ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

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セントレアで「ドリームリフター」の離陸をそわそわ待ちながら、航空機の往来を眺める夏の日

セントレアで「ドリームリフター」の離陸を撮りたい!

 

2025年の夏休みも名古屋に帰省しておりました。夏の名古屋は暑い...。そんな中、写真を撮りに行ったのが中部国際空港・セントレア。この日は世界に4機しか存在しない特別機「ドリームリフター」が駐機していたのでした。実際に生で見るのはこれで2度目!

 

世界に4機しか存在しない「ドリームリフター」がいる!

ドリームリフターとは、ボーイング787の部品を積み込んでボーイングの工場に運搬するための特別貨物機。なぜセントレアにそんなドリームリフターがやってくるかというと、ボーイング787の機体の35%の部分が愛知県をはじめとした中部地方で製造されているためなんですね。製造された部品をセントレアに運び、セントレアからドリームリフターでボーイング社の工場へと運ばれていくことになります。

 

「もしかしたらドリームリフターの離陸の瞬間に立ち会えるかも...?」と、淡い期待を抱きながら、デッキで航空機撮影を楽しんでみました。

 

普段は東京に住んでいるので、飛行機撮影といえば羽田空港に行くことが多いのですが、ついつい第2ターミナルの展望デッキに行ってしまうので、目にすることが多いのはANAやAIR DOの機体だったりするのですよね。セントレアに来ると、普段私が羽田で撮影するときにはあまり目にしない、海外の航空会社の飛行機が見られて、これがまた楽しいのです(羽田でも、国際線ターミナルである第3ターミナルに行けば見られるのかもしれないですが...)。

韓国の航空会社「ジンエアー」

まず最初に目に留まったのは韓国の「ジンエアー」の機体でした。いわゆるLCCの路線で、セントレアと釜山、仁川を結んでいるのだとか。

 

機体の底面から尾翼にかけてのイエローとチョウチョのロゴがオシャレ。

 

ベトナム「ベトジェットエアー」

お次は胴体に赤を纏ったベトナムの「ベトジェットエアー」がやってきました。こちらもLCC。機体の側面にURLが記載されているから思わず検索。運賃を見ると、LCCだとセントレアからハノイまで2万円ちょっとで行けるの...?

 

タイ「タイ国際航空」

こちらはタイを代表する航空会社「タイ国際航空」のエアバスA350-900が離陸していきました。紫のカラーリングに高貴さを感じます。

 

韓国「大韓航空」

こちらは羽田空港でもよく見かける、韓国「大韓航空」のエアバス321neo。機体の水色が鮮やかで好き。

 

同じく韓国の「アシアナ航空」と揃い踏み。アシアナ航空の胴体から尾翼にかけてのカラーリングもおしゃれだ。

あ、開いている...!?

ドリームリフターの様子は...と見てみると、機体後部が開いている...!?

ボーイング787の部品を積み込むということで、胴体ごとぱかっと開くようになっているんですね。フォークリフトのような作業車を使いながら開いていく様子が見えます。

 

ドリームリフターの後ろには、部品を積み込む用の重機が見えました。うおお、これから積み込みが始まるのか...!とにかく何が始まるのか気になる気になる。

 

黒い機体がカッコいい「スターフライヤー」

滑走路には、スターフライヤーが到着していました。その昔、出張で東京から名古屋支社を経由して福岡支社に向かう際、セントレアからスターフライヤーで福岡空港に飛んだことがありますが、乗り心地よかった記憶が残っています。機会があれば乗りたいスターフライヤー。

 

「日本トランスオーシャン航空」のジンベエジェット塗装機

一際目を引く機体は、日本トランスオーシャン航空のジンベエジェット!沖縄美ら海水族館のジンベエザメをイメージした塗装はキュートの一言。羽田空港でも見たことはありますが、セントレアでも見られたことが嬉しい!

 

那覇へと向けて離陸していきました。

 

機体がカラフルな「フジドリームエアラインズ」

地方都市を結ぶ「フジドリームエアラインズ(FDA)」の機体が見えました。エンブラエル社のE-170という機体で、かなり小さく見えますが乗り心地の良さがウリだとか。セントレアからは高知便と出雲便があるのですよね。さらに小牧空港なら北海道から九州まで路線があるので、名古屋帰省の際に遠征プランが立てられる...!?一度FDAに乗ってどこかへ旅してみたいものです。

 

プロペラ機もいる

国内線の航空機が次々と離発着する中、ANAのプロペラ機も着陸してきました。フライト情報を見ると仙台からやってきたのかな。羽田空港ではあまり見かけない気がする。

 

ボーイング787の部品をドリームリフターへ運び込む

ドリームリフターの様子は...とカメラを向けると、いよいよ部品の積み込みが始まるようです。調べてみると、あれはボーイング787の主翼の一部分になるみたいですね。なんか、ニューガンダムのフィンファンネルみたいに見える...。

 

一時休憩

部品の積み込みシーンも追いかけたかったのですが、おなかも空いてきたのでいったんお昼休憩へ。アランジアロンゾがデザインした「セントレアフレンズ」かわいくて好き。そして「愛・地球博」のモリゾーとキッコロのデザインもアランジアロンゾだということを知った2025年。

 

セントレアフレンズ - 知って楽しいセントレア | セントレア

 

まだまだ飛ばないドリームリフター

お昼を済ませてデッキに戻ってくると、ドリームリフターへの積み込みは完了して、作業車で尾翼部分を閉じていっているところでした。

積み込み完了!乗降用のタラップはついていますが、このあと外れることがあれば離陸の可能性もあるかも。ちょっと期待感が膨らんできました。

 

ターミナルと航空機をつなぐボーディングブリッジにずらっと並ぶ大泉洋さん。

 

フィリピン「フィリピン航空」

さぁ、ドリームリフターの離陸を待ちながら、午後も航空機を撮っていきます。マニラへと向かうフィリピン航空のA321。セントレアからマニラまで3時間ちょっとで到着するんですね...。思ったよりすぐ到着するんだ、とびっくり。

 

韓国「チェジュ航空」

韓国のLCC「チェジュ航空」のボーイング737が離陸していきました。エンジン部分にサイトのURLが書いてある。LCCの航空機にはURL書かれがち。

 

定期的にドリームリフターの様子を観察していますが、いよいよタラップが外れました!これはついに離陸の時間が近づいている...!?

 

中国「春秋航空」

中国のLCC「春秋航空」も機体側面に大胆にURLをペイントしてますね。それにしても「ch.com」って文字数少ないからつい入力してしまったり。

 

中国「エアチャイナ」

中国のナショナルフラッグ「エアチャイナ」が到着。昔のANA(機体に「全日空」と書いてあったときのデザイン)の機体みたいでクラシカルな印象。

台湾「チャイナエアライン」

台湾の航空会社「チャイナエアライン」はこれから台北に向けて出発。

 

スターアライアンス塗装のエアチャイナ機

世界有数の航空連合「スターアライアンス」塗装の機体が到着。「あれANA?」と思ったらエアチャイナの機体でした。

 

アジア最大の航空会社といわれる、中国南方航空の機体を挟むエアチャイナ。呉越同舟感ある。

 

中国「吉祥航空」

吉祥航空も中国の航空会社。あれだけ国土が広いので航空会社も当然多くあるはずですが、セントレアに1時間いるだけで4社5社離発着していくのはちょっと驚き。羽田空港でも同じかそれ以上の離発着はあると思いますが、セントレアの滑走路が一本だからこそ、それに気づきやすいのかもしれない。

 

フィリピン「セブパシフィック航空」

機体のカラーリングから南国感が伝わってくる「セブパシフィック航空」。

台湾「タイガーエア台湾」

台湾のLCC「タイガーエア台湾」は尾翼のデザインだけでなく、ジェットエンジンの部分や主翼の先端にもタイガー柄なのがオシャレ。

 

ターミナルに駐機していた航空機はみな出発して、これはいよいよドリームリフターの離陸タイミングが来たのか...?

 

ドリームリフター動かず

と思っていたのですが、結局この日は離陸せず。真夏のデッキで3時間粘りましたが、離陸の瞬間に立ち会うことはできませんでした。無念...!

 

タイ「タイ・ライオン・エア」

最後にタイの「タイ・ライオン・エア」の到着を見届けて、この日はデッキを後にしたのでした。

 

 

この日はドリームリフターの離陸を見ることは叶わずでした。その後調べてみると、翌日(8/15)にはもう1機ドリームリフターがセントレアに到着して、セントレアに2機駐機していたのだとか...!なんてこった。まぁ、たまにしか来られないセントレアでドリームリフターが見られただけでラッキーだったと思うことにします。次回は離陸・着陸の瞬間に立ち会ってみたいですね!!