晴海埠頭のシンボル的存在「風媒銀乱」
晴海埠頭・晴海客船ターミナルは夜景撮影の名所ということで何度か撮影しにいっていますが、その都度、被写体として写していたステンレス製のオブジェがあります。なにか名前があるのかな?と調べてみると「風媒銀乱(ふうばいぎんらん)」という名前がついていました。建設事業と共にステンレス素材を使ったモニュメントなどの景観資材販売を行っているナスエンジニアリング株式会社が制作したオブジェだそうです。鏡面仕上げの立方体が海風に吹かれて回転する、とても印象的なオブジェなのです。
2015年の1月に晴海埠頭を訪れたときに、マジックアワーの時間帯にこのオブジェを被写体に写真を撮っていました。とても画になる被写体なのです。
晴海埠頭から海の方を向けば、その方角は西から南西。日没の時間にはレインボーブリッジの向こうがオレンジに染まり、空は青く染まるマジックアワーの空が楽しめます。マジックアワーに浮かび上がる風媒銀乱。どこか近未来的で、不思議な雰囲気を持つオブジェです。
オブジェの手前は水面になっていて、風のないタイミングに撮影すると、水面が鏡のようになって風媒銀乱やレインボーブリッジ、海の向こうの高層ビルが水面に映し出されるようになっています。
この日は少し風があったので、完全な鏡面にはなってくれませんでしたが・・・一度はカリッと鏡面に映し出された1枚を撮ってみたいものです。
風媒銀乱の全体像を水面に写すには、広角レンズを装着して、決まった角度からカメラをオブジェに向かないといけないようです。撮影に来ている他の方々もそれを知っているらしく、ちょっとした順番待ちのようになっていました。風媒銀乱の左側にレインボーブリッジが見えるポイントですね。
HDR風に現像してみました。こうするとオブジェの立方体の鏡面仕上げがより目立っていいですね。
風媒銀乱越しにオレンジに染まる空。右手には東京タワー。定番の構図ではありますが、撮ってみるとやはり気持ちいい。また撮影しに行きたいです。車を出して、夜明けの空を撮るのも面白そう。
「晴海ふ頭」「晴海客船ターミナル」は、夜景を見るにも撮るにもいいスポットです。ぜひ行かれた際は、美しい夜景と共にステキなオブジェ「風媒銀乱」も撮ってみてください。