ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

ネコと夜景とビール

人物撮影が苦手だった私が、声優・カメラマン駒田航さんの撮影スタイルに学んで人物撮影が好きになってきた話

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最近人物撮影の機会が増えてきた

 

2021年に入って、人物撮影をする機会が増えてきました。所属している会社では総務と社内広報っぽいことを担当しているのですが、業務の一環で「社員の写真を撮ってくれない?」と依頼されることが増えたんですよね。社内広報物の表紙や、新しく入社された方を紹介する際の広報物に使う素材を確保するのだ、ということで仕事でも写真を撮ることに。

 

趣味でやっていることを仕事に使えるのは悪くないことかな、と思います。思うのですが・・・いかんせん人物撮影があまり得意ではない私。構図とかポーズとかライティングとか、悩ましいものは多々ありますが、一番悩ましいのはモデルとなる人とのコミュニケーション。どういうテンションで相手と接するのがいいのかが非常に悩ましい。

 

そんな中、4月に「新卒入社社員の写真を撮って欲しい。新卒社員は10人弱いるから、集合写真と個別写真ヨロシク」というオーダーが。いやいやいや、これはまた難しいオーダーを・・・社会人になってまだ1日2日でド緊張している、しかも20歳くらい歳の離れた若者をどうやって撮るんだ?なんて年度の境に頭を悩ませていたのですが、ここで参考になったのが、声優でありカメラマンである駒田航さんなのでした。

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(駒田航さん演じる「ヒプノシスマイク」のキャラクター 入間銃兎)

声優でありカメラマンでもある駒田航さん

駒田航さんはアニメ、ゲーム、テレビ等でのナレーターなど様々なコンテンツで活躍されている声優さん。私は音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」の入間銃兎を演じていることで駒田さんのことを知りました。滑舌よくハイトーンなボイスがステキですね。歌って踊ってラップもできる声優さん。

 

www.81produce.co.jp

駒田航さん

 

www.youtube.com

入間銃兎 a.k.a.「45 Rabbit」

 

駒田航さんは声優さんのほか、カメラマンの顔も持たれています。2020年3月には駒田さんが知人のプロカメラマンと共にコロナ禍で卒業式ができなかった学生さんの卒業写真をボランティアで撮影する「喜撮隊」を結成し、撮影に回っていたことがTwitter上で報じられていました。

 

で、なぜ駒田航さん?

駒田さんがカメラマンであることは上記のことで知っていたのですが、実際に撮影しているシーンなどは見たことがありませんでした。たまたまyoutubeのレコメンドに駒田さんがポートレートを撮影している動画が出てきて、見たら「これは!!」と思ったのでした。

 

駒田航のKomastagram(Wataru Komada) - YouTube

 

「駒田航のKomastagram」とは、「声優グランプリ」という雑誌の1コンテンツ。駒田航さんがカメラマンとして他の声優さんをモデルとして撮影、その写真を載せるという企画なのですが、その写真の撮影シーンをひたすら流す、という番組なのです。

 

www.youtube.com

 

キヤノンのEOS 5D MARKⅣ(におそらく28-70mmの大三元レンズ)を愛機に、ライト機材などもすべて駒田さんの私物だというガチ装備。そんなガチ装備で、視聴者そっちのけでひたすらに撮影が進んでいく番組ですが、私にとっては人物撮影の参考になるものばかりだったのです。

 

上のリンクは、駒田航さんがゲストに竹内栄治さんを招いて撮影している現場です。竹内栄治さんも駒田さんと同じく「ヒプノシスマイク」に出演している声優さんです。

 

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■とにかくモデルさんを褒める、乗せる

撮影シーンが始まって1枚目、いきなり「はーマズイねこれは(竹内さんがカッコよくて)」に始まり「あー、いい、すごいいい」「栄治さん、カッコいいっす」とモデルである竹内栄治さんを褒め倒す駒田さん。その後も「あーいい男です!」「プォーゥ!!(テンションが上がりすぎて叫ぶ)」など、竹内さんを褒めまくりながら撮影していきます。竹内さんが「聞きしに勝る褒め方だねぇ・・・」とリアクションしていましたが、駒田さんはとにかくモデルを褒めています。

 

映像番組だしエンターテイメントだし、盛り上げるという側面もあると思いますが、モデルさんを褒めて乗せるのってすごく大事なことですよね。カメラマンが不愛想だったり、あまりしゃべらずに淡々と撮影が続くとモデルさんも不安になるはず。

 

今回撮影するのは社会人なりたてでカチコチに緊張している(と思われる)新卒社員たち。カメラマンがこれくらいのテンションで褒めて、乗せていったらちょっとはリラックスしてくれるんじゃないか・・・これは真似してみようと撮影当日に臨んだところ、狙いは成功だったようで、最初緊張していた新卒社員さんたちも撮影が進むにつれてリラックスした笑顔を見せてくれるようになりました。褒めて乗せる、かなり効果あった。

 

20分程度の動画ですが、褒め方のフレーズが無限に出てくるのか!と言わんばかりにバリエーション豊富なワードで褒めまくる駒田さん。いろいろパクリ参考にさせていただきました。褒め方にも引き出し必要なんですね・・・

 

マスクをしながら撮影しているので「オレの吐息でレンズが見えない」とまで言い出す駒田さんに思わず笑ってしまいましたが、実際にマスクして撮影するとめちゃめちゃファインダーが曇るのでこのフレーズも使わせてもらいました。モデルさん苦笑い。でも熱意(?)は伝わったような気がします。

 

■ポーズの種類やポーズのとらせ方

「駒田航のKomastagram」では全身からバストアップの構図で撮影している様子。立ち姿や椅子に座った姿、小道具を手にもつ姿などモデルさんにいろいろなポーズを指示して撮影が進んでいきます。動画で見ることで、ポーズのとらせ方がわかるのがいいですね。

 

「目をこの辺(家具を指さしながら)に置いてください」「指を目線で追ってください」など、細かい指示の出し方もすごく参考になりましたね。動画のいいところはポーズを撮るまでの過程や指示の出し方が見えるところですかね。カメラ系の動画なんて見ることはほとんどないのですが、「駒田航のKomastagram」は配信されるたびに見てしまう・・・(これをカメラ系の動画と位置付けていいのかは不明)

 

そしてポーズが決まれば「あー!いい!!それだ!」と褒めることを忘れない駒田さん。徹底されてます。

 

■最終的には自分が一番楽しむ姿勢

Komastagramで撮影している駒田さんは非常に楽しそう。最終的には「自分が楽しむ」という姿勢が一番大事ですよね。つまらなさそうに撮ってたり、淡々としすぎていたらモデルさんもあまりいい気分はしないような気がします(もちろん、スタイル・スタンスとしてモデルさんとあえて心理的に距離を置く、というのもあると思いますが)。何度か人物撮影をしてみて、自分には「相手を褒めて乗せて、自分もテンション高く楽しむ」スタンスがあっているように思いました。相手が乗り切らなくても、こちらのテンションで押し切る!みたいなこともあったりなかったり・・・とにもかくにもこちらが楽しむこと、楽しんでいることを相手に伝わるようにコミュニケーションできるといいのかなと感じました。

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駒田さんのおかげで、人物撮影が楽しくなってきた

新卒入社の方々を撮影して、その後も会社内で人物撮影をする機会が増えました。主に中途入社の方を社内に紹介するコンテンツのために撮影しますが、人見知りの自分としてはいい感じで撮影できているな、と思ったり。

 

また、仕事だけでなくプライベートでもポートレートや結婚式の前撮りのご依頼をいただいて撮影をさせていただく機会をいただきましたが、撮る方も撮られる方も楽しく撮影できたのではないかな、と思います。

 

今後も駒田航さんから学んだ人物撮影のスタイルを忘れずに、撮影を続けていきたいぞ!