果たして飛行機は飛ぶのか・・・
少し早めの夏休みをいただいて、旅行に行ってまいりました。今年の目的地は岡山県!倉敷と、広島の尾道まで足を伸ばす2泊3日のプランを考えていたのですが、なんとちょうど旅行の期間に台風が西日本に直撃するという日頃の行いを疑いたくなるようなタイミングになってしまいました。。。
中国地方への台風上陸は7月16日の夜~明け方と聞いていたものの、近辺には台風の影響が早くも及んでいて、四国行きの飛行機は軒並み欠航。岡山行きは大丈夫なのか!?とヒヤヒヤしつつも、定刻通り飛行機は離陸。気流の影響でフライト中も揺れがありましたが、無事、岡山空港へ着陸となりました。
ちなみに、なぜ岡山へ?
今回岡山に行こう!と決めたきっかけは、 東京・新橋にオープンした岡山県と鳥取県のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」でした。元々奥さんが鳥取が好き(というか砂丘が好き)で、2013年に夫婦で鳥取旅行に行ったのですが、私もすっかり鳥取の魅力にハマり、夫婦で鳥取好きに。「とっとり・おかやま新橋館」も最初は鳥取の名産品を見に行くのが目的だったのですが、いつの間にか「岡山もいいな」と。当然観光パンフレットなども豊富に置いてあって、読んでいるうちに旅行に行こう!となったのでした。
アンテナショップっていいですよね。その土地の魅力が十二分に感じられて、行ってみたくなります。今回はそんなアンテナショップがきっかけとなって岡山旅行へ行くことになったのでした。
岡山空港から備中松山城へ車で移動
岡山空港で車を借りて、一路高梁市へ。空港に到着するとレンタカー屋さんが出迎えてくれます。車で空港ターミナルからレンタカー屋へ移動して、手続きをして出発です。今回は初日のみ車を使うプランで、「天守の残る山城」備中松山城と吹屋地区へを巡った後はホテルを予約している倉敷へ。倉敷の店舗にレンタカーを返却すればOKなのは便利ですよね。
備中松山城と吹屋地区もアンテナショップにあった高梁市の観光パンフレットを見てプランに組み込んだのでした。
レンタカーを借りて空港から出発。空港から1時間ほど車を走らせると高梁市へと入ります。空港から高梁市までは一般道を走っていきますが、ナビに従っていけば特に問題なく行くことができました。タイミングもあるのでしょうが車も少なくて快適なドライブ。
高梁市へ到着するとなんと青空が見えています!雨が降っているとさすがに山道は厳しいだろうと備中松山城は半分諦めていましたがこの天気であれば行けるんじゃないか!と、喜び勇んで備中松山城へと向かいます。城へ向かう道は市街地から山道へ。道幅がちょっと狭いので運転は慎重に。。
「日本一高い山城」へ
備中松山城は山城で、途中までは車で登ることができるのですが、天守のある山頂は徒歩でないと登ることができません。8合目のふいご峠の駐車場に車を止めると歓迎の看板が目に入ります。そして「夜間の登城は危険なためご遠慮ください」の看板のインパクトたるや。
城へのアクセスでの注意点ですが、5合目から8合目までシャトルバスが出ている場合があります。平日またはシャトルバスが運行していない日は、8合目まで車で進むことができますが、シャトルバスが運行している日は5合目の城見橋公園で車を止め、シャトルバスで8合目まで進む形になります。(シャトルバスは往復300円とのこと)
駐車場から天守までの道のりはこのような感じ。山道、石段が続きます。高梁市のホームページでも「ヒール等では登れません」と書かれている通り、普段こういう道を歩かない自分たちにとってはなかなかに険しい道を15分ほど登ることになります。兵庫・竹田城への道のりもなかなかでしたが、今回も汗だく。。。
駐車場から天守までは約700メートル。ヒーヒーいいながら登っていくと目の前に石垣が現れました!山に元々ある岩盤の上に築かれた石垣の姿がまた美しく、歴史を感じさせます。しかし見事な石垣。緻密に組み上げられた石垣は、城について詳しくない私たちが見ても感激すら覚えます。城や歴史にそれほど関心がないうちの奥さんもこの石垣には感嘆の声を上げていたので、城好きならずとも見る価値のあるものだと思います。ここまで来ると登山の疲れも吹っ飛びますね!
そしてようやく天守へ到着!青空の下で見られたのが嬉しい!
現存天守とご対面!
天守は約330年前に改修されたまま、現代まで残ってきたということで現存天守12城のひとつに数えられています。竹田城や越前大野城などと同じく、雲海に浮かぶ城としても有名。9月~4月の期間に条件が合えば幻想的な備中松山城の姿を見ることができるそうです。雲海に浮かぶ城を見るためには備中松山城展望台から望むのが良いみたいですね。(下記リンクご参照)
もちろん、雲海がなくとも標高400メートルを超える山の上にそびえる天守は荘厳で、山を登ってきたかいがありました。
天守を登ることができたので、天守から街を見下ろしてみます。天守から望む城下の景色。青い空、白い雲、絶景。戦国時代、ここを攻め落とすため毛利家の小早川隆景が大軍を率いて城主である三村氏を討伐した戦いがあったのですよね。それでも山城を力攻めにするのではなく持久戦で攻めたという記述があったので、この山城を攻め落とすのは相当大変だったのだろうな、と天守から街をぼんやり眺めながら想像していました。
久々の城訪問、それも山城!台風の影響が強ければ断念せざるを得なかったのですが来られたことに大満足!山登りはちょっとしんどいですが、登り切った後に現れる、天守閣や石垣の美しさは格別です。NHK大河ドラマ「真田丸」のオープニング映像にも使われた備中松山城。城好き・歴史好きならずとも一見の価値あり。岡山観光の際にぜひ選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
夏の岡山観光!まずは岡山空港からレンタカーで備中松山城を見に行った記事でした。