父の使っていたレンズで散歩
先週の日曜日は父の日、ということで、父が生前使っていたレンズをつけて散歩に出掛けてみました。マニュアルレンズのAi Nikkor 50mm f/1.4Sです。父がニコンのカメラを使っていて、それを知らずに自分がたまたまニコンのカメラを買ったことからこういう繋がりができたのでした。
夕暮れの北千住にて
北千住の東口、学園通りは夕暮れの時間。駅の方へ振り返れば夕陽が。近所でアメフトの試合でもあったようで、試合が終わった高校生らしき団体が駅の方へと歩いて帰って行きました。レンズフードもないので逆光にはさほど強くないのですが、それもまたレンズの味というべきでしょうか。
北千住の東口には昔ながらの路地がたくさん残っています。カメラを持ってついついふらふらと歩いてしまいます。
北千住の西口へ出てみました。飲み屋がずらーっと並ぶ通りです。「松ちゃん」「ぽん太」「らむすけ」と人の名前のようなお店が続けて並んでますね。どこも楽しそう。
新しいお店も増えているようです。飲み屋街から一本入った路地には小洒落たカフェが出来ているようで、若い女性二人が路地をふらふらっと歩きながら「あ、ここだー」と目当てのカフェを見つけて入っていきました。まだまだ北千住の開拓をしなければ。
銀座へ
銀座5丁目の再開発で2016年3月31日にオープンした「東急プラザ銀座」の屋上へ登ってみました。屋上は展望テラスになっていて、銀座の街を屋上から眺めることができます。ビルの高さは66メートルで、地上を見ると街を行き交う人々の姿もよく見えるんですよね。展望台ほど高くなくて、ボーッと眺めているだけで楽しめてしまう場所です。家族で行ったことのある有楽町の「ニュー・トーキョー」のビルも今や再開発の真っ只中。跡形もなく、更地になっていました。数寄屋橋の新しいランドマークができるんでしょうね。楽しみです。
数寄屋橋の交差点から外堀通りを新橋の方へ歩いていきます。銀座にもアジサイが咲いていました。
アジサイの向かいには「銀座熊本館」。熊本の震災の後、くまモンが来たんですよね。早く平穏な日々に戻ることをお祈りしています。
銀座の大通りは華やかできらびやかな印象ですが、一本二本と路地を曲がれば「ここは銀座?」と思うような風景に出会います。外堀通りを路地を何度か曲がって行くと、そこには北海道料理の「いさりび」さん。
ビルのテナントの看板が可愛かったので思わず一枚。とんかつの看板のセンスが秀逸です。
マニュアルレンズでの散歩は楽しいですね
マニュアルレンズをつけての街歩きは楽しいですね。撮りたいものをじっくり狙って撮る。オートフォーカスでも変わらないはずなのに、マニュアルレンズで撮るといつもと違った写真になっている気がします。
写真を撮ったのが父の日で、記事をアップしたのがこれまたたまたまですが父の誕生日。偶然ですが、父も喜んでくれているかな?レンズ、お借りしておきますね。
30年以上前に発売されたレンズですが、いまだニコンの現行レンズです。レンズ側でガチャガチャと絞り値を変えるのが楽しいんですよね。開放1.4ではソフトに、少し絞れば驚くほどシャープに写してくれる一本です。