焼き物の街・常滑で出会った絶品カレーうどん
夏休みに愛知・常滑に行ってきました。名古屋から電車でおよそ45分、「焼き物と海と空のまち」ということで、常滑焼の焼き窯や歴史ある街並みを楽しめる「やきもの散歩道」で写真を撮り歩きしてきたのですが、そのときに見つけた「甘味喫茶 侘助」さんで食べた昼食が最高に美味しかったのでした。
常滑のやきもの散歩道は江戸末期から昭和にかけての古い街並みを残す観光ルート。そのルートの終盤あたりにある、パン工房やカフェなどが並ぶ細い路地「暮布土屋通り」に甘味喫茶 侘助さんはお店を構えています。
この日は午前中にやきもの散歩道をてくてく歩いていたので、ここに差し掛かるころにはお腹も空いてくる時間帯。カフェメニューもありますが、迷わずランチで入ることにしました。ランチメニューは主にうどんがメインのようですが、目に飛び込んできたのは「常滑元祖土鍋カレーうどん」の文字。絶対に美味しい要素しかないこの文字列。この日は真夏日でしたが、迷わず土鍋カレーうどんを食べようと決めてお店に入ります。
昔ながらの長屋を改装した古民家カフェで落ち着いた店内
店内は古い長屋を改装したいわゆる古民家カフェ。昔からある常滑焼の工房を改装しているそうです。イスやテーブルも店内の雰囲気に合わせたレトロな感じで落ち着きます。エアコンはもちろん効いていますが、テーブルにそれぞれうちわが置いてあるのはカレーうどんで暑くなるから・・・?
お茶を注ぐ器はもちろん常滑焼。いいなぁ、雰囲気ある。散歩道を歩いて少し疲れた身体にお茶が染み渡る感じ。
文字通りの熱々ぐつぐつのカレーうどん!
オーダーしてからしばらくして、いよいよ常滑元祖土鍋カレーうどんがやってきました。土鍋で湧き立つこのぐつぐつ感、そしてあたりにただようカレーの匂いが食欲をそそります!
メニューにはカレーうどんを美味しく食べる食べ方が紹介されています。お店が推奨する食べ方は、「1.まずはそのまま」「2.次に温玉を入れてマイルドに」「3.最後はご飯をルーに絡めて」とのこと。文字で読んだだけでよだれが出てきます。
さっそく、ご案内いただいた通りまずはそのままカレーうどんを食べてみます。カレーうどんはカレーに出汁を加えてチーズをトッピングしたタイプで、辛さは中辛くらいの程よい辛さ。チーズがよく絡んで食べやすいですね。うどんは土鍋でグツグツ煮ても負けないコシの強さで食べごたえがあります。
熱々のうどんをフーフーしながら食べる。熱々で、中辛くらいのカレーが絡んだうどんをはふはふしながら食べる。これは季節関係なく美味しい!
次は温玉を乗せて・・・
とろっと黄身を絡めていただきます!温玉がカレーをマイルドにしてくれて、これまた美味しい。つるつるっと食べられます。
夢中でうどんを食べると、土鍋にはルーだけが残ったので、仕上げにご飯を投入してカレーおじや風にしていただきます!ご飯をスプーンですくうとカレーがしっかり絡んで、最後まで美味しくいただくことができました。土鍋なので最後まで熱々。夢中で食べてしっかり汗をかいてしまいましたが、テーブルのうちわで涼を取りながら満足感に浸ります。幸せ。ボリュームもしっかりあって、これで1,200円は満足度高いです。
ランチだけでなく、カフェメニューも充実。夏はかき氷も人気メニューみたいですね。カレーうどんとかき氷の欲張りコースも考えましたが、ここはぐっとガマン・・・次に来たときはカフェも楽しみたい!
食事を終えてお店を出るとすでに行列ができていました。人気があるのはもちろんのこと、やきもの散歩道の終盤でちょうど「お腹も空いたし、そろそろごはんでも・・・」と立ち寄りたくなる場所にお店があるからかな。タイミングによっては少し待つことになるかもしれませんね。
常滑のやきもの散歩道はとても良かったので、これはまた別の機会に記事にしたいと思っています。散歩道を締めくくる「甘味喫茶 侘助」さんの食事も最高で、すごくいい経験ができました。すっかり常滑が好きになってしまいました。
常滑のやきもの散歩道の散策の時にぜひ立ち寄りたい「甘味喫茶 侘助」さんのあつあつ絶品カレーうどんでした!
常滑の街はフォトジェニックなところが多いですね。散策もぜひ楽しんでみてください。