
「どこかにビューーン!」で行く、秋の岩手・盛岡
11月、JR東日本の「どこかにビューーン!」を使って、秋の岩手・盛岡へ旅行に行ってきました。
「どこかにビューーン!」とは、JR東日本の新幹線が到着する駅の中から、ランダムで選ばれる4つの候補地のうち、どこか1つの駅への新幹線往復チケットが発行されるというサービス。JREポイントを使って申し込むことが可能です。候補地の組み合わせはランダムで、東京・上野・大宮駅発着の場合、47駅からチョイスされることになります。
候補地の組み合わせを厳選すべく、何度となく候補地をリロードし、申し込んだ結果...今回の行先は「盛岡」に決定!

朝6時~9時台のチケットを申し込んだところ、用意されたのはやまびこ51号・盛岡行き。始発の新幹線に乗るのは初めてだ...。

4時起きで自宅を出発し、上野駅へ到着。日曜日の朝5時台、さすがに人が少ないですね。

E5系新幹線で盛岡を目指します。6時10分に上野駅を出発して、盛岡駅到着は9時17分。3時間ほどの乗車時間です。普段は東海道新幹線に乗る機会が多いので、東北新幹線に乗るのは新鮮。

盛岡駅のホームに降りると、ひんやりとした風がお出迎え。この日の盛岡は最高気温12度の予報でしたが、朝9時の時点では4度。駅構内のベンチに座ると、頭上にはヒーターがついていました。あったかい...。
駅前でレンタカーを借りて、いざ出発!
まずは小岩井農場へ

まず最初の目的地「小岩井農場」へやってきました。アスレチックあり、アクティビティありと、遊びたい盛りの小学生男子のニーズを叶えるにはここしかない。盛岡から車で30分で到着できる距離感もありがたい。初手から盛岡市内を飛び出してしまいましたが、こればっかりは仕方がない...!
ちなみに、小岩井農場の「小岩井」は地名ではなく、創業者3名の頭文字(小野 義眞、岩崎彌之助、井上勝)を取ってつけられたのだとか。レンタカーを借りるときに、カウンターで店員さんに教えてもらって「えええそうなんですね...!」と思わずリアクションしてしまいました...知らなかった!
入園券を購入して、「まきば園」へ入園します。

まきば園に入園して、最初に目に飛び込んでくるのは、岩手のシンボル・岩手山。山頂付近は雲がかかっていますが、こんなに近くで見られるのか...!

息子くんがさっそく「これやりたい!」と飛びついたのが「ファームパトロール」。足漕ぎ式のペダルカートで全長350メートルのコースを回るアトラクション。ペダルカートのクオリティが高くてカッコいい...!利用条件に「身長150cm以上、体重100kg未満」と書いてあったので、小学生男子が一人で乗るには身長が足りないか...と思っていたところ、スタッフさんが「ペダルに足が届いて漕げれば大丈夫」とのこと。乗れてよかった。

大人側の目的は「美味しいものが食べたい!」。園内で焼き肉メニューを楽しめるレストラン「山麓館レストラン」で焼き肉!

小岩井農場で飼育された小岩井牛の厳選4部位を味わえる「小岩井牛食べ比べプレート」。左下のチーズは、地中海の島国・キプロス伝統の「ハロウミチーズ」を小岩井農場で手作りしたもの。鉄板で焼いても溶けないチーズで、焼き目をつけて食べるのがおススメとのこと。食感がシャキシャキとしていて、不思議なチーズでした。そして美味。

私は小岩井牛とラムの盛り合わせ。ラムも美味しい。

小岩井牛の焼き肉、美味。そして野菜も美味でした。焼くと甘味が引き立つ感じ。

焼き肉を楽しんで、再び園内を散策。あまりにも空が広く美しいので、国語の教科書に載っていた「かげおくり」をやってみることに。空に白い影が浮かび上がるんですよね。
その後息子くんはアーチェリーをやったりハンモックで寝てみたりと満喫してくれた模様。

私は小岩井農場の酪農発祥の地・上丸牛舎を見学。

約300頭が暮らしていて、100年近く前に建てられた牛舎が現役で稼働しています。

牛さんの放牧は朝10時までだったようで牛さんはみな牛舎へ。次は放牧されている姿もぜひ見てみたい。
盛岡市内をちょっと観光

小岩井農場から車で盛岡市内へと戻ってきました。私の希望で、紅葉の名所「南昌荘」へと向かいます。少し離れたコインパーキングに車を停めたあと、市内を流れる中津川を渡って南昌荘へ。

川岸に降りるところに「クマ出没注意」のカラーコーンが...。連日のようにクマ出没のニュースを目にしますが、盛岡はこんな街中でクマ出没注意が周知されるのか。初めて実態をリアルで感じた気がする。

中津川は鮭が遡上する川、という案内が出ていましたが、ここ数年は観測されていないのだとか。「鮭目当てということもあるのかな」と思っていたのですが、そうではないみたいですね...。

南昌荘で見た紅葉は美しいのひと言。私が見た、ここ数年の紅葉の中で一番キレイだったかもしれない。このタイミングで盛岡に来られたことが嬉しい。


古い建物を見たり中に入ると、タイムスリップした感じというか、非日常感を味わえるのが好きです。古いものを残してくださる方々に感謝。

南昌荘で紅葉を満喫したあと、奥さんのリクエストで「Nagasawa COFFEE」さんへ。2023年、アメリカのニューヨークタイムズ紙が「52 Places to Go in 2023(2023年に訪れたい世界52都市)」で盛岡を取り上げた際、盛岡の魅力のひとつとして名前が挙がったカフェです。
盛岡の中心街から少し離れた、住宅街の入り口のような場所にお店がありました。日曜日の夕方でしたが、お店はほぼ満席。

ドイツ製の大きな焙煎機やカウンターでコーヒーを淹れる姿を眺めながら、コーヒーをいただきます。

キャラメルナッツのアフォガード。甘さ控えめのキャラメルナッツアイスとエスプレッソの組み合わせも美味。


コーヒーが美味しかったので、実家へのお土産を買って帰ることに。いろいろな豆がある中でスタッフさんに相談してみると「ブレンドはその店のおすすめだったり、こだわりが詰まっていることが多いですよ」とのアドバイス。なるほど確かに...。
ということでNagasawa COFFEEさんの定番「KEEP SMILE Blend」をお買い上げ。実家で飲みましたが、すっきりしているけど香りや酸味も程よく感じる、とても飲みやすいコーヒーでした。今後ステキなコーヒー屋さんに出会ったら、ブレンドを買って帰ることにしてみよう。
夕食は岩手の食材を堪能

レンタカーを返却してホテルにチェックインしたら夕食へ。予約していたお店へ向かいます。

盛岡のメインストリート「大通り」を抜けて、櫻山神社の門前にあたる内丸エリアの居酒屋「〼(マス)~かまどのある家・酒をよぶ食卓~」さんへやってきました。岩手の食材を使った料理や多種揃えた日本酒、そしてかまど炊きのご飯が推しのお店とのこと。楽しみ!

1日の締めくくりは美味しいビールで。朝早かったし、車の運転も頑張ったし、パーフェクト黒ラベルが一段と美味い。

まずやってきたのが「蒸し野菜の盛り合わせ」。小岩井農場でも感じましたが、岩手の野菜は美味しい。塩とオリーブオイルが野菜の味を引き立ててくれて、箸が止まらない!

宮古や大船渡漁港で水揚げされた新鮮な魚介類をお刺身で。人数分を小分けに出してくれるのもうれしい。

岩手のブランド豚肉「折爪三元豚 佐助」のいろいろな部位を楽しめる「焼きとんの盛り合わせ」。濃い目の味付けでビールが進みすぎる...!

お店の売りになっている、かまどで炊き上げたごはん。締めはおにぎり。にんにく醬油の焼きおにぎり、食べる前から美味しいってわかるし、食べてみてやっぱり美味しかった。

お味噌汁もついてきて、ほっとした気分でごちそうさまでした。どのメニューも美味しかった。次は日本酒を楽しみたいなぁ。日本酒好きな人と一緒に行きたいお店でした。
この日は4時起きだったこともあり、ホテルに帰って20時30分には全員就寝となりました。早寝。
「アートホテル盛岡」自慢の朝食を満喫

今回の旅行では「アートホテル盛岡」さんに宿泊しました。決め手となったのは「岩手の味覚をふんだんに使った朝食ビュッフェ」。

2日目の朝、楽しみにしていた朝食の時間!朝食ビュッフェはホテル最上階のホールで。朝焼けがキレイ。

ごはんは南部鉄器の釜で保温されています。美味しそう!

盛岡は一世帯あたりの豆腐消費額が日本トップクラス(調べたところ、那覇が一位で、盛岡が二位らしい)ということで、豆腐推し。三陸産わかめと盛岡豆腐で岩手らしい味噌汁のできあがり。


ごはんの隣に並んでいた、気になる一品...「彩りぺっこどん」!岩手の言葉で「ぺっこ=ちょっと、少し」という意味だそうで、ごはんに乗せたら小さな海鮮丼に!

漬けまぐろ、とろろ、卵焼きとほうれん草かな?そしていくらをトッピングして...

ごはんに乗せれば、ぺっこどん完成!美味しかった!

食事している間に朝日が顔を出してきました。

「岩手のソウルフード」福田パンも置いてあるのが嬉しい。

福田パンのお供には、南部鉄瓶で温められたコーヒー!口当たりがなめらかで飲みやすい!

あんバターを挟んだ福田パンと南部鉄瓶コーヒー。最高の朝食メニュー。
他にもわんこそば・冷麺・じゃじゃ麺の岩手3大麺が一口サイズで用意されていたり、岩手の食材を使った料理がたくさんあって「旅行に来たな!」という気分を高めてくれる朝ごはんでした。満腹満足。

帰りの新幹線はお昼に出発なので、朝のうちに盛岡市内を軽く散策。この日は朝から雨の予報でしたが、降り始めが遅れている様子。その間にいろいろ巡りたい...。大通りを抜けると盛岡城跡公園の角に到着。

ガイドブックには「盛岡城跡公園の紅葉は見ごたえあり」と紹介されていましたが、納得の色づき具合。

モミジの木が立派で、葉の付き方のボリュームがすごい。

盛岡城跡公園を右手に通りを進んでいくと「岩手銀行レンガ館」が見えてきました。東京駅と同じ辰野金吾が設計した、重要文化財にも指定されている建築物です。

こうしてみると東京駅にそっくり。開館時間前だったので、中に入れなかったのが心残り...。

あれ、東京駅でもこのアングル、撮ったことあるぞ...?

岩手銀行レンガ館の交差点を曲がると、今度は昭和2年築の盛岡信用金庫本店(旧:盛岡貯蓄銀行)。

さらに進めば江戸時代に作られた「茣蓙九」を経由して、大正2年に建てられた「紺屋町番屋」に到着。ほんの250メートル歩いただけで江戸→明治→大正→昭和の建築物が見られるなんて...。今回は外観しか楽しめなかったのですが、次は中までお邪魔したい。

中津川を挟んで反対側に、ひときわ大きなイチョウの木が見えました。川の反対側から見てこの大きさよ...。

川を渡ってイチョウの木の下までやってきました。お、大きい。推定樹齢はおよそ120年らしい。

イチョウの木の下の道路は黄色いカーペットのようでした。

盛岡城跡公園に戻ってきたところ、雨がパラパラ降り始めてきたので、そろそろ散策を切り上げねば...。途中、公園内で犬の散歩をしている方とすれ違いましたが、熊よけの鈴を鳴らしながら散歩されていました。改めて熊の存在を感じた瞬間です...。

オレンジに染まるモミジが鮮やか。

落ち葉もカラフル。短い時間でしたが、市内散策もできて満足です。
秋の東北・盛岡、大変満足でした。いい時期に盛岡に旅行に来られてよかった。もっと盛岡市内の観光も楽しみたかったし、岩手県内の他のエリアにも行ってみたい。太平洋側に出て海の幸を満喫するのもいいですよね...。また岩手に来なければ。