紅葉を開放で撮る
先日の六義園で紅葉の撮影をしたときに、ふと「そういえばレンズの開放であまり撮ったことがなかったな・・・」と思い、絞りを開放にまで開いて撮影してみました。使っているレンズは開放値はf/1.8まで絞りを開けることができますが、無意識にf/2.8くらいで撮っていることが多くて、振り返ってみるとf/1.8の開放で撮影することが少なかったようです。
紅葉のときに使っていたのはAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gという中望遠単焦点のレンズ。D7100に装着すると127.5mmの焦点距離になるので、後ろのボケもキレイに写ってくれます。

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2012/02/16
- メディア: Camera
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ほぼ同じ構図で、f/1.8とf/2.8で撮り比べてみました。上がf/1.8の開放で撮影しています。ピントのあっている部分はシャープに写っています。ボケもキレイに出ますが、とろけるようなボケというより自然にボケている感じですね。f/2.8まで絞るとよりシャープになりますね。f/1.8まで開くと被写界深度が浅くなるので、ピント合わせが下手な私は狙ったところと違ったところにピントがいってしまうんですよね・・・AFなのに・・・
ポートレート撮影でもf/1.8で撮影している写真がありました。ピントがあっている部分意外がキレイにボケて、モデルさんだけが浮かび上がるような1枚に。毎回思いますが、こう、レンズのおかげで写真が上手くなったと勘違いさせてくれる瞬間ですね。
商店街で見つけたネコさん。夕暮れ迫る時間でシャッタースピードを稼ぐために開放で撮影していました。これまた背景がボケていく、好きな感じの1枚になっていました。
今年の夏に新たに買ったAF-S NIKKOR 24mm f/1.8G EDは、まだあまり開放で撮った写真がなかったので、先日の同僚の結婚式の際にテーブルで試し撮り。上が開放、下がf/2.8まで絞っています。こちらも開放で撮ってもボケすぎず、シャープな印象。f/2.8まで絞ると皿の後ろのグラスの形もわかりますね。
たまには意識して設定を変えて撮ってみるのもいいですね
今回は普段よく使う絞り値とは別の絞り値、開放で撮影してみました。上でも書いたとおりいつもはほぼ無意識にf/2.8くらいまで絞って撮影していましたが、普段と違う絞りで撮るといろいろ新たな気づきがあるものですね。ついつい慣れで「いつもの設定で」という感じで撮影してしまいますが、意識的に設定を変えて撮ってみることを取り入れていきたいなと思います。どちらもいいレンズですし、いろいろ使ってあげないといけませんね。