
初めての「世界陸上」観戦!

2025年9月13日から21日までの9日間で開催される「東京2025 世界陸上」。今回、DAY2イブニングセッションのチケットを入手することができたので、行ってまいりました!人生初の世界陸上だ...!
「2025チケット」という、18歳未満のこども、65歳以上の高齢者、障害のある方を1名以上含む家族やグループを対象としたチケット販売企画がありまして、申し込んでみたところチケットを入手することができました。

2025チケットの座席は3階席。全体の様子が見渡せて、世界陸上の雰囲気を楽しむことができる席でした。

この日、イブニングセッションの競技開始時間は18時30分。18時過ぎからテレビ放映がスタートして、アナウンサーやMCが会場を盛り上げます。

テレビで見るブースはスタジアム南側に設置されていました。屋内のブースかと思っていたのですが、屋外なんですね。この日は気温30度だったのでブースも暑そう。

ユニオンジャックを手に記念撮影する姿も。ちょっと憧れますね...。

メインスタンド側にはジャマイカ選手を応援する大応援団が陣取っていました。

競技開始前にはウェーブも発生!観客全体で盛り上がろうという雰囲気がいいですね。
男子 400m 予選

イブニングセッションは男子400メートル予選からスタート。日本からは佐藤風雅選手と中島 佑気ジョセフ選手が出場しました。

予選2組に登場した中島 佑気ジョセフ選手の走りが素晴らしかった!

コーナーを立ち上がるまでは4着から5着の位置にいた中島選手が直線で一気に加速!

なんといきなり日本新記録を打ち出して堂々の2位!圧巻の走りで会場も大盛り上がり!!すげぇ!
男子走り高跳びもスタート

中島選手の日本新記録樹立の興奮冷めやらぬ中、気付けば男子走り高跳びも始まっています。トラック競技の合間にもいろいろ競技が進んでいくんですね。

フィールドでは女子円盤投げも始まる模様!

円盤投げで興味深かったのは、フィールドにラジコンカーが2台走っていたこと。

投てきが終わった円盤をもとの場所に運んでいるんですね。一生懸命お仕事している姿がかわいい。

男子走り高跳びでは、予選B組を戦う瀬古優斗選手が場内に手拍子を要求。ここまで2メートル21センチのバーを2度落として、次を落とせば予選敗退が決まってしまうシチュエーション...。会場の応援の力を借りてクリアしたいところ。それにしても場内の拍手の音が凄い!


見事成功!!!うおおお!客席からものすごい歓声が上がりました。もちろん私たちももれなく絶叫。会場全体で応援して、会場全体で喜ぶ感じ、とても雰囲気がいい。
女子400メートル予選

行きつく間もなく続いて女子400メートル予選がスタート。第5組に松本 奈菜子選手が出場しました。あっという間にトラックを1周していく選手たち。速い!

ホームストレート側であわただしく準備が始まりました。これはいよいよ...

100メートル走の時間だ!この日は準決勝・決勝と2レース行うスケジュール。

100メートルのスタートの瞬間は客席も静かになります。独特の緊張感がありました。

さすが陸上競技の花形。100メートルの選手が登場すると会場から大きな歓声が上がっていました。
女子走り幅跳び

女子と男子の100メートル走の合間に女子走り幅跳び決勝もスタート。走り幅跳びはバックスタンド側で行われるので、私たちが座っている席からも見やすかったです。跳躍の瞬間を写真に収めようと、カメラマンの位置取りがはじまりました。



この日唯一の7メートル超えを見せたアメリカのデイビス ウッドホール選手。跳躍の躍動感がすごい!

迫力ある写真はこういうポジショニングから撮影されるのですね...!
激しいバトルの女子1500メートル

時計は21時を回って、トラックでは女子1500メートル準決勝がスタート。1500メートルは位置取りの際の接触が多いことから「陸上の格闘技」なんて異名があることを聞きましたが、まさに目の前で接触による転倒が...!優勝候補の一角と目されていた、エチオピアのハイル選手が転倒という波乱の展開。

ハイル選手は転倒にも負けず、その後3位で決勝へ。強い...!大迫力のレースでした。
まさかのスペシャルゲスト

女子1500メートルが終わるとMCが登場。このあとの100メートル決勝に向けて乞うご期待!的な話だったのですが、スペシャルゲストとしてあのウサイン・ボルトが!どよめく会場。あたりの人がみなスマホで撮影していたのが印象的。

同胞のジャマイカ選手の金メダル獲得を期待して、代名詞の「ライトニング・ボルト」ポーズで締め。千両役者すぎる。
男子10000メートル決勝

100メートル決勝の前に、トラックでは男子10000メートル決勝のレースが始まりました。葛西潤選手、鈴木芽吹選手。2名の日本人選手が登場します。

トラック25周の長丁場。

夜でもまだまだ気温が高いためか、バックストレートには給水ポイントも設置されていました。給水するには少しアウトコースに膨らむ必要があるため、給水のタイミングも戦略のひとつになりそう。

かなりのスローペースとなったこのレースは、日本人選手2人が先頭に立って集団を引っ張るシーンもあり、場内の応援がトラックに降り注いでいました。

ラスト1周になっても10人近くが先頭集団を形成してスプリント勝負!!

ラストはフランスのグレシエ選手がエチオピアのケジェルチャ選手を差し切って大逆転の金メダル!アフリカ以外の選手が10000メートルの世界大会で優勝するのは40年ぶりだとか。

10000mで目を引いたのは、疾走する選手を撮影するカメラマンの姿。電動一輪車を駆り選手を撮影するその姿はまさに仕事人。テレビで見るスピード感溢れる映像はこうやって撮影されていたのか!
今日のクライマックス。100メートル決勝

22時20分、本日のクライマックスとなる男子100メートル決勝。世界最速の男がここで決まる...!という高揚感がスタンドを包みます。

決勝のスタートはフライングから。ボツワナのテボゴ選手がフライングで失格となる波乱...!ざわつくスタンド。

スタートの瞬間!静寂から一気に歓声が爆発!

セビル選手、トンプソン選手のジャマイカ1.2フィニッシュ!
ウイニングランは尊い

メダルを獲得した選手がウイニングラン。円盤投げで優勝したオールマン選手。メダリストが笑顔で走ってくると手を振りたくなりますね。この距離ですが、金メダルを拝めるとは。

走り幅跳び金メダルのデイビス ウッドホール選手。はためく星条旗がよく似合う。

10000メートルのメダリストがウイニングランでトラックを走ってきてくれました。

激戦の10000メートルを制したフランスのグレシエ選手。カッコいい。

ここでも並走する電動一輪車カメラマン。
時間厳守で進行される運営に驚き

全体を通して感じたのは、それぞれの競技の開始時間がほぼほぼオンタイムだったこと。トラック競技や跳躍競技が重なりながらも、予定通りに進んでいく運営に驚きでした。すごいプレッシャーだよなぁ...。どこがノウハウ持ってるんだろう...なんてことを気にしてしまいました。
おかげで、この日最後の種目となった男子100メートル決勝も、ほぼほぼ時間通り22時20分スタートとなり、無事(?)電車で帰宅することができたのでした。
陸上の世界最高峰の舞台を見ることができて、非常に興奮しました!また、実際に現地で観戦して会場の雰囲気を感じられたことで、テレビ観戦も楽しめそうです。