名古屋最古の商店街を歩く
ゴールデンウィークに名古屋に帰っていた際に、円頓寺(えんどうじ)商店街を歩いてきました。名古屋駅と名古屋城の中間にある円頓寺商店街は、明治時代から栄えていた名古屋最古の商店街といわれています。長さ600メートルほどの商店街を歩きながら、写真を撮ってみました。
2015年にアーケードを刷新して、太陽光の入り込む新しい屋根になっています。屋根が高くて解放感があるアーケード。フランス最古の商店街と呼ばれる「パッサージュ・デパノラマ(パノラマ商店街)」と姉妹(姉妹商店街?)提携をしたそうで、写真を見ると円頓寺商店街と同じような三角屋根のかかった商店街。円頓寺商店街は日本のパリだったのか。
日本のパリ、と思いきや名古屋感全開の金のシャチホコのオブジェがあるのも円頓寺商店街の面白いところでしょうか。
円頓寺商店街を歩く人々
名古屋の商店街といえば、有名なのは大須商店街。大須商店街は名古屋の名物観光地となった感があり、訪れる客層は地元の方もいますが観光客が多い印象です。円頓寺商店街は古き良き地元の商店街といった雰囲気で、歩く人々も、観光客というよりは地元の方が多いような感じ。
歩いていてふと撮った1枚。恐らくこの方も、名古屋に観光に来た、というより地元名古屋に帰ってきた、という感じではないでしょうか。あくまで想像ですが。
ずっと地元の人、地元に帰ってきた人、そんな人々が多く歩いている印象の円頓寺商店街。なんだかほっとします。
脇道にそれるのも楽しそう
まっすぐ伸びる円頓寺商店街の脇道も楽しそうな道がたくさん。円頓寺銀座街から一本脇に入る「円頓寺銀座街」はベトナム料理のお店からイタリアンなど、気になる飲食店街が並びます。
脇道を抜けていくと、その奥には江戸時代の空気を感じられる「四間道(しけみち)」へと続きます。このあたりの路地散策も楽しいんですよね。
脇道にそれたら渋い顔のイヌに出会いました。渋い。
閉めてしまったお店も少なくないようでうが、新しく出店したお店もちらほらと見え、若い人が集まってくるような雰囲気を感じます。カフェにロールケーキ、このあたりの情報収集は、奥さんに「円頓寺商店街って面白いらしいよ、美味しそうなカフェもあるし」というプレゼンに欠かせません。円頓寺ロールケーキ、食べてみたいなぁ。
商店街の店先でワイワイ飲むのも楽しそう。奥さんの実家に帰省となると夜に外で飲む機会はなかなか作れませんが、出張なんかで名古屋に来たら夜の円頓寺商店街にも遊びに来たいですね。すごく楽しそうな気がする。
再開発で新しいビルや商業施設が立ち並ぶ名古屋駅から徒歩10分にこんな渋い商店街があるなんて。名古屋の奥深さを感じられる円頓寺商店街。心残りは、商店街の名前にもなっている「円頓寺」に立ち寄るのを忘れてしまったこと。これは次回の宿題として、また円頓寺商店街に遊びに行こうと思います。次に行くのが楽しみ。