ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

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レンタサイクルで「岐阜のマチュピチュ」を目指す

 

自転車で「岐阜のマチュピチュ」を目指して

 

ゴールデンウィークを利用して、奥さんの実家・名古屋へ帰省しておりました。帰省中、1日フリーで使える時間ができたので、今回は「岐阜のマチュピチュ」と呼ばれる場所を目指して出かけてきました。

 

本家「マチュピチュ」は、ペルーが誇る、標高2,000メートル超の断崖に残る遺跡のことですが、今回向かう場所は「天空の茶畑」とも呼ばれているところで、2016年あたりから徐々に知名度が上がってきたのだとか。

 

www.town.gifu-ikeda.lg.jp

 

今回は、レンタサイクルで目的地へと向かいました。

 

養老鉄道の終点・揖斐駅へ

大垣駅から養老鉄道に乗り込んで、岐阜側の終点である揖斐駅へ向かいます。揖斐駅のある揖斐川町は濃尾平野の北東部で、山のすぐ手前。ふもとから山の方へと進んでいくコースになります。

 

電動アシスト付きスポーツ自転車

今回「岐阜のマチュピチュ」を目指すために、揖斐駅でレンタサイクルを手配しました!電動アシスト付きのスポーツバイクで、レンタル料金は1日1,000円。ネットで予約すれば、ロック解除キーが発行されるので、駅に到着したらすぐに使えるのが嬉しいところ。

 

docomo-cycle.jp

 

揖斐駅から、目指す場所までの距離はおよそ10キロ。距離自体はさほど長くないのですが、揖斐駅と目的地の高低差は350メートルで、後半はほぼすべてが登り坂というなかなかに過酷なコース。普段の運動不足+自転車にあまり乗らない40代の身体は耐えられるのか......!?

 

駅をスタートして目的地を目指します。序盤は平地なので、左右の田畑を横目に快適なサイクリングが楽しめました。アシスト付き自転車だと、普通に漕ぐと時速20キロくらい軽く出るんですね。久々に自転車に乗りましたが、風を切って走る感覚、気持ちいい。

 

ちなみに写真は帰りの道中に停車しながら撮影しています。カメラをぶら下げたまま自転車に乗ると、転んだ時に大惨事(カメラ的にも、身体的にも)になると聞いたので怖くてできなかった...!

 

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ちなみに余談ですが、揖斐駅から天空の茶畑を目指す場合、途中コンビニは1軒しかありません。必要な装備は「ファミリーマート揖斐川市場店」で揃えておくのがベスト。水分とか、携行食とか、持っておいた方がいいですよね...!

 

木曽三川で最も西を流れる揖斐川の支流、粕川に沿って走っていくと、いよいよ山道ゾーンへと入っていきます。

 

いやー、水がキレイだ。

 

指示に従って進んでいくと待ち受ける山道。およそ30分、目的地を目指してひたすらに登り坂を進んでいく......しんどい......

 

それでも、電動アシストがついているので漕ぎさえすれば時速10キロくらいは出てくれるのが本当にありがたかった......アシストなかったら心折れていたかも。

 

地図をもらい忘れ、思いっきりルートを間違える

やっとのことで茶畑のある場所へ到着。この日はゴールデンウィークということもあり、駐車場待ちの車が連なっていましたが、それを横目にすいーっと進める自転車。いや、すいーっと進んでいると見せかけて、必死こいて坂道を進む自転車。

 

遊歩道の入り口にある売店の脇に自転車を停めて、いよいよ天空の茶畑を目指します。前を進む女性2人組の姿を見て「お、こっちなんだな」と無意識に歩き出しましたが、この選択が大きなミスだったことに気づくのはもう少し先の話......

 

若々しく輝く茶葉の緑が眩しい。

 

ひたすら山道を登るコース。5月上旬ながら夏日なので汗をぬぐいながら歩いていきます。ところどころの木陰が心地よいですね。

 

まだ元気だったころの私。

 

ひたすら登って登って30分を越え、岐阜方面が見渡せるポイントまでやってきましたが、「天空の茶畑」が一望できる展望台にたどり着かない。これはいよいよおかしいぞ......

 

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後になってわかったのですが、私が進んだルートは超大回りルート。むしろ山道たっぷり堪能コースで山を下る人用のルートを逆行していたのでした。自転車を停めたところで地図をもらえたらしく、自分の無策っぷりを恨んだのでした......

 

そんなこんなで超大回りしてようやくたどり着きました!これが「岐阜のマチュピチュ」の絶景か!!

 

山々に囲まれた中に突如現れる茶畑、そしてその先は断崖。なるほど確かにこれは「マチュピチュ」と呼んで差し支えないロケーション。この光景を「岐阜のマチュピチュ」と呼んだ人のセンスが素晴らしいなー。岐阜のマチュピチュは縦構図がよく似合う。

 

展望台もワイルドで、切り倒した木をイス代わりにして絶景を眺めるスタイル。木陰に腰かけて見る絶景、なかなかいいです。

 

絶好の撮影スポット。ここはだれしも写真を撮りたくなる場所ですねー。

 

この日は晴天でしたが、雲が多い天気でも雰囲気ある景色になりそう。岐阜のマチュピチュ、絶景でした。

 

自転車を停めた場所に戻ってくると、揖斐駅のレンタサイクルが何台も止まっていたので、レンタサイクルでここまで来られる方は結構いらっしゃるんですね。スポーツタイプじゃない、いわゆるママチャリタイプが何台も停まっていて、みんなすげぇな...と思わず感心してしまいました。スポーツタイプでひーこら言っていた自分......

 

帰り道、2軒ほどカフェがあったのですが、混みあっていたので今回は早々に撤収。がんばって登ってきた山道を自転車で下ります。わかっていたのですが、ひたすら下りなのでスピードが出すぎる...!!あっという間に時速30キロを超えてしまうようなスピードになるので、恐る恐るブレーキを握りしめながら山を下りていきます。

 

途中、湧き水が出る泉で一休み。日本史、そして「信長の野望」フリークにはおなじみ本願寺教如ゆかりの泉で、石田三成一派に襲撃された際に、この地で本願寺教徒に助けられた場所なのだとか。

 

教如 - Wikipedia

 

ひとはなぜ流れる水を撮りたがるのか。

 

今回のマチュピチュ訪問を支えてくれたアシスト付きスポーツバイク。おかげで目的を達することができました。この後、自転車で揖斐川町を散策してみようかなと考えていたのですが、思った以上に疲弊してしまい帰路につくのでした。体力の低下が著しい...!

 

自転車でチャレンジした「岐阜のマチュピチュ」登頂、なんとか行けるものですね。電動アシスト付きスポーツバイクの力ってすげー!今度行くときはカフェにも寄りたいし、道中の写真ももっと撮っておきたい。次回の宿題、ということで。

 

自転車で行く「岐阜のマチュピチュ」なかなか楽しい旅でした。名古屋から揖斐まで電車で1時間で行けるので、何かの用事で名古屋に来たついでにマチュピチュ訪問、というのもありかもしれないですね!?