名古屋の中心街をフォトウォーク
名古屋に帰省していた際、ケイスケ (id:keisuke9498)さんにお声掛けいただいて、名古屋の街をフォトウォークしてきました。帰省や仕事で訪れる名古屋とはまた違う、カメラ越しの名古屋の街はまた魅力的に見えるのでした。
今回歩いたのは名古屋駅から栄という、まさに名古屋の中心街。東京で例えると、東京駅をスタートして丸の内から有楽町を経由して新橋から銀座へ・・・みたいな感じでしょうか。とにかくいろいろな魅力が詰まったおよそ2キロちょっとの行程を歩きながら、話しながら、撮りながら進んでいきます。
名古屋駅のすぐ近くにある「名古屋の台所」柳橋中央市場
名古屋駅を出発して、まず最初に向かったのは柳橋中央市場。名古屋駅から徒歩5分という立地にある食品市場です。明治から100年以上続く歴史ある民間市場で、プロだけでなく一般の方でも買い物ができる、まさに名古屋の台所と呼べる場所です。
そういえば、帰省した際にお義父さんがたまにマグロの柵を買ってきて振る舞ってくれたりするのですが、確か柳橋で買ってきた、といっていたような。
夜明け前にはプロが食材の仕入れに訪れ、午前中からお昼にかけては近隣のビジネスマンたちがランチを食べに来たりと賑やかな柳橋中央市場ですが、この日は平日の16時を過ぎたあたりに到着したということで、市場はシャッターも閉まり静かな時間帯でした。
朝早くからやっている飲食店も多く、ケイスケさんからは出張の時に朝早く訪れると最高の朝食が食べられるとアドバイスいただきました。確かに、柳橋中央市場での朝食は美味しそうです・・・今度泊りで名古屋出張があったら、名古屋駅近くに宿をとっておこうかな。
もう一つ、柳橋中央市場でご紹介いただいたのが、名古屋駅近くでビールを醸造しているというクラフトビールブルワリー「ワイマーケットブルーイング」。2014年からこの場所でビールの醸造をはじめているそうです。ホームページを見ると、これまで醸造したビールは150種類を超えるとか。
ビルの1階でビールを醸造していて、できたばかりのビールが2階のカウンターや3階のテラスでふるまわれるという、夢のようなビル。
メニューもおいしそうだし、雰囲気もよさそう。これは次回名古屋に来た時に訪問するしかない・・・!また名古屋で新しい宿題ができました。
柳橋中央市場をあとにして、途中にある納屋橋にちょっと寄り道。流れる川は、名古屋城築城の際に資材を運ぶ水路として整備された堀川。このテラスは雰囲気があって結構好きな場所だったりします。
ビジネス街のディープな地下街、伏見「長者町横丁」
名古屋から納屋橋を経由して、伏見へとやってきました。伏見はいわゆるビジネス街なのですが、伏見の地下にはこれまたディープな地下街が存在する、という話を聞いて連れてきてもらいました。
おしゃれな入口から見える黄色と黒の「立入禁止」を思わせるバーが、地下街の怪しげな雰囲気を醸し出しているようです。
怪しげな階段を降りて、まず向かったのは「HANDSOME BURGER(ハンサムバーガー)」さん。地下街に店を構えるアメリカンなハンバーガースタンドです。
店内はカウンターのみのスタンドタイプになっていて、10人ちょっと入れば満席になるような感じ。厨房でハンバーガーを仕込んでいるところが見られるのも面白い空間です。
ハンサムバーガーフォトウォークの腹ごしらえ。 ということで、一番人気のチーズバーガーをチョイスしました。100%ビーフのパティに、玉ねぎとトマト、レタスを挟んで、チーズは熟成のチェダーチーズ。なんとこのボリュームで650円。安い・・・!
さっそく一口食べてみると、スパイシーな味付けのお肉の風味が広がります。こってりしたチーズとスパイシーなお肉が絡み、そこにシャキシャキのレタスと玉ねぎ、フレッシュなトマトが飛び込んでくる、贅沢な味わいのチーズバーガー。少し薄めで焦げ目がつくまで焼かれたバンズのカリッとした食感もアクセントになって、一口食べたら止まりません。あっという間に完食となりました。
私の勤めている会社の名古屋支社がまさに伏見にあるのですが、次に出張で行ったらランチはハンサムバーガーにしようかな。絶対にまた食べたい。
腹ごしらえも終わって、地下街を散策します。散策といっても道は一本道なのですが、飲み屋さんが立ち並ぶこの雰囲気はなかなかディープ。浅草駅の地下街と同じ雰囲気を感じます。
居酒屋、角打ちにお寿司からアジアンまでといろいろなお店が並ぶ地下街。人気の店も多いようで、17時過ぎ、仕事を終えてさっそく一杯やっているお客さんで満席近いお店もありました。
このお店は昼はベトナムサンドイッチ、夜は立ち飲みらしいお店。サッポロビールのケースがベトナムの国旗に見えてくるのは気のせいでしょうか・・・?
開業60年を迎え、ますます元気な長者町横丁。名古屋にもこんな場所があったなんて。
やはり名古屋のシンボルはテレビ塔
長者町横丁をあとにして、栄までやってきました。栄といえばテレビ塔。なんだかんだ言って、テレビ塔は名古屋を代表するランドマークだと思うのですよ。街のど真ん中に立つテレビ塔はやっぱりかっこいいし、なんだかんだ写真を撮ってしまいます。
そんなテレビ塔を取り巻く環境で、少しだけ不満なのは、テレビ塔をかっこよく撮れる場所が少ないんじゃない?ということ。テレビ塔を中心に、南北に走る久屋大通公園は緑が多くステキなロケーションで、テレビ塔もよく見える・・・はずなのに、噴水や石像があったりして、ヌケた感じでテレビ塔の姿が拝めないんですよね。
石像とかちょっと場所を変えて、両サイドの並木の真ん中にどーんと立つテレビ塔がどこからでも見えるようにしたら、もっと人が集まるんじゃないかなー・・・なんて思ったり。
そんな話をしながら、テレビ塔の足元にあるオアシス21へとやってきました。
今回の目的は、オアシス21を幻想的なイルミネーションで満たそうという「Twinkle Night」の写真を撮ってみようということ。
ちょうどこの日がイベント初日だったそうで、ケイスケさんと私がこのイベントの入場者1号2号になっていました。
オアシス21の天井を満たす水面に、球状のイルミネーションボールを並べ、テレビ塔や栄の街のライトアップとともに楽しもうというイベント。イベント開始が日没の時間で、暮れゆく空と、マジックアワーの空の色を堪能しながら写真を撮っていました。
イベント初日ということで、光るイルミネーションのボールの置き場を変えるスタッフさん。イルミネーションはこういう人たちの支えがあってキレイに見えるのですよね。
水面に浮かんだボールだけでなく、手に持って記念撮影ができるボールも用意されていました。
ボールを片手に撃ち合うカメラマンたち。いやー、浮かれ気分で写真を撮っておりました。
やはりテレビ塔はいい被写体。2019年1月から約1年半補修工事に入るとのことで、外装は変わらないとはいうものの、工事期間中はどのような姿になるのか気になるところ。今のテレビ塔を見ておくなら2018年中に行っておかないといけませんね。
テレビ塔から名古屋の夜を見下ろす
名古屋フォトウォークの締めくくりは、夜のテレビ塔に登って夜景を堪能すること!ということで、最後にテレビ塔の展望台に登ってきました。
2018年7月14日から9月24日までの間、テレビ塔は夜のイベントとして「SKYTOPIA」を開催しています。テレビ塔の展望台を水の中に見立てて、展望台の窓に水中都市を映し出すという内容。
水中にいるような泡の音や雰囲気で、気分はちょっと涼やか。純粋に夜景を撮ろうとすると、ちょっと撮りづらいかも・・?
平日の名古屋の夜はやはり賑やか。展望台から見ているだけでちょっと気分が高まります。
先ほどのイベント会場だったオアシス21も、上から見てみるとなかなかにカラフル。
望遠レンズを持ち出して、名古屋城を狙い撃ち。テレビ塔から名古屋城までの直線距離は約1.7キロで、焦点距離は都合600mm。手ブレ補正はあるものの、明かりのほとんどない環境で望遠を使うにはISO感度をぐぐっとあげないとうまく撮れないなぁ。
一通りテレビ塔からの夜景を楽しんで、名古屋の街を歩きながらのフォトウォークはここでお開きとなりました。楽しかった!
名古屋は撮りごたえのある街
今回はケイスケさんにお時間をいただいて、名古屋の街をフォトウォークしてきました。まだまだ知らない名古屋がたくさんありました。そして、名古屋の街は撮りごたえがある街。被写体も多いし、いろいろな表情が見られる名古屋。楽しいですよー!