ニューヨークNo.1クラフトビール!
2017年3月7日、ニューヨーク生まれのクラフトビール「ブルックリンラガー」がキリンビールから発売されました!アメリカを代表するクラフトビールブルワリー「ブルックリンブルワリー」とキリンビールが業務提携契約を締結したため、輸入販売ではなく、ライセンスに基づいてキリンビールがブルックリンラガーを醸造・販売する形になっています。
これまで日本では輸入品の他、「常陸野ネストビール」を醸造する木内酒造がブルックリンラガーの製造ライセンスを取得して樽生のビールを製造・販売していましたが、今回の業務提携でライセンスはキリンが独占取得しているようです。
発売してからいろいろとお店を回ってみたものの見つけることができず、駅ビルに入っている高級食材スーパーの「ザ・ガーデン自由が丘」でようやく購入することができました。税込み429円と缶ビールとしてはちょっとお高めです。コンビニではなかなか手にとりにくい価格帯のビール。ザ・ガーデン自由が丘や成城石井など、少し単価高めの食材スーパーに納品していることが多いようです。ちょっと見つけるのに苦労するかもしれませんね。
キリンとブルックリンブルワリーの提携などについて調べた際に、ブルックリン・ブルワリーのCEOのインタビュー記事を読みました。ブルックリンブルワリーのCEO曰く、「あえて売り出しすぎないことでブルックリンラガーのブランドイメージをしっかり作っていきたい」という考えのようです。なるほど納得。決して安売りせず、そこかしこで売られているわけではないのですね。
ここ数年、クラフトビールの流行の波はアメリカを中心に動いていると言われています。様々なスタイルのビールが生まれる中、アメリカの定番ビールのひとつと言っても差し支えないのが「ブルックリンラガー」なのです。
アメリカンアンバーラガーとは
ブルックリンラガーは1800年代、ブルックリン地区で大流行していた「ウィーンスタイル」のビールを新たに再現したビールです。モルトによって赤みがかった色のビールとまろやかなコクが特徴のウィーンスタイルを新たに表現しています。スタイルは「アメリカンアンバーラガー」。カラメルのモルトとアロマホップの華やかな香りと爽やかな苦味が特徴のスタイルとなっています。
昔ビールの本で読んだのですが、ブルックリンラガーは現地ニューヨークでは水道水を仕込み水に使っているとか。そんな大都市で水道水を使って大丈夫なんだろうか・・・と思っていたのですが、ニューヨークの水道水は厳しく管理されていて高品質なんだとか。なんだか意外です。
ちなみに、ラベルに大きく描かれたデザインロゴはあの「I LOVE NY」(LOVEはハートマーク)をデザインしたミルトン・グレイザー氏のデザインです。デザイン費はお金の代わりにブルックリンラガー飲み放題の権利で、という伝説も残っています。
風味もおしゃれそうだし、缶のラベルもおしゃれなブルックリンラガー。さっそく飲んでみることにしましょう。
ホップの香りと柑橘系の苦味、そして爽やかな後味
さっそくグラスに注いでみると、赤みがかったブラウンのビールがグラスを満たしていきます。香りはホップの爽やかな香り。飲んでみると、柑橘系、グレープフルーツのような苦味が爽やかで、ホップの苦味を感じさせます。
ホップの香りと苦味の感じはどことなくよなよなエールを思い起こさせるものがありますが、ブルックリンラガーは後味のキレの良さが特徴的。
また、カラメル麦芽を使用しているということでほのかに香ばしい麦芽の香りが広がります。香りと苦味の余韻を感じさせつつ、すーっと消えていく後味。これは美味しい。
食事と合わせて飲んでみたい
ブルックリンブルワリーのサイトにはこのビールとのフードペアリング(食事との相性)が紹介されているのですが「ピザ、ハンバーガー、サラダ、ステーキ、ローストチキン、バーベキュー、揚げた魚、豚肉etc」と書いてあって、おお、アメリカンなラインナップ・・・
確かに濃い味付けの料理にも負けない風味でありながら、後味がすっきり爽やかなのでよく合いそうです。キリンビールの製造は缶だけでなく業務用の樽生もあるので、飲食店でブルックリンラガーを飲む機会も増えるかもしれませんね。楽しみ!
ブルックリンブルワリーにはブルックリンラガーのほかセゾンやIPA、ペールエールなど多くの種類のビールが醸造されています。日本でもぜひ製造・販売して欲しい!今後のキリンビールさんの展開に期待です!
ニューヨークナンバーワンクラフトビール「ブルックリンラガー」を飲んでみました!これは美味しいビールです!近くのコンビニなどで見つからないときは、成城石井などの高級スーパーを探してみましょう!