ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

ネコと夜景とビール

天気のいい日は飛行機を撮りたくなる。羽田空港で1日撮影を楽しんできた話

そうだ、羽田で写真を撮ろう

 

2023年の12月は暖冬気味という予報の通り、日中は暖かい日が多いように思います。12月のとある休日、天気予報を見ると日中はほぼ晴れ、そして風向きは南。これは行くしかない。ということで、羽田空港に写真を撮りにいってきました。

 

第2ターミナルの展望デッキから、離陸する飛行機を撮影する

まずは第2ターミナルの展望デッキへと向かいます。この時間帯、離陸する飛行機は南向きに離陸していきます。第2ターミナルの展望デッキから滑走路を見て、左から右に向かって離陸していく形。ということで、南側のデッキで撮影することにします。

 

12月にしては気温が高い日(東京の最高気温は約18度)ではありましたが、それでも夏に比べれば空気が澄んで遠くがよく見えます。ゲートブリッジもハッキリ写りました。

 

この日はタンカーをはじめ船舶の往来が多く、滑走路越しに多くの船が見えました。

 

同じ青白のカラーリング。それぞれ空と海を往きます。

 

海外の航空会社の飛行機も何機か離陸していきました。ライトブルーがキレイな大韓航空。海の向こうにはうっすら幕張のビル群も見えますね。

 

垂直尾翼のデザインを見れば一発で分かるアメリカン航空。機体がグレーというのも渋くてカッコイイ。

 

そんな中、ひときわ鮮やかなブルーを纏った飛行機。ITAエアウェイズ!

 

これはサッカーイタリア代表をはじめ、イタリアのナショナルチームが身に着ける「アッズーリ」の色ですね。地中海のブルーとも、イタリアの名家・サヴォイア家の旗印に用いられた色ともいわれている青。

 

よく見ると、ブルーメタリックの機体に、モノグラムのロゴみたいなものが描かれている!垂直尾翼のイタリア国旗のカラーリングもオシャレ。これはまた撮りたい機体。

 

みんな大好き747-8型機。「ジャンボジェット」と呼ばれた大型機の最終バージョンなんですよね。この日第2ターミナルの展望デッキでこの機体を狙っていた方も多かったようです。

 

機体が大きいため、離陸するまでの滑走距離も長いようで、ほかの機体の機首が上がりはじめるポイントでもまだまだ滑走中!

 

滑走路の後半あたりでようやく離陸していきました。海外の航空会社の飛行機も多くみられるようになって、いいですね。

 

離陸した飛行機が頭上を飛んでいく!「ソラムナード羽田緑地」

続いて、多摩川の河川敷に整備された「ソラムナード羽田緑地」へ向かってみました。南風が吹いているとき、15時から18時の間、飛行機は南西に伸びるB滑走路を使って離陸していきます。羽田空港から多摩川方面に向かって離陸する形になるので、多摩川のあたりにいれば、離陸する飛行機が真上に見られるような形になるのです。

 

この日は12月ながら気温が高めで、風向きも南向き。12月にしては珍しいコンディション。これは離陸していく飛行機を撮るチャンス!過去の天気を調べてみると、12月で南風が吹くのは1ヵ月に5日前後らしく、確率にして20%に届かないくらい。これはなかなか運がよかったのかもしれません。

 

ソラムナード羽田緑地へと到着すると、カメラを構えた方々がぞろぞろ。さすが。あのあたりに行けば美味しい構図で撮れるはず...

 

おお、離陸していく飛行機が正面にいる!距離にしておよそ2キロから3キロくらい先にいるはずですが、それでも結構大きく見える...!

 

空港のデッキで、離陸していく飛行機を横から見るのとはまた違った迫力。

 

浮いた!

グングンこちらにに向かってきます

この距離で飛行機を真下から見上げるなんて、初めての経験な気がする。

 

私が使っている望遠レンズはTamronの100-400mmなのですが、このポイントで離陸する飛行機や頭上を越えていったを狙うにはもう少し距離が欲しいところ。カメラの設定で撮影範囲をDX(APS-Cのセンサーサイズ)に変更することで、焦点距離は1.5倍・最大600mmだ!

 

飛行機を撮るときは400mmよりもう少し長い距離が欲しい...と感じることがありますよね。500mmとか、600mmまで撮れるレンズが欲しい...!

 

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こういうのとか...

 

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500mmでもいいなぁ...

 

南風運用の新ルートだと、A滑走路とC滑走路に着陸する飛行機とB滑走路から離陸する飛行機がクロスするような構図に。望遠で撮るとなんだか雑コラな写真になってしまいました...

 

ひときわ目立つカラーリングの機体がやってきな...と思ったら、ソラシドエアのナッシージェット!

 

www.solaseedair.jp

 

県木がヤシの木という宮崎県にピッタリなポケモンということで「宮崎だいすきポケモン」に任命された、ナッシーとアローラナッシー。にぎやかなデザインは子どもウケ良さそう!機体のおなかにも窓が描かれていて、覗き込んでいるポケモンがいるのもいいですねー。

西日を浴びながら旋回する飛行機。カッコイイ...!

 

ここは富士山がキレイに見えそうだ。また遊びに来よう。

 

家族と一緒に来るならトイレがキレイでお店もあって足湯まである羽田イノベーションシティ、ひとりで撮影するならソラムナード羽田緑地かな。

 

第一ターミナルでマジックアワーの富士山と流し撮りを楽しむ

日没の時間が近づいてきたので、今度は第1ターミナルの展望デッキへやってきました。曇りでなければ富士山が見えるはず...!と目論んでいましたが、見えた!

 

12月の日没どきは、あっという間に暗くなっていく感じ。

 

しかし、富士山がよく見える場所にスターウォーズジェットを駐機してくれているのはANAさんの粋な計らいというやつなのでしょうか?

 

今回夕暮れ時の第1ターミナルで撮ってみたかったのは、富士山を背景にした流し撮り!デジタルカメラマガジンの2023年11月号で作例として紹介されていた写真を見て「これは撮ってみたいぞ!」と。

 

ちょうど右からやってきたスカイマークのピカチュウジェットで試し撮り。このときは1/60秒だったので背景はあまり流れていませんでしたね...

 

ここからは着陸する機体が左側からやってくるので、減速しながら滑走路を進む飛行機で流し撮りチャレンジ!これでシャッタースピードはようやく1/25秒。

 

何枚も手ブレ写真を量産していく中、ようやくファインダーを額(というか眼窩?)に押し当ててカメラを固定する、というコツを思い出しました。毎回忘れてしまうので、いかんなぁ...

 

これで1/30秒。うーん、作例に比べると流し撮り感が少ない。

 

富士山が背景に入って、1/20秒までシャッタースピードを遅くできたけど、今の私の腕ではここらへんが限界か。作例はNDフィルター付きで1/10秒だったので、まだまだその域には届かない...!一脚か三脚を投入しないと厳しいかな。

 

すっかり日が落ちて富士山も見えなくなったものの、流し撮り100本ノック。これでシャッタースピードは1/15秒!

 

スカイマークの星が流れて1/15秒!

 

なんとか1/13秒まで撮れたけど、これをコンスタントに撮るのはまだまだ練習が足りないか。それにしても流し撮りは難しいけど楽しいですね!「もう1本、もう1本だけ...」と粘ってしまって、帰宅する時間が遅れたのは秘密。

 

国内線・国際線のいろいろな飛行機を撮ったり、新ルートを飛ぶ大迫力のシーンを撮ったり、富士山×夕焼け×飛行機という組み合わせで撮ったり、フルコースで楽しめた1日でした。羽田空港で写真を撮るのはやはり楽しい!今回はソラムナード羽田緑地での撮影もできて大満足でした。