黒ラベル初の全国エクステンション商品が登場!
2016年4月11日に発売された限定醸造ビール、サッポロビールからは黒ラベルの名を冠したエクステンション商品「黒ラベル エクストラブリュー」が登場しました!これまで黒ラベルの名前を使った限定商品などは出していなかったということで、サッポロビール初の試みとのこと。黒をベースとしたシンプルながら美しいデザインの缶が店頭に並んでいます。
黒ラベルの麦芽の旨味に甘みを感じさせる後味
グラスに注ぐと鮮やかなゴールドにきめ細かい泡。これぞビールという色です。ホップの香りはそれほど感じません。一口飲むと、黒ラベルらしい旨味に加えて、まろやかな感じを受けます。喉を通ったあとに残る後味がほんのり甘みを感じさせるのがまろやかさの理由でしょうか。フルーティな甘みではなく、穀物由来の甘みなんでしょうね。
飲み進めていくうちにビールの温度が室温に馴染んでいくと、甘みが少し強く出てきて、鼻の奥で花のような香りが残りました。キリンの一番搾りプレミアムを飲んだ時のような印象。一番搾りプレミアムは沈丁花のような香りと表現されていましたが、それに似た印象です。
温度によって感じる風味が変わっていく、繊細なビールという印象を受けました。イベントで飲んだ際は温度管理が徹底されていて、一番美味しく感じられる冷たさでサーブされていたので常にいい状態で飲めていたのでしょうね。個人的には冷たい温度で飲むエクストラブリューが好きですねー。
黒ラベルのようで黒ラベルでない、というべきか?
いつもの黒ラベルのつもりで飲むと、少し面食らうかもしれない味わいです。それだけ通常の黒ラベルの完成度が高く、素晴らしいビールと言えます。エクストラブリューの挑戦は、黒ラベルの新たな一面と受け取るか、これは黒ラベルのようで黒ラベルでない、と受け取るか。なかなか飲み手が試されるビールではないでしょうか。