タイトルの通りです・・・
夏休みのある日、千葉県成田市の「成田ゆめ牧場」に遊びにいった我が家。成田に来たということは、飛行機も撮りたいじゃないの。そういえば、この日は久々に定期便で運航しているANAのA380「FLYING HONU」が成田に帰ってくる日・・・!これは見に(というか撮りに)行くしかないな!
成田ゆめ牧場の駐車場で次なる目的地をカーナビにセット。たしか、さくらの丘だったかな・・・と50音でピッピッとタッチしていくのですが「さくらの山」しか出てこない。うーん、山だったかなぁ、丘だったような気がするんだけどなぁ。まぁいいか。こんな感じで目的地を「さくらの山」にセットしていざ出発。
成田ゆめ牧場から車を30分ほど走らせて、カーナビは目的地周辺に到着したことを教えてくれました。本当に「さくらの山」でいいんだっけ・・・その疑念は助手席の奥さんが払しょくしてくれました。
「すごいレンズ持ってる人いっぱいいるよ!」
展望台のようなところから伸びる多数の望遠レンズを発見。どうやら「さくらの山」であっていたみたいです・・・下調べ大事、思い込み、ダメ絶対。
旅客機が目の前を通り過ぎて着陸していく!
駐車場に車を停め、併設されている道の駅の売店を通り抜けると展望広場があり、目の前には成田空港の滑走路がどーんとお出迎え。展望広場には飛行機撮影用のカメラ・レンズを抱えた猛者達がずらり。これはどうやら正しい目的地に到着したようだということを確信しました。
私も望遠レンズを装着して飛行機の到着を待つことに。
どこから飛行機がやってくるのかなー、とぼんやりしていると突然のエンジン音。公園の木々の向こうから飛行機がグオーッっと接近してきました!うおお近ぇ!!
あっという間に目の前を通過して成田空港の滑走路へ。す、すごい迫力だ・・・
ポジションにもよりますが、展望広場から着陸直前の飛行機を撮影するには100~200mmくらいの焦点距離があれば十分、というか望遠すぎると入りきらない感じですね。気合い入れてテレ端400mmで待ち構えていたら全く入りきらない・・・(そしてあっという間に通過する飛行機)という洗礼を浴びたのでした。
滑走路に着陸していく飛行機を撮るには200~300mmくらい必要になりますね。着陸する姿を後ろから追いかけるシチュエーションは羽田空港ではあまり体感できないのでなかなか新鮮です。
A380「FLYING HONU」の到着時刻が近づいて、にわかに人が増えてきた展望広場。周りの猛者たちがカメラを構えて待っているところにやってきました!
あっという間に飛んでいくA380を逃さないように必死にシャッターを切っていきます。
去年成田空港にFLYING HONUを見にきたときは2号機で、今回は1号機か!なんて思う余裕はまったくなく、あとから写真を見て「あ、1号機だ」とようやく気付いた初心者です。
A380の着陸を無事見届けて、ほっと一息。最初の1枚目を撮ってから着陸まで約20秒、40枚ほど撮影していました。いやー、なんやかんやビギナーズラックで撮れましたね。
これでFLYING HONUはブルーの1号機、エメラルドグリーンの2号機を見る(撮る)ことができました。もう1機、オレンジの3号機はコロナ禍で機体受領が遅れているそうですが2021年10月ごろに正式受領を見込んでいるとのニュースを見たので、無事日本にやってきてほしいものです。
(自分のために)成田空港周辺の飛行機撮影スポットをまとめておく
ということで、さくらの山とさくらの丘を勘違いしていた、という笑えるような笑えないような勘違いをしていました。今回もしさくらの丘の方に行っていたらFLYING HONUを間近で撮ることもできず、ちょっとがっかりして帰ってきたかもしれません。また、さくらの山に来ていたとしても風向きが逆方向だったらFLYING HONUの着陸は滑走路の反対側で、これまた「撮れんかった・・・」と肩を落として帰宅するところだったかもしれません。いやほんと、撮影前の下調べ大事。
もしかすると私と同じようにうろ覚えをしている方もいらっしゃるかもしれない・・・ということで、成田空港周辺の飛行機撮影スポットをまとめておこうと思います。(「そんなやついねーよ」という声に耳をふさぎながら)
1.成田市さくらの山
成田空港の滑走路の北側に位置する公園で、成田空港を離着陸する飛行機が間近を飛んでいく撮影スポット。特に春になれば満開の桜や菜の花と飛行機を一緒に楽しめるということで有名なスポットですね。カメラ書籍などでも見たことがある場所かと思います。
北風の時はさくらの山に向かって飛行機が離陸し、南風の時はさくらの山の真上を通って成田空港の滑走路に着陸していく形になります。今回私がFLYING HONUを撮影したのも南風のときだったんですね。
敷地内の公園は広く、売店が併設されているので休憩や食事もしやすく、子供連れでも訪れやすいスポットでした。
2.三里塚さくらの丘
私がさくらの山と勘違いしていたスポット(イメージしていたのはさくらの山の方でした)
成田空港の滑走路の南側に位置する公園で、さくらの山とは滑走路を挟んで逆の位置になるんですね。そのため、北風のときはさくらの丘の間近を通る形で飛行機が着陸し、南風の時はさくらの丘の方に向かって離陸していく形になるそうです。
3.ひこうきの丘
成田空港の周辺の飛行機撮影スポットを検索して、さくらの山・さくらの丘ともう一つ挙がってくるのが「ひこうきの丘」。成田市のおとなり、芝山町にある施設でさくらの丘と同じく滑走路の南側に位置する公園です。立地的にさくらの丘と同じ条件となるので、北風のときはひこうきの丘の間近を通る形で飛行機が着陸し、南風の時はひこうきの丘の方に向かって離陸していく形になるそうです。
ハートのモニュメントが設置してあったりして、モニュメント越しに飛行機を撮ったりするオシャレ写真撮ったりできるとかなんとか!?
おそらく一番有名(写真などを目にする機会が一番多い)なのが「さくらの山」になるかと思います。風向きや撮影したい構図によって、さくらの丘・ひこうきの丘で狙うという形になるんでしょうね。次回はさくらの山だけでなく、さくらの丘やひこうきの丘の方にも足を運んでみたいと思います。
これまで、なんとなく「成田って遠いよな・・・」と思っていたのですが、実際に行ってみると東京の東エリアから成田まで車で1時間ちょっとで行ける、ということがわかってちょっと成田に行く心理的ハードルが下がったような気がします。世の中がもう少し落ち着いたら実家で車を借りて成田まで飛行機を撮りに行こう、みたいなことができるのかなーと思ったりした次第です。
あと、撮影の前には下調べ、大事。今回はビギナーズラックで運よく撮れたけど、現地に行って「実は違う場所でした」はガッカリしますね・・・次はちゃんと調べよう。
同じ成田市の「成田ゆめ牧場」も楽しいスポットでした。