「グランドキリン」シリーズのベルジャンホワイトビール
2018年6月5日(火)キリンビールのクラフトビールシリーズ「グランドキリン」の新作「雨のち太陽、ベルジャンの白」が発売されました。この「雨のち太陽」は2016年に「雨のち太陽のセゾンビール」という形で発売されていて、「ベルジャンの白」は雨のち太陽シリーズ2作目ということになります。
グランドキリンシリーズはラベルデザインがかわいいですよね。
「雨のち太陽、ベルジャンの白」は、その名の通りベルジャンホワイトスタイルのビールとなっています。ベルジャンホワイトといえば、ベルギーで生まれた小麦麦芽やオレンジピールを使ったビール。有名どころでは「ヒューガルデン・ホワイト」や「水曜日のネコ」が同じベルジャンホワイトスタイルのビールです。コリアンダーのスパイシーな香りやオレンジの風味、そして甘みや酸味を感じるスタイルになっているやつですね。
極めて個人的な嗜好で大変恐縮なのですが、実はベルジャンホワイトスタイル(というか小麦麦芽を使ったビール)がちょっと苦手なんですよね・・・バナナやクローブの香りというか、甘いビールというのがあんまり得意ではないというか。(お恥ずかしい話、「水曜日のネコ」はまだ飲んだことがなかったりします・・・)
なので、ベルジャンホワイトスタイルのビールは自ら進んで飲まないタイプのビールなのですが、この「雨のち太陽、ベルジャンの白」はどんな味なのか。はてさて。
甘さ控えめ、ビターな「ベルジャンの白」
缶を開けるとフルーティな香りがほのかに感じます。グラスに注いだビールは白濁はせず、クリアで明るいゴールド。小麦麦芽を使っていると、小麦のたんぱく質で泡がもこもこになるのですが、その通りグラスに注ぐとクリーミーな泡があらわれてビールにフタをします。
さっそく飲んでみると、ふわっとオレンジを香らせつつ、グランドキリンらしいしっかりとした苦味のあるビールに仕上がっています。苦味といっても、いわゆる日本の一般的なビールのような苦味ではなく、柑橘っぽいフルーティな苦味。普段のビールが得意じゃない方も飲みやすいのではないでしょうか。あと、小麦麦芽を使っているので舌触りもなめらかで柔らかいのも、飲みやすさのポイントかも。
ベルジャンホワイトスタイルといいつつも、同じスタイルのヒューガルデン・ホワイトとは結構違う感じのビールですね。ヒューガルデンと同じイメージで飲むと少し面食らうかもしれません。
ビールのラベルにも書いてあるとおり、ぜひグラスで飲んでみてほしいビールですね。泡立ちの良さやオレンジの香りや口に広がる風味は、缶から飲むだけだとなかなか感じにくい部分でもあるので。しっかり冷蔵庫でビールを冷やして、グラスに注いで飲んてみてくださいね。