大正時代に建てられた重要文化財「名古屋市市政資料館」
3月の連休に奥さんの実家のある名古屋に帰っていました。その時に「名古屋市市政資料館」に行って写真を撮ってきました。ブログでここの写真を見てから一度ぜひ行ってみたかった場所です。
名古屋市市政資料館は、1922年(大正11年)に「名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎」として建築された建物を公文書保管・公開のための建物として再利用し、一般公開されている施設です。資料はもちろんのこと、大正時代に建てられたネオ・バロック様式の屋敷に実際に立ち入って見学することができます。さらには見学に関連する写真撮影も可能、ということで、これは行かない手はありません。
※結婚式やその前撮り、スケッチなどの目的で市政資料館を利用する場合には、あらかじめ申し込みが必要となっています。個人での撮影については可能ですが、営利目的での利用が認められていないので、それぞれご注意ください。申込みについては名古屋市のホームページにある問い合わせ先へお尋ねください。
建物に入るとまず正面に現れるのが重要文化財でもある中央階段。左右対称が美しさを際立たせている感じ。正面には美しいステンドグラスが施されています。入ってすぐにその荘厳さに圧倒されました。ちなみにこの日は演奏会のイベントが行われていて、マイクや音響設備が用意されていました。
結婚式の前撮りは、まるでヨーロッパのどこかのお城や洋館で結婚式を挙げるかのような写真が撮れそうですね。
建物の性格は少し異なりますが、東京だと明治生命館に近い雰囲気だと感じました。
公文書館ということで、名古屋市政に関する書物や大正時代の六法全書など、貴重な資料が展示されています。
こちらは陪審法廷を再現した部屋になっています。調度品も重厚感があって圧倒されます。
あれ、息子くんが写り込んでいましたね。この後眠くなって少しぐずってしまいました。ちなみに市政資料館と道路を挟んで向かいにある「うぃる愛知」にはカフェスペースがあって、私が写真撮影している間、奥さんと息子くんはそちらで待っていてくれました。ちょっとゆっくり休憩、というときに利用できるのがうれしいですね。
市政資料館の中で印象的だったのは窓枠。窓枠そのものも画になるし、窓枠から見える中庭もまたいいのです。
すごく雰囲気のある場所ですね。いたるところでカメラを向けてしまいます。
天井にも美しいステンドグラスが施されていました。
こちらは1階フロアへと続く階段。中央階段とはまた違う、すこし重たい雰囲気の漂うフロアへと下りていきます。
下のフロアには留置所がありました。格子の付いた重たそうな扉。
独房が一部屋再現されて公開されています。
ぽつんとついた灯りと外から入ってくる太陽の光。それでも陰の多い暗い部屋。ここに入ったときは何を想うんでしょうね。
まるでRPGのダンジョンのような階段。
初めて中に入ることができた市政資料館。ここは何度来ても楽しそう。また奥さんの実家に帰った時に立ち寄ってみたいと思います。