「フレンチの皇帝」の置き土産「フレンチピルス」
2019年11月26日(火)ヱビスビールの限定醸造商品「ヱビス with ジョエル・ロブション フレンチピルス」が店頭に並びました。淡いイエローゴールドのデザインが美しいラベルは棚でもひときわ目立ちます。
ヱビスビールは「フレンチの皇帝」とも称される、ジョエル・ロブション氏が監修したビールを何本かリリースしていましたが、2018年にジョエル・ロブション氏が逝去されたため、この「フレンチピルス」がシリーズ最後になってしまうのですね。
ジョエル・ロブション氏が監修したビールは、時にシャンパンのように、またある時にはワインのような味わいを楽しめるビールだったので、とても好きなタイプのビールでした。
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ジョエル・ロブション氏の置き土産となったフレンチピルスは原材料のチョイスに特長があるようですね。麦芽にはシャンパーニュ産の淡色麦芽を使い、ビールの風味の決め手になるホップは、白ブドウを思わせる「ネルソンソーヴィン」と柑橘系の香りの「シトラ」の二種類を使用。
これまでのジョエル・ロブション監修ビールはシャンパンを思わせるような華やかさがありましたが、今回のフレンチピルスも楽しみです。
フルーティながらヱビスらしい飲みごたえを備えたフレンチピルス
さっそくグラスに注いでみましょう。液色はやや淡いゴールドで、シャンパーニュ産の淡色麦芽を使っていることがよくわかります。柑橘系のようなフルーティな香りがします。
飲んでみると、ホップの持つフルーティな香りを感じながら、フレッシュな苦味をやや強めに感じる飲み口。「フルーティ」と聞くと軽やかなイメージを持ちがちですが、いつものヱビスビールらしい飲みごたえをあわせもったビールのようです。料理にも負けない強さがあるので、食事と合わせてもビールの存在感が薄れなさそう。
温度が上がってくると、フルーティさが強くなって甘みと苦味が絡む、コクのある味わいが楽しめます。冷蔵庫から出してグラスに注いだばかりの時にはキリッと、時間が経つと丸みのある風味が味わえるので、食事時にじっくり飲むのも良い感じ。
過去にジョエル・ロブションの名を冠して発売されたビールはシャンパンのようにやや軽めな飲み口でしたが、今回はヱビスビールらしさがより出ているように感じました。
12月を彩るちょっと特別なディナーの時に、シャンパングラスに注いで飲むのもいいですね。フレンチの皇帝の置き土産、ヱビス with ジョエル・ロブション フレンチピルスでした!