「はじめての望遠レンズ」がやってきたー!
はじめての望遠レンズ、きた。ついに我が家に大砲が来たぞー!これまで望遠レンズを持たずに写真を撮ってきた私ですが、ついに望遠レンズを購入してみました。TAMRONの100-400mmというレンズは、はじめての望遠レンズにちょうどいいレンズでした。
- 「はじめての望遠レンズ」がやってきたー!
- 3択の選択肢から選んだのはTAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD
- 思ったよりも小ぶりな長距離砲
- いろいろ試し撮りしてみました
- はじめての望遠レンズにちょうどいいレンズ
なぜ望遠レンズを買おうと思ったか?
子どもが生まれて、望遠レンズを使いたいシーンが増えた、というのが理由です。
カメラを趣味にして約10年。そのほとんどを焦点距離35mmや50mmくらいの単焦点レンズで撮影してきました。夜景を撮るときに広角レンズを持ち出したり、ネコさん撮りやポートレートを撮るときに130mmくらいの焦点距離になる中望遠の単焦点レンズを使ったりはしますが、いわゆる望遠レンズは持っていませんでした。望遠レンズがなくてもこと足りてたんですよね。
そんな中、子どもが生まれてきて「あれ、望遠レンズあった方がよくね?」というシーンが増えてきたわけです。子どもが電車好きなので、カッコよく電車の写真でも撮ってあげようかと思ってみると、やはり望遠レンズが欲しい・・・運動会のかけっこの写真を撮ろうと思うと、やっぱり中望遠じゃちょっと足りないな・・・なんて感じで、割と明確に「望遠レンズで撮りたい写真」が浮かんできたんですよね。
そう、今までは必要なかったけど、そろそろ望遠レンズを買うタイミングが来たのだ・・・
3択の選択肢から選んだのはTAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD
今回望遠レンズを選ぶにあたって選択肢に上がったのは以下の3本で、結果的にタムロンの100-400mmを購入することになりました。
■候補にあがったレンズたち
Nikon 望遠ズームレンズ AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
SIGMA 望遠ズームレンズ Contemporary 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM
TAMRON 超望遠ズームレンズ 100-400mm F4.5-6.3 Di VC USD
ニコンの70-300は、DXフォーマット専用ではありますが、望遠レンズとしてはかなり小ぶりで重さも約680グラムと超軽量。しかもアマゾンだと新品で2万円台とかなり破格。迷ったのですが望遠端は400mmほしいなぁ、ということで見送り。ただ、購入はしなかったものの機動力重視で選ぶならかなり有力な選択肢だと思いました。
シグマの100-400mm、通称「ライトバズーカ」とタムロンの100-400mmで迷うことになりました。どちらも同じ焦点距離で手ブレ補正もあり。画質についても甲乙つけがたいところ。じゃあ、実際触ってみようということでヨドバシカメラのカメラコーナーで試写していたところ、タムロンの方がやや軽く(シグマ:1.36kg、タムロン:1.11kg)取り回しが良さそうだったので、タムロンを選んだ次第です。
あとは、タムロンの方が別売りの三脚座を入手すれば三脚を使った撮影も可能というところに今後の可能性を見出した・・・というところなのですが、シグマの方も別メーカーで三脚座が出ているようなので、あまり影響がなかったのかもしれません。
とにもかくにも、我が家初の長距離砲はTAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USDとあいなりました。マップカメラでおよそ7万円でした。
思ったよりも小ぶりな長距離砲
ということで、長距離砲がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ロマン砲がやってきたぞ!レンズポーチが付属でついていないのは仕方のないところでしょうかね。
さっそくウキウキ気分でD7500に装着してみました。さすがにいつもの単焦点レンズに比べればデカイ・・・のですが、イメージしていたよりも小ぶりだなーというのが第一印象です。手に持ってみても、そこまでずっしりとした感じはありません。D7500が約720gなので、レンズを装着しても2kgしないというのは、望遠レンズとしてはなかなか軽量な部類のようです。これなら手持ちでも全然撮れそうだ!
500mlのペットボトルと比べてみると、レンズの胴体を伸ばさずにいる状態とペットボトルの長さはほぼ同じくらい。フードの分だけレンズが長いのですが、それでも望遠レンズとしてはかなりコンパクトではないでしょうか。
最大限に望遠側に伸ばしても、手に余るサイズ感ではなく、撮りやすそうなサイズ感。これは持ち出していろいろ撮ってみるしかありませんね!ということで、いろいろな被写体相手に望遠レンズを振り回してきました。
いろいろ試し撮りしてみました
鉄道
まずは望遠レンズを購入するきっかけのひとつとなった「鉄道」の写真から。東武スカイツリーライン小菅駅構内から撮影しています。小菅駅と北千住駅の間には荒川が流れていて、川をまたぐように鉄橋が架かっています。鉄橋を走る鉄道写真が撮れるので、鉄道愛好家の方々がよく訪れるスポットだったりします。
さっそく望遠全開!望遠端でぐいっと被写体に寄ってみると、500メートル先の鉄橋の入り口がすぐ目の前にあるかのような距離感。そして前方から迫る特急スペーシアをしっかり捕捉しています。D7500のAF性能もありますが、前方から近づいてくる列車に対しても、しっかりピントを合わせ続けてくれていました。D7500との相性は良さげです。
愛知・犬山遊園駅近くの鉄橋でも撮影してみました。中部国際空港「セントレア」と名古屋・岐阜を結ぶ名鉄特急「ミュースカイ」もしっかり撮れました。
赤いカラーでおなじみの名鉄。望遠の圧縮効果で鉄橋がぎゅっと詰まって撮れるのがいいですねー。カッコいい。
TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USDのピントを合わせるスピードはかなり速いと感じました。被写体を見つけて、シュコっとピントが合う感じ。
ポイントをずらして手前のバラにピントを合わせましたが、これも一瞬。シチュエーションによってちょっと迷うケースもありますが、概ね正確に、かつ速くピントを合わせてくれるレンズです。
ネコ
私がいつも撮影しているネコさんスポットにTAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USDを持ち込んで、ネコさんを撮影してみました。
この場所のネコさんは割と人馴れしているのですが、外で合うネコさんの中には人の気配を感じて、一定距離近づいただけでぴゃーっと逃げ出してしまうネコさんもいます。そうすると撮影はそうとう離れた場所からでないとできないのですが、望遠であれば5~10メートルは離れていてもしっかり被写体に寄れます。
こちらの存在はお構いなしに、毛づくろいを続けるネコさん。距離が離れていても撮影できるので、ネコさんも割とリラックしている感じ。ネコさん撮影的には望遠レンズありですね。
ちょっと高い場所にいるネコさんも、望遠で狙い撃ち。
犬ドリルならぬ、ネコドリル。飛び散る抜け毛までしっかり描写しています。これだけ撮れれば十分でしょう。
子ども(イベント)
望遠レンズを購入したもうひとつの理由。そう、子どもの運動会です。保育園の運動会に望遠レンズを持ち込んで撮影してみました。
息子くんの通う保育園は、近隣の小学校の体育館で運動会を行っています。被写体から10メートル程度は離れていますが、息子くんの様子をしっかり撮ることができました。
かけっこで満面の笑みを浮かべながら走る息子くん。
ゴールテープ越しに走ってくる姿を激写!(なお、この後ゴール手前で豪快にすっ転んだ模様)
ゴールテープ越しに迫る息子くん、というシチュエーションでもしっかりピントを合わせ続けてくれるので、運動会で撮りやすいレンズでしたね。
屋外の運動会ではまだ試せてないのですが、APS-Cサンズセンサーで都合600mmの望遠であれば屋外でも十分使えそうです。
おまけ:ポートレート
お散歩のときに望遠で息子くんを撮影してみました。全身を撮るには10メートル以上は離れないといけないですが、望遠レンズならではの背景のボケで被写体が際立って撮れるのはなかなかおもしろいですね。撮るたびにダッシュで息子くんから離れないといけないのが大変ですが・・・
おまけ:鳥
望遠レンズといえば野鳥。カメラを持ってから、これだけ大きくスズメを撮ったのははじめてかもしれません。近づくとすぐ逃げちゃいますしね・・・ 隅田川のユリカモメも追っかけてみたいなー。飛んでいる鳥を捕捉する力も試してみたいところ。
おまけ:飛行機
望遠レンズといえば、思い浮かべるのは空港で飛行機を撮影している方々のレンズ。見るからにめっちゃ望遠なぶっといバズーカみたいなレンズを装着している方をよく見かけます。TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USDはバズーカほど大ぶりではありませんが、飛行機を撮るには十分な望遠を備えているはず。
着陸する際にタイヤが吐き出した煙もしっかり写してくれますし、飛行機撮影にも十分使えそう。使えそうだけど、腕前を上げないといけませんね・・・飛行機撮影も奥が深い。
各メディアによるレンズレビューや作例もご覧ください。
はじめての望遠レンズにちょうどいいレンズ
ということで、はじめての望遠レンズにTAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USDを選んでみました。金額的にも、サイズ的にも気軽に望遠レンズの撮影が楽しめるレンズで、購入して大満足です。飛行機や野鳥など、これまで自分が持っていたレンズではなかなか撮りきれなかった被写体にアプローチできるという、新たな楽しみが生まれました。
はじめての望遠レンズにちょうどいい選択肢。手軽に超望遠が手に入るのは嬉しい限りです。望遠レンズの入り口としてふさわしい、TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USDでした。
いずれは三脚座を手に入れて、工場夜景の撮影にでも行ってみたいですね。