足立区の隠れたバラの名所へ
先日、足立区にある「ベルモント公園」へ行ってきました。足立区の住宅街の真ん中にある少し大きめの公園なのですが、実は隠れたバラの名所。春と秋には園内にバラが咲き誇り、ちょっとしたバラ園のようになるのです。ちょうど5月下旬はバラの見頃の時期ということで、バラを見に行ってみた次第です。
ベルモント公園は足立区の「梅島」駅が最寄りの駅になります。梅島は普通の住宅街なので、住んでいる人以外は降りる機会が少ない駅かもしれませんね。梅島駅からベルモント公園までは徒歩5分ほど。住宅街の中に大きな公園が広がっています。
オーストラリア・ベルモント市との姉妹都市提携を記念した公園
そういえばなぜ「ベルモント」という名前がついたのか、気になって調べてみました。実は、足立区はオーストラリアのベルモント市と姉妹都市提携をしていて、ベルモント市との提携を記念して開設された洋風庭園が「ベルモント公園」なのです。
公園の中央付近には赤レンガの洋館風の建物があり、中はオーストラリアの民芸品などが展示された展示室になっています。
公園内もオーストラリアをイメージした羊のモニュメントが置いてあったり、ユーカリなどオーストラリアの植物が植えられていたりしています。足立区の中でオーストラリアを思わせる場所になっています。小さい子供が羊にまたがったり、家族でシャボン玉を飛ばしたりと、なかなか牧歌的な雰囲気の公園ですね。
家族連れで遊びに来たり、レジャーシートを敷いてお弁当を食べたり、のんびり日向ぼっこをしたり、なんていう風景が広がっています。
小さいけれど見応えのあるバラ園
そんなベルモント公園の見どころの一つが小さなバラ園です。公園の外周にバラを植えているスペースを設けていて、45種類ものバラを鑑賞することができます。本数は決して多くないのですが、人が少ないこともあり、一本一本のバラをじっくり落ちついて鑑賞できるのが嬉しいところ。
バラの手入れは難しいとよく耳にしますが、どれも立派なバラの花。冬には枝についた害虫を歯ブラシで掻き落としたりしているそうで、ほんとうに頭が下がります。
一般的にバラと聞くとイメージするのはこの「高芯咲き」と呼ばれるタイプのバラですね。芯を中心に花びらが渦を巻くように咲いているバラです。私はバラと言うとこのタイプを思い浮かべることが多いです。写真を撮るときもついつい多く撮っているような・・・
他にも様々な種類のバラが咲いていました。こちらはつるバラの「カクテル」。赤い花に中心の黄色が目を引くキレイな品種。公園のネットフェンスにつるが絡んで美しい花を開いています。
ベルモント公園は植物の管理にとても力を入れている公園で、春はチューリップやネモフィラ、夏はマリーゴールドやサルビアといったように花壇の植物を季節に合わせて定期的に植え替えています。四季を感じられる公園、良いですよね。
無料で楽しめる、足立区の隠れたバラの名所「ベルモント公園」。決して有名ではないものの、バラの見事さは他の庭園に勝るとも劣らないものがあります。今後も春と秋に美しい姿を見せてくれるベルモント公園のバラを見に行ってみようと思います!
ベルモント公園でバラを見た後は、日本一のパティシエのケーキ屋さんはいかがですか?
せっかくわざわざ梅島まで来たら、美味しいケーキでも食べて帰ってみてはいかがでしょうか?ベルモント公園の近くに、日本一のパティシエが開いたケーキ屋さんがあるのです。最近はかき氷も人気なんですよ。