グランドキリンの新シリーズが登場!
<こちらは、2017年に発売されたグランドキリン「ひこうき雲と私」のレビュー記事になっております。2018年4月17日発売の「ひこうき雲と私 レモン編」のレビューについてはこちらからご覧ください。>
2017年4月18日(火)はキリンビールのクラフトビールシリーズ「グランドキリン」の新作「ひこうき雲と私」の発売日でした!名前にひこうき雲とあるだけあって、ラベルは空を表す鮮やかなブルー地に麒麟が飛んだ後にひこうき雲が生まれているステキなデザイン。グランドキリンのラベルのデザインはどれもひとひねりあって好きです。
今回の「ひこうき雲と私」はここ2~3年流行のスタイルである「セゾンビール」を採用していて、ベルジャン酵母を使用した無濾過ビールになっています。無濾過=濁り=雲=ひこうき雲という感じでしょうか。オシャレだ。
個人的にベルジャン酵母由来のフルーティな風味のビールはあまり得意ではないのですが、どのような感じになっているのか気になります。
最近だと「ヱビス 華みやび」が似た感じの香りのビールでしたね(ベルジャン酵母でも無濾過でもありませんが・・)。
また、原材料を見ると、大麦麦芽に加えて小麦麦芽も使用しているので、口当たりが良さそうなビールのようです。
酸味の効いた爽やかなビール
キャップをぽんっと開けて、グラスに注いでいきます。クリアな中にほんの少し濁りのあるゴールドのビールが注がれました。ベルジャン酵母のビールらしいフローラルな香り、少しヨーグルトっぽい感じの香り。
ひとくち飲んでみると、香りの通りヨーグルトみたいな酸味と、いわゆる小麦麦芽を使用したビールらしい優しい口当たり。グランドキリンのサイトにあった紹介文の通りオレンジのような風味を感じます。全体的に苦味は控えめなので味わいとしては軽く爽やかですが、炭酸が少し強めかな、という印象。セゾンビールは元々農作業で働く人々の水分補給のために振る舞われていたと聞きます。爽やかで飲みやすく、ちょっと炭酸の刺激がアクセントになっているのは、セゾンビールの由来にあっているのかも。
普段の晩酌用というよりはビール単体を楽しみたいですかね。食事に合わせるなら洋食の方が合いそう。
変にクセのある風味ではなく、クラフトビールらしい特長を楽しめるビールなので、クラフトビール好きの方にはもちろん、これからクラフトビールを知りたい!という方にもおすすめできる1本ではないでしょうか。
ビールの風味を表現する言葉を増やさねば
ここから先は余談になりますが、ビールの風味を表現する言葉の引き出しを増やさないとなぁと感じます。「フルーティ」と一言で言っても、IPAのようなホップの効いた柑橘系の風味を指すこともあれば、今回のようにベルジャン酵母由来のオレンジの香りも「フルーティ」と言ったりして、なかなか自分の中でも整理しないと難しくなってきました。「フルーティ」という言葉も結構便利で汎用性の言葉なので、自分の舌で感じたことをもう少し具体的な言葉に変換する意識をつけたいですね。
2018年には「ひこうき雲と私 レモン編」が発売されました。柑橘系のさわやかな風味が楽しめる、飲みやすいビールになっていますよ。
ビールの新商品発売日、まとめてます。