲き誇っているのが陽光桜なんですね。鮮やかなピンクの桜は、その昔教員だった高岡正明さんという方が、戦争に送り出した教え子を悼むために25年かけて開発された品種なのです。日本各地で咲く桜を生み出すために、暑さに強いアマギヨシノと寒さに強いカンヒザクラを交配して生まれた桜なんですね。そしてさらに調べてみると、高岡さんはあの「伯方の塩」の伯方塩業の初代社長だったとか!陽光桜の誕生秘話は、とてもドラマチックなものでした。
「陽光」桜の父、初代高岡社長の顕彰碑が建てられました! | 伯方の塩® | 伯方塩業株式会社
高岡さんのエピソードは映画にもなりました。
陽光桜には来客がたくさん
満開の陽光桜には花見のお客さんのほかにも来客が。ヒヨドリが陽光桜の花をついばんでいました。梅や桜の花に鳥がやってくる姿は春らしくていいですよね。
この日のカメラはD7100にAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gの組み合わせ。中望遠単焦点で狙い撃つスタイルです。焦点距離127.5mmではヒヨドリをアップでとらえるには少し足りないですが、それでも木に止まる鳥の姿を撮影するのは楽しいですね。青い空に生える桜とヒヨドリを狙います。
何枚か撮っているうちに偶然撮れていた飛び立つ瞬間の1枚。広げた羽根がキレイ。
ちなみにソメイヨシノはまだ花がぽつぽつとついたばかりのようで、見頃にはもう少し時間が必要みたいでした。陽光桜とソメイヨシノの競演は見られるのでしょうか?
地元の方が散歩していたり、仲間同士で芝生に寝っ転がって桜を見上げていたり、どこかのんびりした空気の汐入公園。都内でもこうやってゆっくり桜が見られる公園があるのは嬉しいですね。
今年は陽光桜というステキな桜のことを知ることができました。鮮やかで美しいピンクの桜。週末にはソメイヨシノとの競演が見られるかもしれませんね。
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桜の美しい、ステキな公園でした。汐入公園、他の季節に遊びにきてもよさそうですね。
梅の花もきれいな汐入公園なのです。
そのほか、都内の桜の名所の写真です