函館の夜景は展望台から見るだけじゃもったいない
函館に旅行にいったらぜひ見たいのは函館山の展望台からの夜景。日本三大夜景のひとつと言われるだけある、宝石箱のような美しい夜景を見ることができます。
でも、展望台から見る夜景だけではなく、函館の街を散歩しながら楽しめる夜景もまたキレイなのでした。
展望台から望遠レンズでのぞいてみると、教会や港の建物がライトアップされていることが見えますね。歴史ある建築物がライトアップされて夜景に彩りを加えているのが素敵。そういえば横浜でも横浜三塔(ジャック・クイーン・キング)が夜のライトアップを行っていることを思い出しました。同じ港町、魅せる工夫が似ているのかな。
これは夜の函館へ散歩にくりだすしかないね!ということで、函館山の展望台で夜景撮影を終えたあと、ロープウェイで街へ下りて函館の夜景散歩へ出発です。
函館聖ヨハネ教会
ロープウェイを下りてまず最初に向かったのは函館聖ヨハネ教会。上から見た形が十字架に見えるという特徴的な形をした教会は、函館山の展望台からもよく見えました。明治7年に創建されたあと、昭和54年に現在の形に建て替えられました。正面から見ても十字架、上から見ても十字架。
路地や住宅街はポツンポツンと街灯があるくらいで決して明るくはないのですが、それがこの教会のライトアップを際立たせている感じ。
日没から1時間もしない時間帯。まだブルーが残る空に映える聖ヨハネ教会。たまらん。夜景撮影の好きなところは、目に見える夜景よりもさらにキレイな夜景を楽しめるところだと思う。
函館ハリストス正教会
続いては函館聖ヨハネ教会のすぐ近くにある函館ハリストス正教会へ。こちらもライトアップで照らされてその美しい姿を見せてくれます。
夜の中に浮かび上がる、柔らかい白をまとった教会。影が生み出す立体感。その美しさにちょっとドキドキしてしまいます。
教会の西側の背の高い部分は「主の復活聖堂」と呼ばれる聖堂になっています。大正時代に現在の聖堂に建て替えられて「ドラクエの教会みたい」という感想が出てしまう私はもう少しお勉強が必要なようです。
背が高いので、全景を収めるには広角レンズがあるといいですね。
教会の屋根には「クーポル」と呼ばれる小さな塔があり、先端に十字架が施されています。小さいクーポルと一段高いクーポルの十字架が重なる先に月が見えるのがなんとも神秘的でした。
昼も夜も見事な眺めの八幡坂
坂の町・函館の中でも最も有名な坂のひとつ「八幡坂」にやってきました。函館のベイエリアまで300メートル以上続く坂道で、映画やコマーシャルなどの舞台としても登場する坂道です。
両サイドの街路樹、一直線に続く坂道の先には視界が開けて函館港が飛び込んでくる、函館屈指のフォトスポット。昼に訪れると写真を撮る観光客でいっぱい。
お客さんを連れて八幡坂に来ていたタクシーの運転手さんが「昔、食器用洗剤の『チャーミーグリーン』のコマーシャルに出てた坂なんですよ」と説明していました。チャーミーグリーン、あったなぁ。(CMはyoutubeで見てようやく思い出した)
CM「チャーミーグリーンを使うと手をつなぎたくなる」Vol.1
人が途切れたところで三脚を立てて中望遠で1枚。車の後席、港に係留されている青函連絡船記念館「摩周丸」のライトアップ、そして港や街の灯り。あーキレイ。ただただキレイ。八幡坂は昼と夜、両方楽しめる。
八幡坂は行くと誰しもが写真を撮りたくなります。
観光タクシーで夜の函館を周っていたご夫婦。運転手さんがベストポジションで写真を撮っていました。さすが運転手さん、いい撮影ポイント知ってる。
この場所で写真撮れるのはいいなぁ。
思わず私も普段はやらない自撮りで1枚。ニコンのスマホ用アプリ「SnapBridge」でスマホとカメラを接続して、スマホからシャッターを切る形で撮影してみました。
「旅の自撮りは撮り捨て」ってことで大目に見てやってください・・・
ベイエリアの方に出てみれば、海に浮かぶ夜景がキレイ。夜景の光が海に映るのがいいですね。
函館の街を走る函館市電も夜に撮るとよりカッコよく撮れるかもしれない。
函館の街は昼と夜のそれぞれを楽しみたい
函館の夜景を楽しむべく、夜の函館の街を散歩してみました。昼の姿と夜の姿、どちらも楽しめるので夜の散歩もオススメです。
昼夜それぞれしっかり歩くので、気づいたら一日3万歩ほど歩いておりました。。。函館は歩きやすい服装とクツで遊びにいきましょうね!(?)