離陸する飛行機を真下から撮ってみたい!
定期的に撮りたくなる飛行機写真。いつもは羽田空港のデッキで飛行機を撮影していますが、今回は羽田空港近隣にできた新スポット「羽田イノベーションシティ」に行ってきました。
羽田イノベーションシティは京急線・東京モノレールの「天空橋」駅に直結した複合施設で、オフィスや商業施設に加えてライブハウス「ZEPP HANEDA」も併設されています。
この羽田イノベーションシティにある「足湯スカイデッキ」という展望デッキから羽田空港を見渡すことができ、カメラを持った人や家族連れで賑わっているスポットになっています。
のんびり足湯につかりながら飛行機を眺める、なんて楽しみ方もできるスポットです(写真は2020年11月)。
南風が吹いた場合の「新飛行ルート」を狙う
羽田空港では、国際便の発着数増加に備えて2020年3月より新たな飛行ルートを運用しています。南風が吹いている場合、15時から19時までのうち約3時間でB滑走路を離陸に使うルートです。ちょうど羽田イノベーションシティがB滑走路の先にあるので、南風運用の新飛行ルートの時には離陸したばかりの飛行機が頭上を飛んでいくシーンを撮ることができるのです!
こちらのサイトを見ると、現在の羽田空港の飛行コースを確認することができます。15時に南風運用になっているかを見ておくといいですね。
これまでに2回ほど羽田イノベーションシティに行ったのですがその時はどちらも北風が吹いていたため、B滑走路は着陸に使われるルートになっていました。天候ばかりは選ぶことができませんが、新ルートを狙ってきて南風吹いていないときはなかなか残念・・・
この日はゲートブリッジ側からB滑走路に向かって着陸するコースでした。着陸シーンは400mmだとちょっと物足りない長さ。
着陸してターミナルに戻る(と思われる)飛行機を狙ってみました。まぁ、秋冬は南風よりも北風吹くことが多いので、南風新ルートを狙うときは春になってからがいいのかな。
リベンジを果たしたい今回。新ルート運用が始まる15時に向けて14時15分には羽田イノベーションシティに到着してお茶をしながらスタンバイ。一時的に北風運用になってハラハラしたのですが、15時には南風運用のルートになったのでした。さぁ来い新ルート!
こちらに向かって離陸していく飛行機は大迫力!
いよいよ南風新飛行ルートで離陸する飛行機がこちらに向かってくる姿を狙います!まずはスカイマークのB737-800が離陸していきます。滑走路を走りだした旅客機を撮るにはフルサイズの400mmだとやっぱり遠いかなぁ。飛行機撮るには600mmくらいの超望遠が欲しくなる気持ちがわかりました・・・
いよいよ機首が浮き上がってきました。
地面を離れてこちらに向かってきます!
完全に滑走路を離れてから頭上を通り過ぎていくまで10秒もない感じ。頭上を通り越して空に向かっていく旅客機を追いかけるために一斉に望遠レンズがぐるっと後ろを向く姿がなかなか壮観でした。
さて、続いて離陸する飛行機を撮ろうかと構えていましたが、なかなか滑走路を走りだしません。何かな、と思っていたら・・・
左側から着陸する飛行機が滑走路に向かってきています。この南風運用の新飛行ルートのときは、羽田空港に向かってくる飛行機はB滑走路を横切ってA滑走路とC滑走路に着陸する運用になっています。それぞれターミナルのデッキから見える滑走路ですね。
時間帯によってはA滑走路とC滑走路にほぼ同時に着陸するような形で2機の飛行機が向かってきたり。次から次へと飛行機が離着陸していくシーンは圧巻でした。
着陸する飛行機を見送って、JALのエアバスA350が離陸していきました。
車輪をしまいながら上空を飛んでいくA350。ファインダーを覗きながら望遠レンズを上に振り上げるのはなかなか難しい!
青空をバックに輝くA350。普段空港のデッキなどで撮影する場合とはまた一味違うアングルでとても楽しめました。この後は急接近した雨雲により羽田付近は一気に雨模様になったため撤収となりました。
カメラの設定振り返り(次回撮影する際の備忘)
今回の撮影を振り返って感じたのは「離陸中の飛行機を撮影するには1/1000秒より速いシャッタースピード必要だな」という点。帰って写真を確認すると、遠目にはきっちり撮れているように見えて拡大すると被写体ブレしてしまっている写真が結構ありました。
この写真、一見普通に撮れているように見えますが
拡大するとブレブレ。シャッタースピードを確認すると1/640秒でした。頭上を通り過ぎる飛行機を望遠レンズで追いかけているので単純に手ブレの可能性もありますが、シャッタースピードが足りなかったようです。
次の写真も似たような形で、頭上にいる飛行機を撮っています。
こちらは1/1000秒のシャッタースピードだったので、「BOEING 787」の文字がブレずに止まっていました。旅客機の離陸時のスピードは時速300kmほどで、そこからグングン加速しているとなると最低でも1/1000秒は必要になりそうですね。
飛行機撮影を得意とする写真家・中野耕志さんの書籍でも「シャッタースピードは1/1000秒を基準」と紹介されていました。飛行機を撮るときは絞り優先よりはマニュアルで設定してしまったほうがよさそう。次回飛行機を撮影するときには忘れずにせねば。
機材面では400mmの望遠ではやや物足りないシーンもあるので、500mm、600mmあたりまでカバーできるレンズか、テレコンバーターを手に入れるか・・・
南風運用にあたるかどうかは天気次第。秋冬は冷たい北風が吹くことが多いので、狙い目は春夏になるのでしょうか。もう少し新型コロナウイルスの影響が落ち着いてくれたら、また撮りにいきたいところです。