北千住近辺の桜の名所を歩く
今年の春は、極寒の冬から一点して急激に気温が上がり、桜の開花もだいぶ早まりましたね。のんびり構えていたら桜の見頃がとっくに過ぎていた場所もあったりして、あっという間に春満開という感じになってしまいました。
2018年の我が家のお花見は、地元・足立区の北千住界隈の桜の名所を歩いて回ってみることにしました。上野公園みたいなメジャーなスポットではないのですが、どこも見応えがあって、家族連れでも楽しめる場所で、息子くんを連れての花見も楽しいものになりました。歩いて楽しむ、行って楽しむ北千住お花見ウォークに出発です。
桜スポットその1:「大踏切通り」
まずは北千住の桜並木「大踏切通り」を歩いていきます。その名の通り、JR常磐線と東武線の踏切が連なっていて、いわゆる開かずの踏切とも言われる踏切がある通りです。踏切から荒川の土手まで続く約1キロの道の両端に、100本を超えるソメイヨシノが植えられていて、春には桜のトンネルになるんですよね。
開かずの踏切があるせいか、車の通りは意外と少なくて、桜を見ながらの散策が楽しめました。
このときは桜の散りはじめのタイミングで、だいぶ緑の葉が目立ってきていましたが、新緑の美しさもまたいいものです。
車が少なくて、歩行者も自転車もちょっとのんびり、桜を楽しみながら。
桜スポットその2:汐入公園
続いては、隅田川沿いの公園「汐入公園」へとやってきました。最寄りの駅は東武線の「牛田」もしくは「南千住」駅。地名で言えば荒川区で南千住なのですが、北千住からも歩いていけるということで・・・逆に、北千住から歩いて行くからこそ、大踏切通りの桜並木を楽しめるというものです。
数年前に遊びに来て、ピンクの陽光桜の美しさに魅了されたのがこの汐入公園でした。ここ最近の我が家のお気に入りの桜スポットになっています。
汐入公園には30種類を超える種類の桜が植えられています。一般的に桜の開花はソメイヨシノが基準になりますが、汐入公園は桜の種類が多く開花の時期も早かったり遅かったりするので、その分長い期間桜が楽しめるような気がします。
このときは、ソメイヨシノは散りかけでしたが、八重桜のシロタエが見頃を迎えていました。八重桜ってフリフリでかわいらしいですよね。ゴスロリドレスっぽい。
汐入公園は子ども用の遊具も充実していて、子連れで来て子どもを遊ばせるスポットに事欠かないのも嬉しいところ。子どもは花より団子だし、花より遊具!散歩に飽きたら滑り台にアスレチックです。
落ちている花びらが気になる様子。
機嫌のいいうちに桜並木で写真を撮らせてもらいました。ピンクの陽光桜の並木道は背景として最高ですね!息子くんもご機嫌でした。
芝生の広場もあり、ベンチもあるのでお弁当を持ってきてお花見も楽しめる汐入公園です。
桜スポットその3:長圓寺
汐入公園から北千住へと戻ってきて、商店街をぷらぷら歩いているときに見かけた「長圓寺」というお寺。ここがまた、静かに桜を楽しめるよいスポットでした。
江戸時代の建立から今に続くというお寺は、商店街から一本外の通り沿いにあります。入口にはシンプルながらしっかりとした門があり、その奥に本堂と枝垂れ桜が見えます。
風のある日だったので、桜吹雪が風に舞います。春だなぁ。
満開を迎えた枝垂れ桜。境内には小さなベンチがあって、のんびりゆったりと桜の花を愛でることができます。大勢でわいわいする花見も楽しいですが、こうして静かに桜を楽しむ花見もいいですね。
下町の住宅街に静かに佇む、隠れた桜の名所。また来年も見に来よう。
桜並木、広い公園での花見、静かなお寺での桜鑑賞と多種多様な楽しみ方ができた北千住お花見ウォークでした。この日は家族3人で、ということで真っ直ぐ帰宅しましたが、友人同士だったらこのあと北千住の飲み屋街で飲み直し、なんていうのもいいですよね。お花見でわいわいやってもよし、街で飲み直してもよし。こりゃ楽しそうだ。
北千住でお花見ウォークをしてきた記事でした。来年の桜の季節も楽しみですね!