「紅だぁぁぁっ!」 と思わず叫ぶ ビールかな(5・7・5調)
2019年8月20日(火)アサヒビールより秋の限定ビール「アサヒ 紅」が発売されました。秋らしい紅葉がちりばめられたデザインで、手に取ると早くも秋がやってきたことを感じさせます。
秋の限定ビールといえば、2018年には「アサヒ食楽」というビールがリリースされていましたね。ほうじ茶のような香ばしさと、副原料に香辛料を使用した食欲をそそるビールでした。なかなかトリッキーながらおもしろいビールだったなー。
「紅」と聞くとどうしても脳内でX JAPANのボーカルであるToshiが「紅だぁぁぁぁっ!」と叫んでしまう世代です。
原材料は実はスーパードライと同じで、麦芽とホップのほかに米・コーン・スターチを使用しています。麦芽にはクリスタル麦芽を一部投入して琥珀のような色をつけ、ホップには希少種であるアマリロホップを使用してフルーティな香り付けをほどこしています。
コクがあるという触れ込みの通り、エネルギーは100mlあたり49キロカロリーとビールにしてはやや高め。フルボディの飲み心地が楽しめそうなビールですね。
それではさっそく飲んでみましょう!
フルーティな香りとしっかりとした飲みごたえ
グラスにアサヒ紅を注いでいきます。グラスには赤褐色のビール。琥珀エビスと同じくクリスタル麦芽を使用しているせいか、美しい琥珀のような色ですね。香りはアマリロホップのフルーティな香りがただよいます。
一口飲んでみると、柑橘っぽいフルーツ系の香りが広がります。そしてアルコール6%らしいしっかりとした飲みごたえ。結構パンチ力あるなというのが第一印象でした。ビールの温度が上がってくると、さらにホップのフルーティさが広がります。アルコール度数が高いということもあり、全体的な風味はやや甘さを感じるようになりますね。
フルーティな香りがあるので、食事に合わせるなら和食より洋食が合いそうな風味ですね。
秋ビールの飲みくらべが楽しそう
アサヒビールの2019年秋限定ビール「アサヒ 紅」を飲んでみた記事でした。
2019年の秋は4大ビールメーカーそれぞれが秋限定ビールをリリースしたことになりますね。「濃厚・芳醇な味わい」「通常より高アルコールなビール」というトレンドは押さえつつ各社の特長が分かれているのが感じられます。
キリン秋味はまさに王道。伝統の熱処理ビールならではの丸みのある苦味。サッポロ焙煎生ビールは焙煎した麦芽の香ばしさと甘み。そしてアサヒ紅はホップのフルーティな香りとボディのふくよかさ。サントリーの秋ビール「プレミアムモルツ 秋香るエール」は熟したフルーツのような芳醇さ。
濃厚で芳醇という方向性は似ていますが、風味のタイプがそれぞれ違うのは面白いですね。秋ビールの飲み比べをしてみると秋の夜長が楽しめるのではないでしょうか。
秋ビール飲み比べ、やってみませんか?
(去年の記事ですが・・・)秋ビールの定番にして王道。キリン秋味。
サッポロビールの秋ビールは焙煎した麦芽の香ばしさが美味しい焙煎生ビール。
芳醇でフルーティ。それでいて麦芽の香ばしさも感じられるプレミアムモルツ秋<香る>エール