ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

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日光・鬼怒川温泉を走る「SL大樹」に乗って非日常を体験してきました

ホームに停まるSL大樹

2020年8月10日で運行3周年を迎えた「SL大樹」に乗る

 

2020年の夏休みは栃木・日光を走る「SL大樹」に乗ってきました。コロナ禍で帰省は見送ったのですが、何か夏休みらしいアクティビティをしてみようかとSL乗車体験をしてみた次第です。ちょうどSL大樹の運行が始まって3周年というタイミングと重なって、思い出深いSL乗車体験となりました。

 

 

下今市駅ー鬼怒川温泉駅間を走るSL大樹

ホームに停まるSL大樹

SL大樹は東武鉄道が運行しているSLで、2016年の8月に運行を開始しました。私は東武線沿線の住人なのでSL大樹の広告をよく見かけるのですが、一度乗ってみたかったんですよね。実は2019年に一度乗車してはいるのですが、その時はSLは定期点検でお休み中でDL(ディーゼル機関車)に乗ったのでした。

 

daiki-photo.hatenablog.jp

赤い車体のDL車もカッコ良くて好き。 

 

SL大樹の行先表示

SL大樹は土日祝日を中心に、下今市駅と鬼怒川温泉駅間の約12.4キロを1日2往復しています。今回は鬼怒川温泉を15時37分に出発して下今市駅に向かう列車のチケットを買っていたので、パークアンドライドの形にして下今市駅に車を停め、普通列車で鬼怒川温泉に向かうことにしました。

 

転車台で方向転換するSL大樹を見よう!

下今市駅の転車台広場

下今市駅に到着すると、鬼怒川温泉駅から到着したSL大樹が転車台で方向転換するところだったようです。下今市駅構内にある転車台へ向かう人たちを追うように私たち(というか主に私)も転車台へ急ぎます。 

 

新型コロナウイルスの心配もあるご時勢ですが、それぞれマスクしたり距離を取ったりしていましたよ。

下今市駅の転車台

これが転車台!電車には両サイドに運転席があるので方向転換の必要がないですが、SLが向きを変えて前向きに運行するには転車台での方向転換が不可欠。そのために始発・終点の駅に転車台が設置されているんですね。 

 

転車台に乗るSL大樹

下今市駅で客車を切り離したSLが転車台にやってきました! 後ろ向きに転車台に乗り込んで方向転換するんですね。

 

転車台で方向転換するSL大樹

作業員の方が転車台を操作して、いよいよSLが回ります! 

転車台で方向転換するSL大樹

ぐわーっと反時計回りに転回するSL大樹。

転車台で方向転換するSL大樹

転車台で回転しながらちょうど私たちの正面にやってきました。おお、カッコいい・・・ 

転車台で方向転換するSL大樹

ゆっくりと180度回転していくので、転車台のどのあたりにいてもSLの正面が見られるのがいいですね。

転車台で方向転換するSL大樹

いやーSLカッコいいわ。隣にいた息子くんより夢中になっていた41歳児です。

 

機関庫に入るSL大樹

転車台で方向転換を済ませて、一度機関庫へ戻るSL大樹。 

 

転車台に向かうDL大樹

続いて、SL大樹を後ろから押して補助するDL機関車が転車台にやってきました。

転車台で方向転換するDL大樹

 機関庫を出るSL大樹

手を振るSL大樹の運転士SL

SLの機関士さんや検修員さんたちの所作ひとつひとつがカッコいいんですよね。SLは移動手段というよりはひとつのアトラクションであり観光資源ということで、ファンサービスも熱心にされているんだなぁという印象です。 

 

ホームで連結する特急リバティ

下今市駅を出発したSL大樹を見送ったあと、私たちは普通列車で鬼怒川温泉駅へ向かいます。これは特急リバティの連結を見守る息子くん。下今市駅は東武の特急が続々やってくるので、電車好きのお子さんにはたまらないスポットですね。1日いても飽きなさそう。

 

鬼怒川温泉駅に到着するSL大樹

鬼怒川温泉駅に到着すると、こちらでもSL大樹の方向転換がはじまるところでした。どこにいても大人気のSL大樹。

 

鬼怒川温泉駅の転車台に向かうSL大樹

鬼怒川温泉駅を出ると目の前に転車台が設置されていて、観光客がわっと転車台に集まってきます。 

鬼怒川温泉駅の転車台に向かうSL大樹

 

鬼怒川温泉駅の転車台に向かうSL大樹

ちなみにSL大樹はライトが2つついていて、これがカニの目のように見えることから「カニ目」という愛称がついているんですね。カニ目かわいいよカニ目。

鬼怒川温泉駅に入る特急きぬがわ

駅のホームで乗車の時間を待っていると、赤い特急列車がやってきました。こちらはJRの特急きぬがわ。え、今新宿から鬼怒川温泉までJRが乗り入れているの!?日光・鬼怒川といえば東武線でしか行けないものだと思っていたので、結構な驚きでした。 

 

いよいよSL大樹に乗車!

鬼怒川温泉駅で連結するSL大樹

そんなこんなで転車台で方向転換したSL大樹がホームに入ってきました。

 

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客車との連結を終えたら・・・ 

 

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記念撮影タイムのはじまりです! これは写真撮りたくなりますよね。

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我が家も息子くんの記念撮影。パンダを頭に乗せているのは「SLからは白い煙と黒い煙が出ているから」だそうです。やるな。

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乗車率は8割程度という感じで、思ったよりも乗客がいた感じでした。乗車中はマスク必須ですね。アテンダントさんたちもマスクをして、極力個別の接触は控えるかたちで十分な感染予防をしながらの車中案内となっていました。大変な中だけどこうやって営業してくれるのはありがたい限り。ほんの気持ちですが、社内で撮影した写真を購入させてもらいました。

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石炭を燃やした熱で生まれる蒸気の力で動くSL。その熱のため夏の運転室は気温が50~60度にもなるとか・・・本当に大変だ・・・。

 

翌日はSL大樹を「撮る」

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私たちがSL大樹に乗車した翌日、8月10日はSL大樹の運航開始から3周年という記念の日でした。この日は乗車予定はなかったのですが、せっかくなので写真を撮りにいこうと撮影スポットへ。

 

SL大樹公式サイトには沿線のフォトスポットがいくつも紹介されていて便利でした。

沿線フォトスポット | SL大樹について | 東武鉄道 SL大樹公式サイト

 

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ここは新高徳駅近くにある河川敷。鬼怒川にかかる鬼怒川橋梁をSL大樹がゆっくりと走っていくスポットです。先にスポットにいらっしゃった猛者の方たちは普通列車が通るくらいではピクリとも動きません。さすがだ・・・

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強烈な夏の日差しを浴びつつ待っていると、SLの汽笛が聞こえてきました。いよいよSL大樹が鬼怒川を渡ります。

 

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黒煙をもくもくさせて走るSL。カッコいいわー。 

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運行3周年おめでとう! 

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私はまったくSL世代ではないですが、なぜかSLを見ると懐かしさを感じたり力強さを感じたりするものですね。不思議。また乗ってみたいな。

 

首都圏で比較的気軽に乗れるSL大樹

ということで2020年の夏はSL大樹に乗ってきました。2020年現在、日本国内で現役で走っているSLは10路線ほどあるのですが、その中でも日光・鬼怒川を走るSL大樹は首都圏からアクセスしやすい場所でSLに乗れるのではないでしょうか。東武だけでなく新宿からJRが鬼怒川温泉までやってくるなんて知らなかった・・・!

 

SL乗車はお手軽に非日常を体験できて、おとなもこどもも楽しめますよ。