明治時代から受け継がれた歴史と伝統の「アサヒ生ビール」
2018年5月15日(火)、アサヒビールから「アサヒ生ビール」が発売されました!全国の量販店で購入することができ、2018年5月から7月までの期間限定商品となっています。
さて、この「アサヒ生ビール」ですが、新発売と言うよりは「復活」「復刻」という言葉の方がしっくり来るかもしれません。その理由は大きく2つあって、ひとつは明治33年、1900年にアサヒビールの前身企業・大阪麦酒が発売したピルスナータイプのビールを源流としていること。そしてもう一つはあのスーパードライが爆発的に日本に広まる前に一般用に発売されたのですが、その後ひっそりと業務用樽生のみが流通するだけになり、限られたお店でしか飲めなかったこと。
通称「マルエフ」と呼ばれたビールは、東京・新橋の「ビアライゼ’98」など、ビールにこだわりのある一部の飲食店でしか飲めず、いつしか幻のビールとなっていったのでした。
そんなアサヒ生ビールがこの度ついに沈黙を破って表舞台へと帰ってきた!ということで、近所のイトーヨーカドーでなぜか先行発売していたのでフラゲしてきたのでした。
缶のラベルにはアサヒ生ビールの歴史と特徴が書かれています。明治33年、当時はまだ珍しかった、非加熱のビールとして売り出されたアサヒ生ビール。その後100年以上に渡って脈々と受け継がれてきた、アサヒビール秘伝のレシピといったところでしょうか。
ビールの特徴としては、アサヒビールらしいキレの部分に加えて、まろやかで深いコクが楽しめるビールとなっています。1986年に発売された際は「コクがあるのに、キレがある」というコピーでCMが流されていたそうです。
旨味とコクに加えて、スッキリとした後味
さっそくグラスに注いでみると、スーパードライよりも気持ち濃いめのゴールドという感じでしょうか。一口飲んでみると、ホップの苦味に加えて麦芽の旨味、甘みが広がっていきます。それでいて後味はすっと消えていくキレがあって、爽やかな飲み口。
同じアサヒでも、スーパードライとはかなりタイプが違いますね。おおざっぱに言ってしまえば、スーパードライよりもサッポロ黒ラベルに似た感じがしました。アサヒ生ビールはアルコール度数が4.5%なので、黒ラベルよりも優しい飲み心地。いつまでも飲んでいられるような、飲みやすさのあるビールです。
まろやかで、やわらかい飲み口ですが、ビールの旨味はしっかりと感じられるので、飲み続けられるし、ついついもう一口、もう一本と飲んでしまいそう。期間限定というのが惜しいなぁ。これはちょっと買いだめしておきたい。
アサヒ生ビールをより美味しく飲むなら「三度注ぎ」をオススメしたい
普通に飲んでも十分に美味しいアサヒ生ビールですが、そのポテンシャルをさらに引き出すなら、グラスを用意して「三度注ぎ」でグラスに注ぐのをオススメします。
三度注ぎはビールをわざと泡を立てながら余分な炭酸を抜き、ビールの旨みを引き出す注ぎ方。アサヒ生ビールの旨み・甘みがぐぐっと引き出されるので、より美味しく飲めることうけあい。
この三度注ぎでビールを注げば、長年アサヒ生ビールをサーブしてビール好きを魅了し続けている「ビアライゼ’98」のマルエフに近づけるかも・・・?
ちなみにビアライゼ’98で飲むマルエフは言葉を失う美味しさでした。。。「あ・・・美味しい・・・(にたぁ)」と気持ち悪い笑みがもれてしまう美味しさでした。
100年以上の歴史が今だけ家庭で飲める!ということで、アサヒ生ビールを飲んでみました!