ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

ネコと夜景とビール

今年は好調ガンバ大阪!青黒の勇姿を見に平塚へ行ってきた話

 

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ガンバ大阪の試合を見にいってきました

2024年6月1日、応援しているJリーグ・ガンバ大阪の試合観戦のため、神奈川は平塚へ行ってまいりました。私個人、お恥ずかしながらなんと12年ぶりのガンバ戦現地観戦...!行きたい、行こうと思ってはいるもののなかなか行く決断に至らず12年も経過してしまった...ちなみに前回の観戦は2012年4月、アウェイの鹿島アントラーズ戦。東京駅から高速バスに乗り込んで、0-5の大敗の試合を見て失意の帰宅。ただただスタジアムグルメが美味しかった記憶しか残っていない試合以来の現地観戦です。

 

言い訳がましいかもしれませんが、ガンバ大阪はJリーグ開幕時から応援しています!ただ、サッカーをスタジアムに見に行くことに妙なハードルの高さを感じていただけなんです...最近ようやくハードルを超えられるようになってきました。

 

さて、今回訪れた湘南ベルマーレのホームスタジアム「レモンガススタジアム平塚」は平塚市総合公園の中にあるスタジアム。平塚駅から20分ほど歩いて到着すると、すでに多くの人で賑わっていました。

 

魅惑のスタグルが待ち受ける

スタジアムへと続く公園の遊歩道にはスタジアムグルメのキッチンカーがずらりと並んでサポーターをお出迎えしてくれます。神奈川を代表する地ビール「サンクトガーレン」も出店していて個人的には飲みたい気持ち満載だったのですが、この日は諸事情で断念...!

 

公園の中には水遊びのできる池があって、ひいきのチームのユニフォームを着た方が涼んでいたり、子どもが水遊びしていたり、Jリーグの世界観だなー、と感じる1枚。試合が始まるまでの間、双方のサポーターがこうやって思い思いの時間を過ごせる空間っていいな、と感じます。

 

この日、ガンバ大阪が対戦する湘南ベルマーレには、ガンバ大阪にゆかりのある方が多数在籍しているので気になるチームのひとつでもあります。現在湘南ベルマーレを率いるのは、ガンバ大阪の黄金期を支えたレジェンドのひとり、山口智。負けられない。

 

「段差に気をつけろ」byキャプテン

座席に到着すると両チームの選手がウォーミングアップのためにフィールドに姿を見せました。フィールドとトラックの間にある段差に気をつけろ!とチームメートに注意を促す宇佐美貴史選手。さすがキャプテン。

 

私の座った座席のエリア(バックスタンドS指定)は、ちょうどアウェイチームのウォーミングアップが目の前に見られる位置で、ガンバの選手たちの姿を近い距離で確認できました。

 

今シーズン、ガンバ大阪のゴールマウスを守る守護神、一森純選手もアップを開始。昨シーズン、横浜F・マリノスで正ゴールキーパーを務めた経験からか、風格を漂わせているように見えました。

 

名古屋グランパスからガンバに移籍してきた中谷進之介選手。日本代表歴もある、国内有数のディフェンダーです。名古屋に帰省した際に名古屋グランパスの試合を観戦したことがあるのですが、そのときからいい選手だな、と思っていたので、まさかガンバに来てくれるとは...!

 

ガンバと同じ大阪に在籍するライバルチーム、セレッソ大阪から移籍してきた松田陸選手。ベンチスタートの選手たちに積極的に声をかけながら場を盛り上げていた姿が印象的。

 

柏レイソルから移籍してきた山田康太選手。「プリンス」の異名の通り、カッコ良すぎる。負傷により一時戦線離脱していましたが、ベンチ入りメンバーに戻ってきました。最近のガンバに足りなかった運動量とクオリティをもたらす存在として期待している選手です。

 

イスラエル代表ネタ・ラヴィ選手にチュニジア代表イッサム・ジェバリ選手がベンチに控える、というのもなかなか充実のスカッドではないでしょうか。

 

いよいよ試合開始の時間が近づいてきました。

 

試合はベルマーレが攻勢をかける展開。ベルマーレのセットプレーが続き、ピンチな場面も迎えますが一森選手を中心にゴールは割らせずに耐える時間が続きます。

 

ベルマーレの左サイドの攻勢を防ぐ半田陸選手。ベルマーレのウィングバック・杉岡大暉選手や中盤の平岡太陽選手が連携して攻めあがってくる中で、どちらのマークにつくのか悩みつつもしっかり対応していたように見えました。

 

今シーズン恒例の「青空会議」

ベルマーレの攻撃に対して、プレスが嵌らないガンバ。そのため攻撃も単発になってしまい、なかなか苦戦させられている様子。そのような中で、プレーが途切れた時には自然と選手が集まって意見交換を行うシーンが多くみられました。今シーズンはこのような形で選手同士が状況整理して対応することが多く、選手の間で戦術の微調整ができている印象です。

 

ちなみにこのときはウェルトン選手がベルマーレゴール前で痛んで(?)試合が止まったことで青空会議が開催されたのでした。一休みして戻るウェルトン。

 

DF陣とも積極的に会話するキャプテン・宇佐美選手。今シーズンのガンバ大阪の守備の硬さはチーム全体の守備意識の向上・徹底が理由のようですね。

 

左サイドで連携する黒川選手、ダワン選手、ウェルトン選手もポヤトス監督を交えて戦術整理中。この試合はなかなか連携してサイドを攻略できる機会が少なく、苦しい展開でしたが決壊せずよく守ってくれました。

 

カメラの電池を替えてる間にガンバが先制

ベルマーレのペースで進んでいる中、カメラの電池が残り1メモリになってしまい、カバンにしまっていた予備の電池をゴソゴソと探している間に、あれよあれよとガンバ大阪先制!

 

ボールをキープしていたベルマーレ、ボールの出しどころに迷ったソン・ボムグン選手のパスが味方とズレたところをガンバの鈴木徳真選手がカット。カットしたボールを山下諒也選手、宇佐美選手とつないで宇佐美選手がゴールに流し込みガンバが先制点をゲットしました。

 

手は電池を探しつつ、目はボールの行方にくぎ付け。一人観戦ながら「うおー!」と声をあげてしまいました。

「策を知る 青の司令塔」鈴木 徳真選手

ゴールにつながるボールカットした鈴木徳真選手も、松田陸選手と同じくライバル・セレッソ大阪から今シーズン加入してくれました。ボランチの一角として試合に出続けていますが、実際にスタジアムで観戦するとその理由がわかりますね。いてほしいところに顔を出してくれて、ピンチの芽を未然に防ぎ、ガンバの攻撃を繋げてくれる存在。

 

「一気にゴールへ 青黒のソニック」山下 諒也選手

そして宇佐美選手へのアシストとなった山下諒也選手も今シーズンからガンバ大阪に加入してくれました。体のサイズこそ大きくないですが、ニックネームの通り圧倒的なスピードでゴールへと向かう心強い存在。昨シーズンからの負傷も癒え、いよいよ本領発揮中。

 

一度かわされても・・・

そのスピードは攻撃だけでなく守備でも魅せてくれます。相手DFがボールを持つとプレスを仕掛ける山下選手。相手のターンで一度かわされますが・・・

 

もう一度追う!

もう一度追いかけて、最後はスライディングで相手のパスをブロック。スピード、そしてガッツあふれるプレーで魅了されるサポーターの方も多いのでは。

 

そんな山下選手、自陣の中谷選手のロングボールがつながり、宇佐美選手のパスを受けようとペナルティエリアに進入したところを杉岡選手に倒されてペナルティキックの判定!ファウルで倒されたあとの大きなガッツポーズがサポーターの熱量を上げてましたね!

 

そんな山下選手をいち早く祝福しにやってきた中谷選手。最後尾からすっ飛んできていました笑

山下選手が獲得したペナルティキック。キッカーはもちろん宇佐美選手。決めればリードが2点になる重要な局面です。

 

ソン・ボムグン選手の逆を突いて見事ゴールゲット!宇佐美選手、この試合2ゴール!

 

サブ組も総出でゴールを祝福していたのが印象的。チームの雰囲気の良さがうかがえました。

エース・宇佐美選手の2ゴールでガンバサポーターの盛り上がりも最高潮!宇佐美選手のチャントを大合唱でゴールを祝福です。ちなみに宇佐美選手のチャントの原曲はポパイのテーマ曲「ポパイ・ザ・セーラーマン」なんですよね。おーうさーみたーかーしー!おーうさーみたーかーし♪一度聞くと耳から離れない...!でもこのチャントが数多く聞けるということは、宇佐美選手のゴールも増えているということ!

 

そして、ゴールを決めると「フニクリフニクラ」のメロディで高らかに歌われる「もっといったれ」チャントが最高!ガンバーガンバーもっといったれー♪

 

このあと、コーナーキックから1点を返され、試合はまだわからない状態...。ガンバベンチは2ゴールの宇佐美選手とウェルトン選手を下げ、山田康太選手とイッサム・ジェバリ選手を投入。後ろ姿すらカッコイイ山田康太選手。

 

シーズン当初は先発の座をつかみ、豊富な運動量とテクニックでチームを牽引していた山田康太選手。途中、負傷で休んでいる間に同じポジションを争う坂本一彩選手が3試合連続ゴールを決める活躍を見せ、ポジション争いが活発になっています。前からプレッシャーをかける山田選手もより一層気合が入っているように見えました。

 

山田選手と同じく途中出場となったジェバリ選手も体の強さを活かした競り合いや巧みなドリブルで相手ゴールに迫るなど、こちらも調子が上がってきたことがうかがえました。イスラム教徒のジェバリ選手、シーズン初めはラマダンの時期とも重なってコンディション調整が難しいようですが、ここから調子を上げてくれると新たな得点源として期待できそう。というか得点源になってほしい...!

 

この日も持ち味のスピードとガッツを存分に見せてくれた山下選手に替わって松田陸選手投入。本職のポジションではないかもしれないですが、中盤のサイドのポジションに入って試合をクローズするべく奮闘してくれました。

 

そして鈴木徳真選手と共に中盤を支えたダワン選手に替わって、イスラエル代表ネタ・ラヴィ選手がピッチへ。このタイミングでヨーロッパの代表選手が出てくるってすごいな...ダワン選手も鈴木徳真選手も好きだけど、ネタ・ラヴィ選手は先発で見たい...贅沢な悩みだ。

 

ラスト10分、ベルマーレの猛攻に何度か危ないシーンもありながら、最後のところで守り切って見事2-1で勝利!!やったー!!個人的にも12年前の大敗以来、ようやっと現地での勝利が見られて嬉しい限り。

 

勝利の後は、選手とサポーターで行う勝利のセレブレーション「ガンバクラップ」で締め。この試合2ゴールの宇佐美選手と、1アシスト1PK獲得の山下選手が音頭を取って、サポーターと勝利を分かち合ったのでした。

 

ガンバ勝利!...ではありますが、内容では圧倒的にベルマーレが上回っていた試合という感想です。パス交換からサイドを攻略してクロスを上げたりペナルティエリアのポケットに侵入する攻撃パターンは再現性がありましたし、何度か「あ、やられた」と覚悟したシーンもありました。あとはゴール、というところでやらせなかったのはガンバ守備陣の奮闘もあったのだと思いますが、ルキアン選手のゴールがベルマーレの先制弾・同点弾だったとしたら、試合展開はまた変わっていたはず。

 

とは言えこういった難しい展開の試合をしたたかに勝ち切って、今シーズン初の3連勝を飾ったガンバ大阪。久々に上位を争うことができるシーズンになりそうでワクワク感が膨らみます!

 

無理やりカメラブログ的な締め方をすると、Jリーグの観戦時の撮影には、400mm望遠だとちょっと物足りないときがあるなぁ、というところ。選手をクローズアップするならば500〜600mmくらいの焦点距離が必要そう。望遠レンズを買い替えるか、aps-cサイズのセンサーのカメラを買い足すか...悩みはつきませんねー。


 

今はタムロンの100-400mm望遠を使っていますが、焦点距離的にもレンズの解像具合としても、買い替えたい気持ちはある...飛行機を撮るときにも500mm以上は欲しいよなぁ。

 


 

ニコンの一眼レフ勢としては憧れのD500...サブ機にするには贅沢かもしれないけど、やっぱり欲しい...

 

 

それと、個人的な要素が強いかもしれないですが写真撮りながら試合見ていると、試合時の記憶が増強されている感じがします。シャッターを押したときの記憶が写真を見てさらに補強されている感じ。テレビ観戦だと割とすぐ内容が薄れてしまうので、しっかりサッカーを見たい時はファインダー越しの方がいいかもしれない?

 

やはりサッカーの現地観戦は楽しいですね!またカメラ抱えてガンバの試合を見に行こうと思います!