梅雨をさわやかにする「梅雨のエキゾチック」!
2017年6月6日、キリンビールのクラフトビールシリーズ「グランドキリン」から新作「梅雨のエキゾチック」が登場しました!東京の梅雨入りは6月7日ということで、ほぼ梅雨入りと同時にリリースされることになった「梅雨のエキゾチック」。ラベルにはアジサイをイメージしたモザイク画が描かれています。
梅雨時にゆっくりと味わえるビール、というのがコンセプト。ホップはアメリカのブラボーホップを使用していて、フルーティかつスパイシーな風味を楽しめるビールのようですね。スタイルとしてはベルギービールを参考にして「ベルジャン-インスパイアード-スタイル」と謳っています。ストレートにベルジャンスタイルではないところがグランドキリンらしい、ひとひねり加えたスタイル。
ラベルの表側を見てみると原材料にコリアンダーシードを使用している、と書かれています。日本の酒税法上、ビールの定義のひとつとして「原材料における麦芽の使用量が3分の2以上」という決まりと、原材料として「麦芽・ホップ・水・麦・米・とうもろこし・こうりゃん・ばれいしょ・でんぷん・糖類・カラメル」を使うことが定められています。「梅雨のエキゾチック」は原材料にコリアンダーシードを使っているので、酒税法上はビールではなく発泡酒に区分されます。とはいいながら、この先も「ビール」と表現しておりますのでご了承ください。
ボトルキャップが毎回凝っているグランドキリン。今回は梅雨らしく傘のイラストが描かれていました。オシャレでカワイイなぁ。
梅雨をさわやかにしてくれる、スパイシーなビール!
グランドキリンのボトルキャップを開ける時の「ポンッ!」という音と共に、ボトルからはベルジャンスタイルらしいフルーティな香りがしてきます。グラスに注がれたビールは濁りがなくクリアーな明るいゴールドのビールです。一口飲んでみると、ホップの香りとしっかりとしながらも爽やかな苦味が口の中に広がります。フルーティな香りからは一点、すっきり爽やかな飲みくち。甘みはあまり感じられないですね。
ブラボーホップのフルーティでスパイシーな、どこか柑橘系のような風味は不思議な余韻を生み出して、ついもう一口飲みたくなってしまうビール。
ビール好きとは言いながら、実はフルーティなタイプのベルギービールが苦手な私。ベルジャンスタイルでコリアンダーシードを使ったビールといえば有名な「ヒューガルデン・ホワイト」がぱっと頭に浮かびます。フルーティでバナナのような香りのするビールですが、飲めないんですよね。。。
原材料に「コリアンダーシード」という文字を見た時にこれは飲めないやつだ・・・と覚悟していたのですが、飲んでみるとフルーティさよりもすっきり・爽やかさが感じられる、想像と違ったビールでした。
冷蔵庫から出したばかりの温度だとキリッとした爽やかさと苦味が楽しめます。少し温度が上がればホップの香りが口に広がって、複雑で不思議な余韻がより楽しめるかと。ボトルのまま飲んでもよし、グラスに注いでもよし。爽やかさとスパイシーさ、不思議な余韻を楽しめる「梅雨のエキゾチック」でした!