D7500を持ち出して夜の銀座で撮影する
ニコンの一眼レフカメラ・D7500を持ち出して、夜の銀座の写真を撮ってみました。ニコンDXフォーマット(APS-Cサイズセンサーカメラ)のフラッグシップモデルであるD500と同じ、EXPEED 5という画像処理エンジンを搭載しているD7500。特に高感度性能が向上した、という記事を見かけていたので、実際夜のスナップでどれほど使えるのか、ということを試してみたかったのです。
D7500を購入する前に使用していたD7100の画像処理エンジンはEXPEED 3だったので、2世代の差はどれだけ大きいのか、というのもちょっと楽しみな部分でもありました。
今回はD7500に中望遠単焦点レンズAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gを装着。iso感度の自動制御機能をオンにして、上限を12800に設定。iso感度のコントロールはカメラ任せにしてみました。
銀座の街に咲く、夜のアジサイを撮影する
今回の被写体は、銀座・外堀通りに咲くアジサイ。前回、日中にアジサイを撮影しましたが、今度は夜の灯りに照らされるアジサイを撮ってみます。夜のアジサイ撮影もなかなかない機会だと思うので、どんな感じに撮れるのか、試してみましょう。
さっそく通り沿いに咲くアジサイを1枚撮影してみました。シャッタースピードは1/125秒。手ブレしない目安といわゆる「1/焦点距離(秒)」のシャッタースピードをキープしてくれています。
撮影したデータを見るとISO感度は5000。jpg撮って出しの写真ですが、ISO感度を5000まで上げたらもっとザラっとした写真になるかと思いきや、想像していた以上にキレイです。D7100のときは2000を超えたら結構ノイズが目立っていたのでISO感度を上げるのに少し躊躇していたところがありましたが、D7500だとその心配はなさそうです。
昼のアジサイはこちらからどうぞ。
こちらもISO感度は4500ですが、手ブレも目立たず撮れています。車のライトを丸ボケにして撮ることができています。
こちらはISO3200で撮影していました。夜のスナップで、しかも中望遠単焦点を使っているにも関わらず、シャッタースピードはしっかり1/120秒をキープしてくれるので、手ブレをあまり気にせずに、撮りたいと思った被写体を気の向くままに撮ることができました。
銀座のネオンを背景に撮るアジサイもなかなか楽しいですね。カラッと晴れた日のアジサイや、梅雨らしく雨に濡れたアジサイとはまた違った画になってくれます。銀座ならではのアジサイの写真。
アジサイを撮りながら、銀座の大通りや路地で気になる被写体を撮ってみました。夜のスナップですが、D7500はAFもほとんど迷わずビシっと合わせてくれます。
昭和3年に開業した銀座の老舗バー「Lupin」。ネオンがカッコイイ。そのネオンにひかれて思わずカメラを向けて撮影してみました。想像以上に暗い路地ですが、しっかり撮れています。
銀座・和光の時計塔もカリッとシャープに。D7500の実力を見せつけてくれました。
D7500の高感度性能は夜の撮影の心強い味方
夜の銀座の街に繰り出して、アジサイの撮影から路地のスナップ、と夜の撮影を楽しんでみました。D500譲りの高感度性能は、D7100から乗り換えた私にとっては衝撃的でした。ISO感度の制御もカメラ任せで全く問題ありません。高感度に強いのでISO5000程度であれば出てくる写真がザラザラしすぎることもなく、暗い中での撮影を強力にサポートしてくれます。
しかもD7500はD500やD7100、D7200よりも一回り小さく持ちやすいボディなので、歩きながらスナップ撮影するのに最適なサイズ感。ボディを握っていても疲れません。
D7500、強力なスナップカメラとしての実力を見せつけてくれました。これはいいものを買ったぞ!
D7500の高感度性能についてはこちらもご覧いただくといいかもしれません。
夜の動物園で撮影した写真です
夜の路地でネコさんを撮影した写真です
今回の撮影はこちらの組み合わせでした。
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G フルサイズ対応
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