思い出のビヤホール
仕事帰り、カメラを持って夜のオフィス街を歩いていたのですが、どうにも撮れ高がはかどらず、諦めて夕食食べて帰ることに。新橋から東京駅まで歩いて来たので、東京駅の地下でお店を探していると「ニユートーキヨー」を見つけたので、ビールを飲んで帰ることにしました。
東京駅の八重洲側の「東京駅一番街」の地下一階、「ラーメンストリート」や「東京おかしランド」、そして2016年に開業した「にっぽんグルメ街道」に囲まれたエリアに出店しています。
私にとってニユートーキヨーと言えば、数寄屋橋に本店があった時代、何度か家族で食事をしに行った思い出のビヤホールだったりします。父の生前、最後に家族で出かけて食事をしたのも数寄屋橋のニユートーキヨーでしたね。数寄屋橋のニユートーキヨーは再開発で取り壊しになりましたが、2017年6月に元のビルからほど近い場所で「復活」したと案内が出ていました。これはまた行かねば。
ちなみに東の思い出のビヤホールがニユートーキヨーなら、西は神戸の「ニューミュンヘン」。こちらも好きなビヤホールですが、その話はまた別の機会で・・・
入店したのがラストオーダーの30分前ということで、あまりゆっくりはしていられませんが、美味しいビールが飲みたい!ということで、まずはニユートーキヨー創業当時のビールを復刻させたという「復刻の生1937」をグラスでオーダー。
キレイなゴールドのビールはホップの香りが華やかで、すっきりとしながらも飲みごたえのある一杯。新鮮なホップの香りが感じられます。喉ごしはすっきりとしていて、苦味もやさしめ。ついもう一口飲みたくなってしまうビールです。これは美味しい。
ホップの新鮮な感じ、どこかで飲んだことあるような・・・と記憶を辿ってみましたが、毎年秋に限定醸造される「一番搾り とれたてホップ」に近い印象でした。爽やかな香りとすっきりとした飲みやすさ。
おつまみに唐揚げを注文していたのですが、一杯目のビールを残しておくことができず、飲みきってしまいました・・・これはおかわりを頼まなければいけませんね。
ちなみに唐揚げは外はカリッと、中はジューシーなこれぞ美味しい唐揚げ!ビールによく合うやつです。
2杯目はエーデルピルス。業務用の樽生でのみ展開されているプレミアム生ビール。ドイツ最古のビール醸造所・ヴァイヘンシュテファン醸造所がその完成度を認め「エーデルピルス」の名を使用することを許された、というこだわりのビールです。
オーダーすると、専用のグラスにサーブされて提供されます。このグラスのラインがセクシー。美しいゴールドのビールは、チェコ・ザーツ産ホップをたっぷり使っているだけあって、華やかな香りとともに鮮烈な苦味を感じさせるビール。香りと苦味の余韻を感じさせつつも、すっと消えていくその後味は上品ささえ感じさせます。エーデルとはドイツ語で「高貴な」という意味。まさに高貴な品格をまとったビールです。これも美味しい。
この日は2杯目のエーデルピルスでラストオーダー。さくっと2杯でお店を後にしました。
ニユートーキヨーはいわゆるビヤホール。大勢でワイワイと過ごすのが似合います。ニユートーキヨー名物の「カミカツ」や長さ30センチをゆうに超えるロングガーリックトーストをシェアしながら、ビールを飲む、なんて最高な時間ですね。
一人で行ってじっくりビールを楽しんでもよし、大勢で行ってワイワイと楽しんでもよし。ニユートーキヨーで美味しい食事とビールを楽しんでみてはいかがでしょうか?