ネコと夜景とビール

Nikonのデジタル一眼レフで撮影した写真を掲載しているブログです。路地ネコ、ジャンクションなどの夜景、限定醸造ビールの写真を中心に載せています。

ネコと夜景とビール

ニコン D7500のAF性能で動くネコさんを追いかけてみた

住宅街の路地で見つけたネコ

サービス精神旺盛なネコさんでD7500の性能を試す!

 

10月に入り、日中の気温もだいぶ涼しくなってきました。涼しくなってきたということは、日中にネコさんと出会える確率が上がるということ!カメラを持って出かけたら、さっそく路地でネコさんを発見。出会った瞬間はちょっと驚いた表情を見せたネコさんでしたが、すぐに逃げていくわけでもなく、こちらに興味を示したよう。写真を撮らせてくれそうだったので、ありがたく撮影させていただいたのでした。

 

今回は、ニコン D7500のAF性能で、動くネコさんをどれだけ追いかけて撮れるか、ということをテーマに撮影してみました。撮影機材はD7500に中望遠単焦点レンズのAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gという組み合わせ。焦点距離はレンズ表示の1.5倍となる、127.5mm相当になります。ニコンのDXフォーマット(APS-Cサイズセンサー)の最高峰・D500と同じセンサー・エンジンを搭載し、中級機として確かな実力を持つD7500のお手並み拝見です。

 

D7500の「AF-C」はネコさんを追いつづけるのか

あくびをするネコ

動くネコさんを撮影する場合、カメラのピント合わせの設定を「AF-C」に設定して撮影しています。AF-Cモードは、シャッターを半押ししている間カメラが動く被写体を追いかけ続けてピントを合わせてくれる、というやつです。

 

ネコさんが動き出す前にカメラの設定を「AF-C」に切り替えます。ピントを合わせるフォーカスポイントは、今回は1点のポイントで追いかけるシングルポイントAFにしてみました。してみました、というか変えるのを忘れていたというのが正しい表現ですね。。。ネコさんを前にしてカメラの設定を変えるのに焦る38歳。これがあとあと響くとは、知るよしもなかったのでした。

 

以前は鉄道写真家・中井精也さんの「いつもの公園」で動く被写体を追いかける練習をしてみました。あのときは横に動く電車でしたが、今回は前後に動くネコさん。果たして。

daiki-photo.hatenablog.jp

 

 歩いて接近してくるネコさんにピントを合わせ続ける

あくびをしながら歩いて向かってくるネコ

ファインダー越しに様子を伺っていると、大きなあくびを合図にネコさんがこちらに向かって歩いてきました。歩いてくるネコさんへのピント合わせはD7500に任せて、何枚かシャッターを切っていきます。

 

歩いて向かってくるネコ

数歩ほど歩いてこちらへと近づいてきましたが、カメラはピントを合わせ続けてくれるのでそのままシャッターを切ります。7~8枚ほど撮影してみて、撮った写真を確認してみると、少しピントの場所がズレた(顔じゃなくて首だったり)写真は1枚。それでもピントを大外ししている写真はありませんでした。

 

歩き出したネコ

再び動き出したネコさん。ジリジリと近づいてくるところを今度はひたすら連写してみました。1歩2歩と近づいてきますが、カメラはしっかり顔にピントを合わせ続けています。

 

あくびをする直前のネコ

あーっとネコさん、目を閉じたかと思ったら・・・

 

あくびするネコを連写した写真

あくびするネコを連写した写真2枚目

あくびするネコを連写した写真3枚目

大あくびしながら伸びたーっ!それでもピントは追いかけるD7500!

あくびを終えて歩くネコ

あくびを終えて歩くネコ2枚目

何事もなかったかのようにクールな表情で歩いてきたネコさん。歩きはじめてからあくびをかまして再び歩きだして止まる。この間およそ6秒。D7500はピントを合わせ続け、19枚のシャッターを切り続けたのでした。

連写の途中にピントがズレてしまったネコの写真

撮影したあと、PCで撮れ高を確認してみました。19枚撮り続けたうち、あくびしていた部分はピント位置が首の方にズレてしまいましたね・・・

連写の途中でピントがズレてしまったネコの写真2枚め

あくび終わりのタイミングも、ピントは首のあたり。twitterやfacebookに投稿して、モバイルで見るくらいならごまかせなくもないのですが、大きい画像で見ると無理だなぁ。

 

これはD7500のピント性能というよりも、AFエリアがシングルポイントだったのが恐らく原因と思われます。むむむ。

 

ちなみに、AF性能とは別ものですが、raw+jpg(FINE)の設定でも19枚途切れることなく撮り続けたD7500の連写性能とバッファーメモリの素晴らしさ。強い。D7100は10枚ともたずにメモリがいっぱいになって連写できなくなっていたので、はからずも性能アップを実感したのでした。

 

D7500のAF性能は優秀。あとはAFエリアをどうするか

ニコンDXフォーマットの最上級機であるD500と同等のAF性能で、動く被写体に強いと言われていたD7500。スペック上は理解していたものの、自分で撮影してみることで改めてその性能の高さを実感できました。 

 

AF性能はまったくもって文句なし。あとは被写体を追いかける時のAFエリアをちゃんと選択すれば、動く被写体を狙っていてもピントを大外しすることはなさそうです。そりゃ1点しかないシングルポイントだと被写体の動きがちょっとズレたらピントもズレますよね・・・

 D7500のシングルポイントAF

シングルポイントAFだと文字通り1点なので、ピントを合わせたい部分からポイントが外れると、ピントがズレる(=外れた部分にピントが合う)ことになってしまいますね。

 

D7500のグループエリアAF

「グループエリアAF」はひし形に配置された4つのポイントで被写体を捉えにいってくれます。グループエリアAFだったらネコさんのあくびも外さなかったかもしれませんね。 

 

D7500のダイナミックAF51点

ダイナミックAFは最初に選んだポイントから被写体が外れたら周囲のポイントがピントを合わせにいきます。9点、21点、51点とありますが、51点だとほぼ画面全体をフォロー。これはネコさんより空を飛ぶ鳥みたいな動きがつかみにくい被写体の方が良さげ。 

 

D7500の3Dトラッキング

3D-トラッキングは最初にピントを合わせたら、被写体に合わせてカメラが追尾してくれる、とか。D7100でもあったけど使ったことないんですよね・・・今度試してみよう。

 

細かい設定や使いこなしはちゃんと本買って勉強します。 

ニコンD7500実践活用スーパーブック (Gakken Camera Mook)

ニコンD7500実践活用スーパーブック (Gakken Camera Mook)

 

 

これまでAFエリアはあまり考えずにシングルポイントで撮っていることが多かった私。せっかくのD7500の性能を活かすには、このあたりの設定もしっかり考えないといけませんね。また動く被写体を撮影する時にいろいろ組み合わせて撮ってみることにしましょう。

 

ネコさんを撮影してD7500のAF性能を試してみた記事でした。D7500、やっぱいいカメラ。もっと使いこなさねば!

 

おまけ:動くネコさんをアニメーションgifにしてみました

16枚連写した猫の写真をgifアニメにした

19枚撮ったうち、16枚の写真を繋げてアニメーションgifにしてみました。てこてこ、ふわぁぁぁ、すたっ。

 

今回撮影した機材はこちらでした 
Nikon デジタル一眼レフカメラ D7500 ボディ

Nikon デジタル一眼レフカメラ D7500 ボディ

 
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G フルサイズ対応

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G フルサイズ対応