2017年2月7日、アサヒビールから機能系ビール「アサヒ ザ・ドリーム」がクオリティアップして発売されました!2016年3月にビールながら糖質50%を実現し「究極のコクキレ」という味わいを打ち出したビールを1年でリニューアルしての発売です。
近所のコンビニで350ml缶を購入、税込223円と通常のビールと同じ価格でした。
前回からの最大の変更点は原材料に「麦芽100%」を実現したというところですね。前回は麦芽、ホップとともに副原料としてスターチ(デンプン)を加えて味を調整していました。今回は純粋なビールの原材料であるホップと麦芽だけで糖質50%を実現したということなんですね。麦芽100%で糖質50%を実現したビールは日本ではこれが初めて。それにともなってカロリーも通常のビールの8割ほどに抑えられています。
逆に前回打ち出していた「究極のコクキレ」というコピーは使われなくなりました。ビールの源になる原材料で麦芽100%を実現した、ということを強調しているようですね。
糖質50%OFFを感じさせない重量のあるビール
グラスに注ぐと美しいゴールドのビールが注がれます。香りはそれほど強くありません。飲んでみると、思った以上に麦芽の旨みを感じさせる風味とすっきりとした喉越しが両立している感じ。当たり前ですが、糖質50%を実現しているということで飲みごたえの点で軽さは否めませんが、言い方を選ばなければ第三のビールのような不自然な感じはありません。リキュールとは違う飲みごたえは確かに存在します。
冷蔵庫から出したばかりの冷えた状態だとキリッとすっきりな味わいが感じられますが、少しビールの温度が上がると麦芽の甘みとコクが感じられるようになって飲みごたえがプラスされるように感じます。
糖質50%という時点で、香りや風味を他のビールと比べるのはあまりフェアではないように思います。ただ、カロリー制限など成分に注意した食生活をされる方にとっては確かにビールの味わいが感じられる飲みごたえのあるビールではないでしょうか。