歩道橋から夜景を撮る
週末に久々に夜景の撮影をしてみました。赤坂見附でビールを飲もう!ということで週末の夜に赤坂見附へ。集合時間よりちょっと早めに到着してしまったので、せっかくなら久々に夜景でも撮ろうか、とぶらぶらと歩いていると、高速道路の高架の下に歩道橋がかかっていたので、そこを撮影スポットとすることにしました。
足元は青山通り、頭上には首都高速4号新宿線と交通量の多い通り。スローシャッターにすれば光の筋がキレイに撮れそうです。とは言えこの日は三脚を持ってきているわけでもないので、スローシャッターでもブレが出ないように歩道橋の手すりを使って撮影してみることにしました。
歩道橋の手すりにカメラを置いて撮る(落とさないように注意!)
難しいことではまったくなく、歩道橋にカメラを置いて、スローシャッターで撮影するだけ。文字通り置くだけなので、歩道橋の振動でカメラがブレたり、万が一振動などによってカメラが落ちたりすることがないように手で支えて固定しています。
(写真ではストラップに手が通っていないので、ちゃんと手か首にストラップを通して、万が一に備えなければいけませんね。このあとストラップを首に通して撮影しました)
歩道橋の手すりも平らだとやりやすいですが、手すりが山なりの形になっている歩道橋もあるので、そのあたりは上手く手で支えながら撮る必要がありますね。どちらにしても、手で支えるときは手すりに押さえつけるイメージで固定しています。
カメラの設定は普通の夜景撮影と同じ
カメラの設定も普通に夜景を撮るときと同じようにしていました。
- iso感度は100~200
- 絞り優先オートで、F11~13くらいに設定
- シャッタースピードは絞りに応じてカメラにおまかせ
- 色温度はオートにして、現像のときに調整
大体こんな感じの設定で撮っています。設定自体は簡単なので、あとはブレずに撮れることを待つばかり。
ただ、絞り優先オートで夜景を撮ると、シャッタースピードが30秒になることが多く、撮ったあと「ちょっと明るすぎかな?」と感じる時もあります。そういうときはマニュアル設定にして、iso感度と絞り値に加えてシャッタースピードも自分で設定してしまいます。 今回撮影した写真はざっくり8秒から15秒くらいの写真が多いですね。
三脚がなくても、上手く固定できればしっかり撮れるものですね。足元に流れる道路にはヘッドライトの光の筋が残り、電灯の光芒もキレイです。交通量の多い道路で夜景を撮るのはこの光跡がたくさん残るので好きです。
少し場所を変えて撮ってみると、青山通りが左手に伸びていくのが見えます。歩道橋は人が歩くと思った以上に揺れるので、撮影中に人が歩くとどうしてもブレてしまいます。そのあたりは仕方ないですね。歩行者の方の邪魔にならないように、タイミングを取りながら何枚か撮影しておきます。
こちらは赤坂見附の交差点の上にかかる歩道橋から。外堀通りから続いてくる道は交差点で6車線になります。これはなかなか迫力のある光の筋が撮れますね!人の往来が多い歩道橋での撮影でしたが、運良くブレていない写真が撮れていました。
平らな場所に固定する撮り方は他にも応用が効きます
今回、歩道橋で撮影した「平らな場所に固定してスローシャッターを切る」撮り方ですが、歩道橋以外の場所でも使えて、結構応用が効きます。 例えば、三脚の持ち込みが禁じられている東京ディズニーランドや東京ディズニーシーなどで夜景を撮りたいときは、平らな手すりやベンチなどにカメラを固定して撮影すれば、パーク内の夜景がしっかり撮れます。
平日の仕事帰り、夜景を撮るためだけにアフター6パスポートでディズニーランドに行ってきた! - ネコと夜景とビール
三脚を持っていないときでも、歩道橋から夜景撮影ができるぞ!という記事でした!
三脚があってもなくてもきれいな夜景が撮りたいのです。
六本木の谷町ジャンクションも、歩道橋から撮影しました。こちらは三脚を使っています。
三脚の使えない展望台でも、かばんなどにカメラを固定して、タイマーで撮影するとキレイに撮れますよ。
三脚が使えないときは思い切って多重露光で夜景を撮るのも楽しかったりします。
今回の撮影機材はこちらです
今回の夜景は9月に購入したAF-S NIKKOR 24mm f/1.8G EDで撮影しました。ナノクリスタルコートのレンズということで、街灯や車のライトなど強い光がレンズに入ってもフレアやゴーストがほとんど出ないので、かなりクリアな夜景撮影が楽しめました。
こんな機材があると便利ですよねー
歩道橋の手すりに固定するという点ではJOBYのミニ三脚「ゴリラポッド」を使って、手すりに巻き付けるのもありかもしれません。もちろん、落下のリスクはあるので使用には十分気をつけないといけませんね。