高山観光で宿泊した 「ひだホテルプラザ」は子連れに優しかった
夏休みに家族で飛騨高山へ一泊二日の旅行に行ってきました。1歳の息子くんを連れての旅行は、帰省以外ではほぼ初めて。もちろんホテル泊もほぼ初めて。特にホテル選びは結構迷いました。
今回、飛騨高山観光で宿泊地として選んだのはJR高山駅近くにある「ひだホテルプラザ」さん。今回、息子くんを連れた旅行において重きを置いたホテル選びの条件は「和室で布団」「ホテルの料理」「立地」の3つでした。
「和室で布団」は、我が家が布団で寝ているという点もあるのですが、1歳児がいるとベッド怖いんですよね。1度、祖父のいる神戸に帰省した際にホテル宿泊だったのですが、一瞬目を離したスキに息子くんがベッドから落ちてしまい、それ以来ベッド恐怖症になっている我が家。そのため今回は和室で布団が絶対に譲れない条件でした。
「ホテルの料理」は、1才児がいると夜の時間に外に出かけて食事というのがなかなか難しいもので、夕食はホテルで食べたい。そしてやっぱり飛騨牛食べたいよね!ということで夕食のメニューに飛騨牛があるところ。
「立地」は、今回車での移動だったので駅近くということはそこまで重要視はしていませんでした。ただ、街中への散策となると、中心街まですぐに出られる場所にホテルがあれば助かるな、という感じ。
今回こんな条件を元にじゃらんのプランをいろいろ探した結果ヒットしたのが「ひだホテルプラザ」さんでした。ここからは実際に宿泊した感想を書いていきますが、結論から書くと、ひだホテルプラザさん、また宿泊したくなるくらいいいホテルでした!
- 高山観光で宿泊した 「ひだホテルプラザ」は子連れに優しかった
- 立地はパーフェクト!街中にも出やすいです
- ホテルであって旅館のようなホテル
- 二間の和室「優雅」は子どもも喜ぶ広々和室!
- 飛騨牛をはじめ、地元食材がホテルで楽しめる夕食
- 温泉はホテルに2ヶ所
- チェックアウト11時ってなにかとありがたい
- 次も家族で高山に来たら泊まりたいホテル
立地はパーフェクト!街中にも出やすいです
ひだホテルプラザさんは高山駅から徒歩5分、車でも高山ICから10分と好立地でした。ホテルから高山の街へのアクセスも良好です。ホテルから宮川沿いまでは徒歩10分。朝市にも行きやすいし、高山の古い街並み「さんまち通り」へもすぐ出られます。到着した日の夜、一人三脚を担いで夜の高山へと繰り出すのにも便利な立地でした。今回の条件のひとつだった「立地」はパーフェクト。
もう一つ、ステキなポイントは駐車場が24時間、宿泊中は無料。これが地味にかなり助かりました。帰りの日、朝市で買った食材を車に積んで、一度ホテルに戻って出発の準備して・・みたいなこともできるので助かりました。子供連れになると、急に荷物増えますからね。
ホテルであって旅館のようなホテル
駐車場に車を停めて、チェックインのためにフロントへと向かいます。エントランスではホテルの方がわざわざお出迎えしてくださって、荷物を運んでくださったり、ベビーカーで移動しやすい場所を教えていただいたりといきなりの歓待。こういうホテルに泊まるのがかなり久々な私にはかなり新鮮で感激なのでした。
フロントそばには伝統の高山祭で練り歩くからくり屋台のミニチュア(これでミニチュア!)が展示してありました。これだけで高山に来た感あります。
チェックインを済ませて、部屋へと案内していただきます。今回宿泊する部屋は皆美館という13階建てのフロア。フロントが東館にあるので、連絡通路を歩いて皆美館へと向かいます。フロントから皆美館に続く通路は室内に水路が走る古い街並みを再現した通路で、お土産を購入できるショップが入っていました。
強いて言うなら、フロントから皆美館まではちょっと歩くので、荷物を持って歩いたり、ベビーカーで子どもを連れて部屋まで行くのに少し時間がかかってしまいますね。また、ホテルには大浴場が2ヶ所ありますが、どちらも東館と喜多館にあり、同じようにフロント前のエレベーターまで行かなければなりません。ホテルの施設を利用するときの移動の時間・距離は皆美館の場合少しかかってしまうことがあります。
ちなみにホテルは東館、皆美館に加えて喜多館があり、喜多館が平成9年完成。皆美館は平成15年に現在のタワー型に改装、東館は昭和60年完成ですが客室が平成22年に全面改装となっています。一番新しいのが東館の客室になるのかな?
二間の和室「優雅」は子どもも喜ぶ広々和室!
今回、絶対外せない条件だった「和室で布団」はどうでしょうか。
まず、部屋は10畳+4.5畳の二間タイプの和室です。広い!最大8名まで対応できる部屋のようです。3人4人ならかなり広々使える大きさ。テーブルやイスを4.5畳の部屋に入れてしまえば10畳は広々したスペースになるので、息子くんもハイハイし放題。ベッドなどの高いところから落ちる心配がないので安心できます。そして部屋も設備もキレイです。
寝るときはもちろん布団です。夕食が終わったタイミングで部屋にいると、ホテルの方が布団を敷きにきてくださいます。手際よくささっと敷かれた布団。布団敷いてくれるサービスってこんなにありがたかったのか、と子連れになって感じた次第です。
今回の絶対条件だった「和室で布団」、こちらも完璧でした。
なお、ひだホテルプラザさんの和室には布団敷きの「純和室」と「ベッド付き和室」の2種類あります。旅行サイトで予約する場合は、部屋のタイプをしっかり確認しておきましょう。私も予約するとき「なんか和室なのにベッドがある部屋があるんだけど!?」と迷いました・・・
広い和室へ飛び出す息子くん。思う存分ハイハイしてくれていいのだよ。
ちなみに今回宿泊した部屋は11階で、皆美館の部屋は窓が東向き。障子を開ければ高山の街並み、そしてその先には北アルプスが見えるという素晴らしい眺望でした!部屋からの眺めはそこまでこだわっていなかったのですが、この眺めはちょっとテンション上がりました。これだけきれいな景色が部屋から見えたら、写真撮っちゃいますよね。
部屋だけでなく、室内設備も充実。洗面台は2つついていて、4人家族なんかで来ても渋滞せずに使いやすい感じ。
室内浴室も広い!我が家のお風呂より全然広い・・・!ここ最近ビジネスホテルばかりだったせいか、ユニットバスじゃないだけでちょっと感激。
ホテルには温泉がありましたが、息子くんを連れて温泉に行くのはまだちょっと早いかな、ということで息子くんを風呂に入れるときは室内浴室を使いました。広くて入れやすかったです。
飛騨牛をはじめ、地元食材がホテルで楽しめる夕食
チェックイン後に夕方の散策に出たあと、いよいよホテルでの夕食です。ホテルで夕食を取る際、予約時に和食・洋食・中華から選択することができました。今回は和食の京風会席をチョイスしました。
食事の会場となる和食処へうかがうと、子連れということで個室を手配してくださっていました。個室は掘りごたつでしたが息子くんが座りやすいようにイスを用意してくれたり、子ども用の食器もあわせて準備してくださっていたりで、子連れにはありがたい心遣いに感謝です。
今回の料理は「地産地消を織り交ぜた会席料理」ということで、飛騨牛をはじめとした飛騨産の食材を使った料理になっているとのこと。
このせいろの中に飛騨牛が・・・!食事のスタートと共に固形燃料に点火して蒸していきます。わくわく。
お造りは飛騨サーモンに飛騨泉ふぐ、そして湯葉の3品。飛騨サーモンは奥飛騨のきれいな水で養殖されているそうですね。さっぱりした味わいで美味!そして泉ふぐはなんとなまず!食感や味わいがふぐに似ているから名付けられたとのことですが、弾力のある食感と淡白な味わいはまさしくふぐ!なまずですがまったく臭みがないので、美味しくいただけます。きれいな水があるところは川魚が美味しいんですよね。いいなぁ。
前菜もそれぞれ美味しかったのですが、特に驚いたのはトマトのお寿司。高山のみずみずしいトマトをネタにしているのですが、これがあっさりと食べられて美味しいのです。
そしていよいよ飛騨牛のせいろ蒸しが蒸しあがりました!飛騨牛の柔らかさと歯ごたえ、そして噛めばじゅわっと旨味が溢れ出てくる感じ・・・たまらん。ちなみに持参したお弁当だけでは足りずギャースカしていた息子くんに飛騨牛を少し食べさせてみると満足そうな表情。早くも飛騨牛の味を知ってしまったようです。
赤魚は飛騨特産の粉山椒で焼き上げました。淡白な赤魚に山椒の香りがいいアクセントになっています。粉山椒は翌朝の朝食にもご飯のお供として並んでいました。
こちらも高山で採れた野菜の天ぷら。野菜の味が濃くて、抹茶塩をつけなくても美味しくいただけました。
このあと茶碗蒸しやご飯と味噌汁、さらにはデザートまでやってきて大人二人はすっかり満腹。夜景撮影の帰りにこっそり高山ラーメンでも食べようかと思っていたのですが、お腹いっぱいで止めておいたのは秘密です。
朝食はバイキング形式ですが、和食メインと洋食メインで選択することができます。メニューは一般的な朝食メニューですが飛騨産の食材を使ったメニューもいくつか用意されていて、旅行に来たなーという気分が味わえました。
今回のホテル選びの条件だった「ホテルで食事」もバッチリ。部屋も良かったし、立地も良いし、ホテルでの食事も美味。今回の条件を完璧に満たしてくれたひだホテルプラザさん、すっかり好きになってしまいました。
温泉はホテルに2ヶ所
今回、我が家が重視した条件以外のポイントにも触れておきますね。
旅行と言えばやっぱり温泉。大浴場で温泉に入るなんて、最高の贅沢ですよね。ひだホテルプラザさんには温泉が2ヶ所用意されています。ひとつは喜多館の9階には高山の街並みや夜景が見渡せる展望風呂と露天風呂。もうひとつは東館の地下にある大浴場。こちらの特徴は浴室の床がなんと畳張り。温かみがあるのと、歩いても滑りにくいのがちょっといいかも。写真はさすがに撮れず、雰囲気はホテルのホームページをぜひご参照ください。
子どもの面倒は旦那さんが見て、奥さんはゆっくり温泉へ。奥さん喜びますよね。我が家もそういうシフトで奥さんにゆっくり温泉に入ってもらって、すごく満足してもらったのですが、奥さんが温泉に入っている間、息子くんがひたすら泣き続けて難儀したのはここだけの秘密です。。。
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チェックアウト11時ってなにかとありがたい
ひだホテルプラザのチェックアウト時間は午前11時。これがなにげに子連れにはありがたいポイント。今回、高山の風物詩ともいえる朝市には2日目の朝に行くことにしていました。朝8時前にホテルを出発して、2時間ほど朝市を楽しんでからホテルに戻ってきても、まだ1時間使えるんですよね。
息子くんの普段の昼食の時間は10時30分ごろ、ということで朝市からホテルに戻ってきて、出発するまでの間に息子くんの昼食を部屋で食べさせることができました。出先で食べさせてもいいのですが、落ち着いた場所で食べたほうが安心感ありますしね。息子くんはどっちでも良さそうでしたが・・・
朝市から帰ってきたら朝寝できるくらいの余裕。時間に余裕があるってありがたい。
次も家族で高山に来たら泊まりたいホテル
一泊二日の短い時間でしたが、ことあるごとに子連れの私たちを気にかけてくださったホテルのスタッフの方々に本当に感謝です。
今回のホテル選びの条件だった「和室で布団」「ホテルの料理」「立地」をばっちり満たした上で、サービスが行き届いていて快適に過ごすことができました。
高山の街中にアクセスしやすく、駐車場は24時間無料。部屋も広々で子供連れでも安心できる部屋。小さい子どもを連れた旅行にはありがたいポイントが多いホテルでした。
これまでは奥さんと二人旅で、ホテルもそれなりに自由に選択できましたが、子どもができて子連れの家族旅行となるとホテルを選ぶ基準が変わるんだな、というのを実感した旅でもありました。
高山にホテルはたくさんあるし、他にもいいサービスのところはもちろんあると思いますが、また次に高山に家族旅行で行く機会があれば、ぜひまたひだホテルプラザさんに泊まりたいなと感じた一泊二日でした。
ホテルから高山の古い街並みまですぐ出かけられるので、夜景を撮るのもはかどりました。
高山に行ったら朝市にはぜひ行っておきたい。高山の桃はめちゃめちゃ美味しかった・・・!