クリアに澄みきったスーパードライ
2018年12月4日、アサヒビールより特別なスーパードライ「アサヒスーパードライ 澄みわたる辛口」が発売されました。
原材料自体は通常のスーパードライと変わらない「麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ」で、アルコール度数も5.5%と変わりません。ただ、原材料の中身にこだわっているのが「澄みわたる辛口」のウリになっています。
麦芽は2018年に国内で生産されたゴールデン大麦を使っています。そんな火でも収穫後により早く製麦した国産とれたて麦芽を用いた「雑味を抑えた清澄度の高い澄みきり麦汁のみ」を使用していて、ここからも澄んだ感じの雰囲気が伝わってきます。
また、ホップについても新技術で生まれた「クライオホップ」を使用しています。これはホップの苦味や香りの元になるルプリンという成分だけを抽出したもので、余計な雑味などが含まれない、クリアな風味を生み出してくれる、とのこと。
もともとスーパードライが雑味のない「キレ」で勝負するビールですが、澄みわたる辛口はどのような味なのか、さっそく飲んでみましょう!
クリアでクールなスーパードライ
グラスに注いでいく分には、通常のスーパードライとあまり違いは見られません。香りも色もこの時点では変化がないように見えます。
一口飲んでみると、スーパードライらしい炭酸の刺激が感じられ、スーパードライのようなドライさが伝わってきます。ただ、スーパードライらしい味なんだけど、さらにクリアに感じます。文字通り澄みわたる辛口で、雑味のようなものがほとんど感じられません。クリアと言うか、クールな感じ。
麦芽やホップなど、新鮮で雑味のないものを使用しているということで、スーパードライのキレに加えて、その名の通り「澄みわたる辛口」を実現しているビールです。
通常のスーパードライと比べてみました。澄みわたる辛口と違うところは、喉を通るときの刺激というか、ザラッとした苦味があるところですかね。スーパードライらしい、のどごしの刺激。澄みわたる辛口は、こののどごしの刺激がクールだった気がします。ものすごく大きな違いがあるわけではないのですが、飲み比べていると確かに感じる、のどごしの刺激の違い。
本格的に寒くなってきましたが、暖房の効いた部屋であたたかい食事を食べながら、キューッと冷えた「澄みわたる辛口」でキリッと喉を潤す・・・平成最後の年末をクリアに締めくくるのにふさわしいビールではないでしょうか。