キリンビールのクラフトビールブランド「SVB」
先日、実家に帰った際に妹がビールを買ってきていました。キリンビールのクラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」です。存在は知っていたもののまだ手がでていなくて、飲んだことがなかったのです。ちょっと早いクリスマスパーティということで、いろいろ飲み比べをしてみることにしました。
ちなみに「SPRING VALLEY BREWERY」とは2014年にキリンビールが立ち上げたプロジェクトです。元になっているのは明治時代初期に日本で初めて商業的にビールの醸造を行った「スプリングバレーブルワリー」。アメリカ人技師ウィリアム・コープランドが立ち上げた醸造所。このブルワリーがキリンビール、ひいては日本のビールの歴史を紡ぐことになったということで、プロジェクトにその名を冠しているのですね。
「SPRING VALLEY BREWERY」のビールは店頭では販売しておらず、キリンのオンラインショップ「DRINX」でのみ販売しています。妹はたまたまオンラインショップで使用できるクーポンを持っていて、何を買おうかと見ていたときに「SPRING VALLEY BREWERY」が目に留まったようですね。
今回購入したのは「DAIKANYAMA Sparkling GIFT BOX 」。ワインのような味わいの「代官山スパークリング」と6種のクラフトビールが同梱されたギフトボックス。全7種類のビールが楽しめるようになっています。
ギフトボックスも旅行用のキャリーバッグをイメージしたデザインで、ビールの説明の書かれた小冊子もパスポートのようなデザイン。様々なビールの味を旅のように楽しむ、というコンセプトなんでしょうね。
さすがに1日で全種類飲むのは難しいので、妹とシェアしながらいろいろと飲み比べてみることに。
創業者の名がついた「COPELAND」
私が一本目に選んだのは、ブルワリーの創業者の名前が付けられた「COPELAND」。日本の大手メーカーが出しているビールのスタイルであるピルスナータイプのビール。原点に立ち返る、という意味で創業者の名前が付けられているようですね。
味わいは、苦みと香り、旨みと甘みが絶妙に混じり合ったビールになっています。シンプルでオーソドックスなんだけど、奥深さのある味わい。ホップの香りが鼻から抜けていく感じもあります。これはまた飲んでみたい。
白ワインのようなフルーティさの「代官山スパークリング」
二本目は今回の目玉でもある「代官山スパークリング」を飲んでみます。原料の都合で酒税法上は発泡酒に位置付けられています。グラスに注ぐとかなり薄めのゴールド。かなり華やかでフルーティな香りがします。飲んでみると「あ、これワインだ!」と思わず口にしてしまうほどフルーティで甘さが感じられるビールです。かなり面白い。
セブンアンドアイ限定で販売された「プレミアムモルツ スパークリングゴールド」もシャンパンやスパークリングワインのような味わいでしたが、それよりもワインに近い感じのビールですね。
今回飲めたのは2種類。それに加えて妹が飲んでいたビールをちょっと味見させてもらいましたが「496(ヨンキューロク)」はIPA、IPLらしいしっかりとしたホップの苦みのあるビール、「Afterdark(アフターダーク)」は黒ビールですがしっかり甘みの感じられるビールでした。しっかりというか、結構甘いかな。どちらもかなりクラフトビールらしい面白さのある味わいでしたね。またじっくり飲んでみたいビールたち。
「SPRING VALLEY BREWERY」は東京・代官山と横浜のキリンビール工場内に醸造所併設のビアレストランを出店しています。これらのクラフトビールを楽しみたいときはネット通販だけでなく店舗で飲める!というのもうれしいですね。これはぜひ一度行ってみたいと思います!
キリンビールのクラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」のビールを飲み比べしてみた記事でした。