マニュアルレンズで下町散歩へ
週末に根津神社の「つつじまつり」へ行ってきました。昨年も行ったのですがあたり一面に咲き乱れるつつじに囲まれて、写真を撮るのも楽しいイベントです。今回は、マニュアルレンズをつけて行くことにしました。父から借りたAI Nikkor 50mm f/1.4Sというマニュアルフォーカスのレンズです。1981年に発売を開始した、自分と同年代のレンズですが、いまだレギュラーラインナップとして販売されているレンズです。
D7100は非CPUレンズといわれるマニュアルフォーカスレンズの装着が可能なカメラで、カメラ側で焦点距離と開放絞り値を登録させるとカメラがそれを認識して、レンズが使えるようになるという機能(レンズ情報手動設定)がついています。このレンズは焦点距離が50mm、開放絞りは1.4なので、カメラにその旨設定して、いざ出発。
つつじまつりの根津神社は大賑わい
つつじまつりの会場は根津神社。最寄り駅の東京メトロ千代田線「根津」駅を出ると根津神社に向かうであろう人で歩道が混雑していました。昨年行った時はまだ早咲きのつつじが開花しはじめたばかりの時期だったので、人混みもなく回れたのですが、今年はすでに早咲きに加えて中咲きのつつじがしっかり咲いて、遅咲きのつつじまで開花しているという見頃の時期ということで人出が増えているんでしょうね。神社に到着するとこれまた大賑わい。神社の境内にもカメラを持った方がたくさんいらっしゃいました。
中咲きのつつじが見頃!
根津神社境内にあるつつじ苑に入るには、寄進料として200円を払います。つつじ苑は2,000坪の広さで、中には100種類・3,000株のつつじが咲いています。つつじの種類によっては開花のタイミングが違うので、早咲き、中咲き、遅咲きと長い期間つつじが楽しめるようになっています。このときは中咲きのつつじが見頃で、遅咲きのつつじも咲き始めたということで、とても華やか!
見頃を迎えたということで、やはり来場者も多いです。通路にも人がぎっしり。とはいえ、人が多すぎて渋滞しているというわけではなかったので、それほどの混雑感は感じませんでした。
乙女稲荷の鳥居も大行列。こちらはちょっと渋滞気味でした。
ピント合わせが楽しいマニュアルレンズ
今回はマニュアルレンズなので、ピント合わせは当然マニュアル。いつもならAFでシュッとピントを合わせてシャッターを切りますが、マニュアルレンズではファインダーを覗きながらフォーカスリングを回してピントを合わせていきます。D7100はフォーカスエイドという、ピントが合うとファインダー内で「●」のマークが出るようになる機能があり、カメラ側もピント合わせのサポートをしてくれるのですが、これがなかなか難しい。。難しいのですが、1枚の写真を撮るのにじっくり時間をかけて被写体と向き合って撮るのは楽しいですね。
普段使っているAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gは開放絞り値はF1.8。今回のAI Nikkor 50mm f/1.4Sはさらに明るいF1.4。いったいF1.4とはどんな世界なのか。。。と撮ってみるとピントを合わせたつつじのすぐ前後がとろけるようにボケてしまいます。ピントの合う幅が浅い、、いわゆる被写界深度が浅いというやつですね。おおお、これはスゴイぞ。
こちらはF2.8まで絞りました。ピントを合わせたつつじの前後もはっきりシャープに写りました。少し奥にあるつつじの葉と花も自然なボケ方。これくらいのボケ方が個人的には好みかな。
さらに絞ってF5.6。ピントを合わせたつつじ周辺はだいぶシャープになりました。35年前に発売されたとは言え、さすが未だ第一線にいるレンズです。
みなさん思い思いにスマホやデジカメでつつじの写真や記念写真を撮っていました。見応え、撮り応えのある、文京つつじまつりでした。
今年の文京つつじまつりは5月5日(木・祝)まで開催されています。中咲き、遅咲きのつつじがまだまだ見頃なので、ゴールデンウィークのおでかけにぜひどうぞ。
サイズも小さく、使いやすいマニュアルレンズ。デジタル一眼レフで使ってもシャープでキレイに撮れるいいレンズでした。たまにはマニュアルもいいですね。