ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

ネコと夜景とビール

歴史と癒やしの街、郡上八幡は大人も子どもも楽しめる街でした

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自然にあふれ、歴史のある街、郡上八幡へ

 

夏休みの家族旅行で、岐阜・郡上八幡へ行ってきました。

 

今回の旅は奥さんの実家がある名古屋から車で飛騨高山へ向かうという行程だったのですが、地図を見てみると、名古屋と飛騨高山の中間地点に郡上八幡があるではないですか!前々から興味のあった郡上八幡、これは行くしかないということで、旅の最初の目的として郡上八幡に行ってみることにした次第です。

 

昔ながらの街並みがあることは知っており、渋い観光スポットかなと思っていましたが、行ってみると大人はもちろん子供も楽しめる場所だなと感じました。郡上八幡、かなり楽しかったです。

 

名古屋から車だと70分で行ける

郡上八幡は岐阜県のほぼ中央に位置しています。私もなんとなく遠そうだな、というイメージしかなく、アクセスを検索してみると、名古屋から電車で2時間以上かかるという結果。でも、名古屋から車で行くと、渋滞がなければ東海北陸自動車道を北上すればほんの70分で到着することができるんですね。

 

私が行ったのは8月の山の日の前日。平日ではありますが、夏休みに入った方も増えてきていたようで、一宮ジャンクションで少し渋滞につかまりましたが、その後はスムーズ。出発から80分ほどで郡上八幡へ到着できました。思ったよりも近い!

 

郡上八幡ICから車を数分走らせれば郡上八幡の街へ到着します。郡上八幡旧庁舎記念館など、観光ポイントにも駐車場があるので、どこで止めようかと駐車場を探していた時にたまたま見つけた市営駐車場。ここに車を止めて、街へと向かうことにしました。

 

車を停めた市営日吉駐車場は、意外と穴場だったようで空いていました。駐車料金も最初の30分100円のあとは、30分ごとに50円。安い!立地的にも郡上八幡の街並みをぐるっと一周歩いて戻ってこれる場所にあるので、観光もしやすかったです。

 

お昼前に到着して、お腹も空いてきたということで、まずはお昼ごはんを食べることに。街を流れる吉田川にかかる宮ヶ瀬橋を渡ったところにあった「そばの平甚」さんへ入ってみます。

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お昼前の時間ながら待ちのお客さんがいる人気店のようです。ベビーカーでしたが、快く受け入れてくださって感謝です。

 

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私はお店の看板メニューという「もちもちざるそば」をいただきます!そばは郡上・ひるがののそば粉を使っていて、その名の通りもちもちっとした食感が特徴とのことですが、食べてみるとすごい弾力とそばの風味!そばをすすって思わず「んまいー!」と言ってしまう美味しさでした。 

 

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奥さんは人気のセットで、地元名物の朴葉すしにこれまた地元で捕れたというアマゴの甘露煮が一緒に味わえる贅沢な組み合わせ!アマゴの甘露煮は頭から食べられるくらいにやわらかくて、これまた最高・・・

食事を終えてお会計の際に「そばはいかがでしたか?」と聞かれたので「最高でした!」と返しておきました!満足。

 

 

「奥美濃の小京都」郡上八幡の街並み

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お腹もいっぱいになったところで、郡上八幡の街を歩いていくことにしましょう。

 

郡上八幡は城下町として栄えた街ということで、歴史を感じさせる古い家屋が残る街並みです。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されていますね。

 

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街の通りはきれいに舗装されていてベビーカーでも移動しやすかったのですが、1か所だけ、日本名水百選の第一号に指定された「宗祇水」に向かう石畳だけは、我が家のノーマルなベビーカーでは太刀打ちできず、断念。。宗祇水に向かうときはご注意を。

 

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郡上八幡で一番古い酒屋、上田酒店。看板や店構えから歴史が感じられます。 

 

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店頭にはこのお店のマスコットらしい、フライにされたゴジラが・・・最初はなんでかな?と思っていたのですが、郡上八幡は食品サンプルの生みの親と呼ばれる岩崎瀧三さんの生まれた地で、食品サンプル生産シェアの6割を岐阜が占めているそうですね。なるほど納得です。

 

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上田酒店さんの店頭をはじめ、郡上の街にはいたるところで水で冷やした野菜の販売所を見かけました。郡上八幡のきれいで冷たい水で冷やした、朝どれの新鮮野菜。美味しそう・・・食べれば良かったなー。 

 

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城下町を歩いたあとは、再び吉田川を渡って反対側へ。橋の上から見る吉田川の透明さと両岸の緑が美しくてつい立ち止まってしまいます。秋は紅葉がきれいだとか。うわー見てみたい!

 

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街中を走る水路を流れる水の美しさも郡上八幡の良さでしょう。涼やかで、清らかで、そばにいるだけで癒やされます。 息子くんもベビーカーから身を乗り出して水路をながめていました。なかなか東京じゃ見られないよね、こういう風景。

 

江戸時代から続く街の用水「いがわこみち」

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今回の郡上八幡街歩きの中で、個人的に特に気に入ったのがこの「いがわこみち」。江戸時代、足軽屋敷の裏手に走る用水路が今も姿を残している場所です。水路に沿った道は狭いのですが、ベビーカーでゆっくりゆっくり進んでいきます。大きめのベビーカーだとちょっと移動が難しいかもしれません。また、こみちに降りるとき・登るときは数段ですが階段があるので、気をつけて。 

 

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キレイな水が流れているだけあって、鯉をはじめ様々な川魚が泳いでいるんですよね。東京でも神社の池なんかで鯉を見かけますが、感動の度合いが違うのはこの自然の中だからでしょうか。

 

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いがわこみちの突き当りにある小屋からは吉田川のほとりへと降りる階段がありました。用水路の水が川へと流れていくのですね。

 

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すぐ目の前にあのきれいな吉田川が流れています。水の流れをすぐそばに感じて、ひんやりとした心地よい風が吹き抜けていきます。空気が気持ちいい。この空気を感じられただけでも郡上八幡に来た甲斐がありました。 

 

場所によっては川岸ギリギリまで降りていけるところもあり、家族連れで楽しそうに川遊びしている姿も見られました。高台や橋から川へダイブ!みたいなこともあるとか。

 

郡上八幡の風情がつまった「やなか水のこみち」

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人通りの多い中心部から一本入った路地にある、雰囲気のある小道。郡上八幡の観光案内でもよく目にする「やなか水のこみち」です。玉石は街の名前にちなんで八万個使われているそうです。

 

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 細い小道の両脇はこれまた歴史を感じさせる古い家屋や蔵が並んでいて、風情のある一角です。

 

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こみちに流れる水路の水は清らかで、子供たちが水遊びをしていました。息子くんも初めての水遊び。最初はおっかなびっくりしていましたが、足を水につけた感触が気持ちよかったみたいです。自然のままの川や水路に入って遊んだりする機会、今はなかなかないですから。いい経験になったなぁ。

 

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街歩きもひと段落したところで、川を眺めながらちょっと休憩。

 

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清流とかき氷。宮ヶ瀬橋近くのカフェ「ここち」さんのかき氷をいただきます!イチゴをそのまま使ったシロップが優しい甘さで美味しい。歩き回った体をクールダウンしてくれるかき氷。吉田川をバックにかき氷、思わず撮っちゃいますよね?

 

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マンホールの蓋もかわいい郡上八幡。清流吉田川を泳ぐアマゴをデザインしています。奥さんがどこかでカラーの蓋を見つけたと言っていたのですが、撮りそびれてしまったようです。。。 

 

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郡上八幡といえば郡上おどり。ちょうど郡上おどりのシーズンで、街中に提灯がかかっていました。今回は時間の都合で参加できませんでしたが、一度は来てみたいものです。

 

大人も子どもも楽しい郡上八幡

2時間半ほどの滞在となった郡上八幡ですが、街歩きから自然から食事からすべてにおいて満喫することができました。大人は歴史ある街並みを楽しみ、子どもは吉田川の自然あふれる姿や小路に流れる水路の水に触れて楽しむ。家族で楽しめる街でした。息子くんがもう少し大きくなって自分で歩けるようになれば、また楽しみ方が変わりそうです。

 

郡上おどりも未経験だし、郡上八幡城にも行けなかったけど、次回への楽しみとして残しておくことにしましょう。

 

郡上八幡へのアクセス、乗せておきますね。

東京からダイレクトに行くとちょっと時間がかかりますが、名古屋を基点に中部地方の旅行に絡めると良いかな、と思います。

 

 

郡上八幡、楽しかったです。