早朝の隅田川より望むスカイツリー
夜明け前の隅田川からスカイツリーを撮るため、浅草へ行ってきました。11月くらいから東京は日の出の時間が6時過ぎになり、夜明け前の撮影がしやすくなります。しやすくなる、というのは公共交通機関で撮影スポットに行く場合の話です。車があれば季節は関係ないのかもしれませんが、私は電車での移動のため、夜明け前の撮影は11月から1月くらいの間に行っています。マジックアワーの空を拝むためには、撮影場所にはできれば日の出の時間の1時間前くらいには到着しておきたいのです。
この日は早朝4時に起き、ベランダに出て天気を確認。星が見えることを確認して「これは晴れる!」と出発の準備をして始発で浅草へ向かいました。
浅草駅に到着して隅田川のデッキへ降りると、対岸のスカイツリーの足元から少しずつ赤くなっていく空。撮影場所は吾妻橋すぐそば。このアングルは汽船乗り場のあたりから撮影しています。夜景の写真はここからは何回か撮影していますが、夜明けの撮影は初めて。澄んだ空気のおかげでキレイな写真になったかと思います。屋形船や観覧船が走っていないので水面も穏やかで、まるで鏡のよう。
日の出まではまだ30分以上ありましたが、スカイツリーの足元は赤く、白く染まっていきます。太陽の光はすぐそこまで。当たり前の話ではありますが、隅田川からスカイツリーを見ると方角的には東向き。「夕焼け」の空の色は見られないんですよね。この向きで赤く染まる空とスカイツリーを見るためには日没ではなく日の出じゃないといけないのです。日没とは違うマジックアワーの空。夜明けの時間だけのお楽しみ。
撮影場所を少し場所を変えてみました。スカイツリーが正面に見える場所。高い建物が他にないのでスカイツリーの高さが際立つポイントです。空の色は少しずつ明るくなってきました。夜景の撮影であれば艶やかな光を纏うスカイツリーも早朝は展望台を回転する二本の灯りだけ。シルエットのスカイツリーもまた美しいですね。
日の出までもう間もなく。スカイツリーの足元は白く輝き、空は薄紫の夜の闇が少しずつ消えていきます。冬の朝の空気は冷たいですが、この時間にしか撮れない写真。この瞬間のためになら、早起きも苦ではない、はず。。。朝はそれほど強くはないですが、きれいな写真のためには早起きも頑張らなければ。
撮影は夜景と同じく広角レンズを使用しています。
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こちらも夜景撮影と同じく、三脚を使用しての撮影。まだまだ暗い中なので、ぶれないように三脚があるといいですね。
夜明け前の隅田川からライトアップのスカイツリーとアサヒビール本社を撮影した記事でした。
その他の夜明けの写真はこちらからご覧ください。